私に一番似合うからと、昔からこだわり続けてきたロングヘアだけど、ふと鏡を覗き込んだら、老けたご自身の顔に愕然としているあなた。
長年続けてきたヘアスタイルを変えることは勇気がいりますよね。
ヘアスタイル関係の記事を読んでいると、ある程度の年齢になったら、思いきって切りましょう!
なんて書かれているのを見ても、ヘアスタイルを変えるのって不安ですよね。
そこで今回は、どんなヘアスタイルが、周りの人に時代遅れだと感じさせてしまうのか、お話しさせていただくとともに、どう変えたら良いのかポイントをご紹介したいと思います。
長さは変えずとも、印象は変えることも可能です。
是非実践して、時代遅れのおばさんとは言われないよう、変身してみましょう!
時代遅れのヘアスタイルとは?
ロングヘアは、いつの時代にも普通にいるじゃない!と思われるかもしれませんが、長さの問題ではなく、その整え方により、時代を感じさせてしまうことがあるのです。
例えば、毛先が重たく感じるようなストレートロングヘアに、きっちりとしたセンターの分け目。
逆に、髪の根元からきついパーマをかけている、いわゆるソバージュヘアだったりと。
どちらも、懐かしのバブルを彷彿させますよね。
根元からの、きっちりとした縦巻き髪なんかも時代を感じさせます。
また、結び方によっても時代を感じさせてしまうのことがあります。
きっちりと結べば、清潔感があって良いと思われるかもしれませんが、実際には、きっちりと固めたり、ピンで留めた引っ詰めスタイルの一本結びは、無理をして元気を繕っているような印象を与えてしまいます。見ている人に、その裏にある疲れを感じさせてしまうのですね。
三つ編みや巻き髪、高い位置のポニーテールやツインテールは言うまでもありません。
このように、時代遅れを感じさせてしまうヘアスタイルがお分かりいただけたかと思います。
もし、そろそろ若い頃からヘアスタイルを変えてみても良いかもとお考えなら、今が変えるチャンスかもしれませんよ!
ただし、中途半端に若い子の流行りを取り入れると、イタい状態になる可能性もあります。
詳しくは、次でご紹介しますね。
無理に若者の流行を取り入れなくていい
まずは、前髪を作れば、若く見えるのではと勘違いしていることもあるかと思います。
厚く前髪を取り、マユ毛の上で切り揃えるぱっつん前髪。若い子なら、目元が強調され、より可愛さが際立ちます。
逆に、中高年が取り入れると、年齢の出やすい目元を強調することとなり、より年齢を感じさせてしまったり、無理をして若作りをしようとしている印象を与えてしまいます。
根元から大きくカールさせた前髪も同じことが言えますね。
少し前に流行ったシースルーバングも、目元を隠しているようで、返って目元を強調さてしまう効果があるため、同様のことが言えます。
特にこのすだれのような前髪は、かつてのバブル期にも流行っていたので、ロングヘアと組み合わせて、ずっと変えていない方もいるかもしれません。
今が見直しのチャンスですよ!
また、ストレートのボブヘア、いわゆるおかっぱ頭も、若い子なら初々しく可愛らしさ演出できます。
更に、髪色にも注意が必要です。明るすぎるブラウンは、徐々に黄色か強くなり、くすみつつある肌の色と合わなくなるため、中高年は取り入れないことをお勧めします。
決して、若見えすることはなく、返って髪のダメージが目立ってしまうだけです。
ところで、なぜ、若い頃のヘアスタイルをそのまま続けていたり、逆に若者の流行を取り入れてしまうと、無理をしている印象を与え、時に年齢以上に老けて見られることがあるのでしょうか?
そこで次に、その理由と解決法をご紹介したいと思います。
時代遅れでも若作りでもない年相応の美しさを引き出すヘアスタイルとは?
若い頃からずっと同じヘアスタイルを続けていると、たまたまその時代の流行と違っていて、古臭く感じる、時代遅れ感が出ることはあります。
ですが、案外流行は巡りめぐってくるものなので、数十年経ち、時代にマッチする可能性もありますよね。
シースルーバングなんて良い例です。ストレートロングヘアもストレートロングボブも、いつの時代にも一定数います。
それなのに、なぜ、中高年になると、時代遅れ感が出て、時に本来の年齢よりも更けて見られてしまうことがあるのでしょうか?
