途中で切れてしまう切れ毛。
切れ毛が多いと、髪の毛のまとまりも悪くなり、パサつきの原因になったりと、いいことがないですよね。
切れ毛が多いと、それだけで疲れたような印象になり、老け見えしてしまうことも。
今回は、切れ毛についてその原因とお手入れ方法をご紹介します。
Contents
切れ毛の原因は何?
切れ毛は、途中で切れている毛のこと。
切れ毛があるということは、髪の毛が健康ではない状態であるということ。
髪の毛の中が空洞になってしまったりすることで弱く、脆くなった髪の毛が途中でちぎれてしまうのが切れ毛です。
外的ダメージで起こる場合と、栄養不足などによって起こる場合の2種類の原因が考えられます。
数本なら心配さりませんが、数が多い場合、カラダの健康に問題がある場合や、病気の可能性もあるので注意が必要です。
ドライヤー
ドライヤーやヘアアイロンなどの熱でダメージを受け、キューティクルが剥がれてしまいます。
キューティクルが剥がれた部分から水分と栄養が流れ出し、中身がスカスカになってしまいます。
摩擦
寝ている間に枕に擦れて、摩擦が起こりキューティクルが剥がれてしまいます。
マフラーや帽子など、日常的に使用しているアイテムでも摩擦によって切れ毛が発生します。
1回くらいでは摩擦が起こったからといって、切れ毛になったりすることはありません。
しかし、毎日使用するアイテムで、同じ場所が擦れてしまうとそこから切れる場合があります。
ヘアゴムやヘアピンなども、毎日同じ位置で使用していると擦れてダメージになり、切れ毛につながってしまいます。
乾燥
髪の毛の乾燥も、切れ毛の大きな原因になっています。
乾燥すると髪の毛も弱くなっています。
乾燥しているということは、髪の毛の内側に水分がない状態だからです。
水分がなく、空洞になっている髪の毛はダメージに弱く、切れやすい髪の毛になっています。
そこへ、ブラッシングや摩擦などが重なると、切れ毛になってしまいます。
栄養不足
栄養不足も髪の毛の内部がスカスカになってしまう原因のひとつ。
栄養不足は髪の毛の栄養だけではなく、カラダ全体の栄養が足りないという状態のことです。
栄養不足になると、髪の毛、爪といった末端の細胞は命に関わるものではないため、1番後回しにされてしまいます。
髪の毛に必要な栄養素は
・タンパク質
・ビタミン類
・亜鉛
・ミネラル類
などですが、これらの栄養以外にもバランス良く摂取することが必要です。
ストレス
ストレスと切れ毛は一見関係がなさそうに思えますが、実は密接な関係があります。
ストレスを受けると、女性は特にホルモンバランスが崩れてしまいます。
すると、自律神経が乱れたり、免疫力の低下に繋がります。
それによって、血行が悪くなり、必要な栄養が髪の毛にまで行き渡りません。
また、自律神経が乱れると、不眠や生理不順などの原因になります。
髪の毛の育成や生成には成長ホルモンが必要になります。
成長ホルモンは質の良い睡眠をたっぷり摂ることが大切です。
慢性的なストレスを受けることで、成長ホルモンの分泌も抑制され、結果として抜け毛や切れ毛が増えてしまいます。
そしてホルモンバランスが乱れると、頭皮が固くなります。
頭皮が固くなると、頭皮の血行不良になり、栄養が髪の毛まで届かなくなってしまいます。
病気
病気、特に内臓系の病気の場合、髪の毛がスカスカになってしまうことがあります。
体調が悪かったり、病気になったりした時、爪がギザギザになってしまったりします。
それは末端にまで栄養を運ぶエネルギがないから。
だから、髪の毛も傷んだり、スカスカになったりしてしまうのです。
切れ毛のお手入れ方法
切れ毛にならないために、
・ストレスを溜めないようにする
・バランスのよい食生活を心がける
・生活のリズムを整える
この3つがとても大切です。
それ以外で出来るお手入れには
・トリートメント
・こまめにカット
・マッサージ
・ドライヤーの使い方
・カラダを温める
などのケアがあります。
1つずつ、詳しく説明したいと思います。
トリートメント
トリートメントでスカスカになってしまった髪の毛の内部に栄養を届け、閉じ込めます。
トリートメントには色んな種類がありますが、ダメージヘア用のものを選ぶといいでしょう。
ホットタオルなどを巻いて時間を置いてから、流すようにするとトリートメント成分が浸透しやすくなります。
こまめにカット
傷んでいる部分をこまめにカットすることで、途中で切れてしまう切れ毛を防ぎます。
こまめにカットすることで、そのうち傷んでいる部分もなくなり、ケアもしやすくなります。
マッサージ
頭皮マッサージは頭皮を柔らかくし、血行もよくしてくれます。
ヘッドスパなどに通ってもいいですし、お風呂に入った時、シャンプーの際、ヘアケアの際についでに指圧する程度でも、毎日続ければ十分な効果を実感することができます。
指圧したい場所は
・頭のてっぺん
これは百会というツボで、自律神経を整えてくれます。
ストレスにも効くといわれていますので、疲れた時、イライラした時に押してみましょう。
・もみあげ
ここは和髎(わりょう)というツボです。
肩こりなどの、筋肉の凝りを和らげてくれます。
筋肉がほぐれると血行もよくなります。
頭皮と首、肩はつながっているので、首や肩が凝っていると頭皮に流れてくる血流も滞ってしまいます。
肩と首の筋肉をほぐし、カラダの力を抜くことでリラックス効果もあります。
そのほか、頭皮やこめかみなど、押して気持ちいいと感じる部分を、気持ちいいと感じる強さでマッサージしてください。
頭にはたくさんのツボがあると言われています。
強く押さずに、自分が快適な強さでマッサージすることが大切です。
ドライヤーの使い方
ドライヤーは短時間で済ませましょう。
放っておいても毛先は乾きやすい部分です。
一番乾きにくい根元部分を中心に乾かしていきます。
根元部分を乾かし終わる頃には、毛先も乾いている状態になっています。
また、ドライヤーをかける時、濡れている状態で無理にブラシを通すのは止めましょう。
濡れている状態はとってもデリケートで傷つきやすくなっています。
指を開き、「パー」の状態にしたのを櫛の代わりにして、無理にひっぱらないように梳かしましょう。
カラダを温める
頭皮の血行をよくするには、カラダを温めることが大切です。
一時的なことではなくて、いわゆる基礎体温をあげることが重要になってきます。
・冷たいものを摂取しない
・カラダを冷やす食べ物(きゅうりなど)は避ける
・薄着をしない
以上のことに気をつけ、水やお茶は温かいものか常温で飲む、食事もスパイスなどでカラダを温める、適度な運動を習慣化する、などを心がけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回が切れ毛の原因とケア方法、対処法などをご紹介しました。
多くの髪の毛、頭皮のトラブルと一緒で血行をよくし、栄養をバランス良く摂取する、生活のリズムを整えることで予防できます。
また、ドライヤーやマッサージなど、毎日何気なく行っていることを少し意識して気をつけるだけで切れ毛防止に繋がります。
参考にして、切れ毛のないキレイな髪の毛を目指してくださいね。