育毛剤

育毛剤の正しい基礎知識!薄毛女性に大切なのは有効成分

薄毛に悩む女性で対策の一つとして良く用いられる育毛剤。

育毛剤には様々な種類が販売されていますが、どれを選べばいいかわからないという方も多いはず。

頭皮に合ったものを使わないと、薄毛を改善させるつもりが頭皮環境を悪化させてしまう可能性もあるのです。

そこでこの記事では育毛剤について正しい基礎知識を身につけ、自分に合った育毛剤を選ぶ方法を解説していきます。

ポイントは配合されている有効成分ですので、育毛剤の使用を検討されている方は是非参考にしてください!

抜け毛や薄毛の原因

育毛剤について知る前に、まずは悩みの原因である抜け毛や薄毛になぜなってしまうのかを理解しておきましょう。

一日に抜ける髪の毛の量が100本以上あるという方は、何らかの原因で抜け毛が悪化し、薄毛になっている可能性がありますので注意しましょう。

シャンプーの仕方が悪い

シャンプー剤の付け方、洗い方の誤りが髪の毛の負担になったり、髪に大切な頭皮をしっかり洗えないことで頭皮環境が悪化し、元気な髪の毛を生成できなくなっている場合があります。

また、シャンプーやリンスに含まれている香料や合成界面活性剤は髪に有害です。

脱脂力が強すぎるものや、ふけ取りシャンプーも頭皮環境を悪化させる原因となっていますので控えるようにしましょう。

シャンプーはできれば頭皮の成分と同じアミノ酸系シャンプーで、洗浄力が強すぎないものをおすすめします。

ダイエット

急な体重の減少により血液やその原料であるタンパク質の不足により、生理不順や生理ストップなどの体への変化だけでなく抜け毛が多くなる人もいます。

体重が気になる方は無理に食事制限などはせず、バランスの良い食事と適度な運動習慣を心掛けて体重管理してください。

出産後

産後はホルモンバランスが乱れやすいため、抜け毛が一時的に多くなってしまう方が多いです。

産後の抜け毛はしばらくすれば治る方もいますが、血液を十分に作ることができなくなり、また出産後の精神的ストレスも血行を妨げ、抜け毛が悪化してしまう可能性もあります。

その他の原因

上記で紹介した原因のほか、食生活の誤り、頭ののぼせなども抜け毛の原因となってしまいます。

老化や遺伝も重要な要素ではありますが、抜け毛の原因としては先天的なものは半分です。あとの半分は後天的なもの。

その後天的な原因を改善すれば、あきらめていた抜け毛が改善される可能性は十分にあります。

しかし一度悪化した抜け毛、失われた髪の毛を改善・取り戻すには生活習慣の改善だけでは難しいです。

そこで育毛剤を使用することによって頭皮環境を改善し、元気でたくましい髪の毛を生成できるようになりますので、是非一度使用を検討してみてください。

育毛剤とは

育毛剤は頭皮の保湿をしたり、血行を浴したり、頭皮の炎症を抑えたり、アレルギーを出にくくするのが目的です。

薄毛に対しては、改善がみられる方とみられない方がいるのが現状。

理由は、髪を作る毛母細胞は皮膚の奥にあり、たとえ育毛剤を付けても有効成分がおくに浸透するまでに表面を流れ落ちたり、蒸発したりして十分に浸透しないことが多いためです。

また、有効成分の濃度が高ければ浸透度も高まりますが、逆に頭皮に過度な負担をかけるリスクも高まります。

育毛剤の選び方

市販の育毛剤はさまざまなものが販売されていますが、選び方で肝心なのは有効成分がきちんと入っているかどうかです。

現在のところ、医薬品としてはっきり発毛効果が認められているのはミノキシジルという成分。

初めて使う育毛剤に関しては大量につけず、少量付けてはまずは自分の頭皮に合っているどうかを確認すること。

あわないものを無理に使うと、抜け毛を招くことにもなりかねません。

育毛剤に使われる主な有効成分

・ミノキシジル:発毛効果が認められた成分
・センブリエキス:末梢の血管を拡張させ血流を改善する
・ニコチン酸アミド:毛母細胞を活性化させる
・アデノシン:毛母細胞を活性化させる
・β-グリチルリチン酸:殺菌作用を持つ
・ショウキョウチンキ:血行促進効果や抗菌作用、抗酸化作用がある
・塩化カルプロニウム:頭皮の血管を拡張させる働きがある

上記は市販の育毛剤に含まれている主な有効成分とその働きをまとめたものです。

ミノキシジルは毛母細胞に働きかけ、髪の成長を早めます。

もともとは高血圧の薬として使用されていましたが、その副作用として多毛症があることから、発毛・育毛成分として着目されることに。

とはいえ、ミノキシジル配合の育毛剤でも、半年は使い続けないと効果は出ないと思っていてください。

このほか市販の育毛剤には、植物エキスが配合されていることが多いですが、有効成分濃度を極端に上げることができないため、確実に発毛するとは言えません。

育毛剤に関する疑問

育毛剤には様々な種類があり、選ぶ方がわかったところで、育毛剤に関する様々な疑問に対して解説していきます。

同じ疑問を抱いている方は是非参考にしてください。

男性用と女性用の育毛剤の違いは?

男性と女性の頭皮の状態は異なり、男性の方がかなり脂っぽいといえます。ですから男性用育毛剤の方には清涼剤が多く入っています。

また、男性用では有効成分の高いものも販売されているのです。

女性が男性用の育毛剤を使ってもいいの?

男性と女性の薄毛の原因は異なりますので、育毛剤の有効成分も異なることがあります。

基本的には使っても問題はありませんが、有効成分の濃度の高いものは皮膚がかぶれたりするリスクが高まります。

発毛成分のミノキシジルは、白髪にも効くの?

残念ながら、白髪に有効とは言えません。白髪は毛母細胞にあるメラノサイトの働きが弱くなって出てきます。

ミノキシジルには血行促進作用はあるものの、メラノサイトを刺激する作用はないので、色素にまで影響を与えることはできません。

育毛剤を選ぶポイントは?

有効成分がきちんと配合されていることが大前提。各メーカーが吟味した上で配合しているはずなので、成分に対して疑問や不安がある場合は、きちんと聞き、納得してから購入するようにしましょう。

育毛剤を付けても効果なし。やめるべき?

育毛剤の効果の出方には個人差があるようです。実際はかなりの期間、地道に続けてこそ効果が得られることがほとんどです。

最低でも半年は続け様子を見ましょう。それでも効果が得られないようであれば、辞めるという選択肢もあります。

医薬品と医薬部外品があるのですが何が違う?

医薬品は医師の管理が必要なもので症状の治療を目的としますが、副作用があることも考慮すべきです。

医薬品部外品には副作用はほとんどありませんが、その目的は予防に重点がおかれています。

したがって医薬品の方が副作用などのリスクはありますが、効果・効能をより期待できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?この記事では育毛剤の正しい基礎知識と、その選び方について解説してきました。

市販で販売されている育毛剤を選ぶポイントは、配合している有効成分が何かを基準とすることです。

有効成分が豊富に含まれているものでも、頭皮に合わなかったり、効果が出なかったりするので、使用前には必ずパッチテストを行いましょう。

頭皮に合っていないものを継続して使い続けると、頭皮の炎症を起こす原因となってしまいますので注意してください。

自分に合った育毛剤を選んで、抜け毛・薄毛の悩みから解放される生活を目指しましょう!