それは、更年期あたりから、ホルモンが影響して、毛量や髪質が変化するからなのです。
具体的には、
・髪が痩せ細る
・抜け毛の増加により全体的にボリュームダウン
・分け目や生え際から薄毛が進行
・頭皮が弛んで、毛穴が変形することにより、髪のうねりや縮れ毛が出る
・栄養不足により、髪がパサつき、ツヤがなくなる
といった状態が見られてきます。
すると、同じようにヘアスタイルを整えているつもりでも、想像以上に貧相な仕上がりになってしまうのです。
これでは、時代遅れで、老けて見えるのも無理はないですよね。
そこで、これらの問題をカバーすることが絶対条件となるわけです。ボリュームダウンした頭頂部を目立たなくします。
冒頭でお話ししたように、ショートやボブといった髪を短めにカットすれば、頭頂部の髪を持ち上げ、膨らませるやすくなります。
そのため、中高年のお勧めヘアとされるわけですね。
更に、頭皮に張り巡らされた毛細血管から送られてくる栄養や酸素も、髪の根元から10センチ程度までなら、きちんと行き届くため、きれいな髪質ままでいられますしね。
ただしボブの場合は、毛先はあまり透きすぎず、多少重みを持たせた方が、髪全体の落ち着きが良くなり、ツヤ良く見せることができますよ。
でもやっぱり、ロングヘアにこだわる方も諦める必要はありませんよ!例えば、
髪全体に緩やかなパーマをかける
それにより、一番気になる頭頂部を膨らませるやすくすることができます。髪がボリュームアップした印象を与えられますね。
分け目を変えたり、分け目をなくす
同じ分け目を続けていると、より一層目立ちやすくなるのが現実です。思い切って、分け目を変えることで、髪が元に戻ろうとする反作用で膨らみやすくなります。
もちろん、分け目をギザギザにして目立たなくしたり、斜めにしてみても良いですね。
更に前髪を深めに取れば、より一層カモフラージュできますよ。
結び方を変える
顔周りの毛をさりげなく出し、抜け感を演出します。また、結わいた後、頭頂部の髪を緩ませ、膨らませます。
ただこの結び方は、時間が経つと、完全に崩れて、より一層悲壮感を漂わせてしまうので、ルーズに結わいたら、ワックスやスプレーでキープさせましょう。
以上より、ご自身で現在の髪の状態をしっかり把握し、ヘアスタイルを臨機応変に変化させていくことが、ポイントになります。
髪のお手入れも大切ですよ!
年齢に合わせて、ヘアスタイルを変化させていくことと合わせて、髪の状態を少しでも良くするためのお手入れや体のメンテナンスも重要ですよ。
ポイントとしては、
食生活の見直し
髪の成育に必要なのは、バランスの取れた食事です。
睡眠の確保
髪は夜に成育されるので、睡眠時間の確保と、睡眠の質の向上は重要です。
運動
抜け毛の原因となるストレスの解消と、毛根からのきちんと栄養と酸素を取ることができるように、血流の促進させるためにも、運動をすることが一番ですね。
洗髪の見直し
シャンプーを天然素材のものに変更したり、洗い方を見直します。
洗髪前のブラッシングに、ぬるめのお湯を用いての丁寧に予洗いをし、爪を立てずにマッサージをするようにシャンプーを行い、最後は時間をかけて隅々まですすぎます。
髪を乾かす
洗髪後に頭皮を濡れたままにしておくと、雑菌の温床になり、髪の成育を阻害します。
すぐにタオルドライをしてから、ドライヤーで頭皮、髪の順で乾かします。仕上げとして、冷風で髪を整えるとツヤが出ますよ。
その他
育毛剤や頭皮マッサージを取り入れ、血流を促します。
以上のような日々の積み重ねが、年齢に負けない髪を作るのです。
ロングヘアを止めたり、若い子の流行を取り入れれば、良いわけではないこともお分かりいただけたかと思います。
ご自分の髪の状態を把握して、それらをカバーするためのヘアスタイルに変化させていくこと、そして、髪の状態を良くするためのお手入れを怠らないことが大切なのです。
今日からでも遅くはありません!時代遅れでも若作りでもない、年相応の美しさを引き出すヘアスタイルを目指してみませんか。