最近は女性にも多いとされている薄毛や抜け毛。
薄毛の原因は決して1つではありませんが、生活習慣を見直すだけでも随分と変わってきます。
髪によくないとされる生活を送っていませんか?
薄毛予防のカギは、生活習慣が大きく関わってきます。
ここでは薄毛予防から対策に関することまで、日常生活の中で少しずつでも自宅で実践できることをお伝えしていきたいと思います。
Contents
薄毛予防のカギは生活習慣にある?
女性の薄毛や抜け毛は、年齢的なことも関係しています。
更年期などによる、体内のホルモンバランスの変化もその1つです。
ただ、そればかりとは言い切れません。
同年代でも豊かな髪を持続している人もいるということは、他にも原因があるということです。
そして、薄毛予防のカギは生活習慣にも潜んでいることも多いのです。
そもそも女性の薄毛とは?
最近、薄毛で悩む女性が多くなってきています。
そもそも薄毛とは、生え変わってくる髪が、ハリ・コシのない細い髪になっていき、全体的にボリュウームダウンしてしまうということです。
女性の薄毛で多いのが、『びまん性脱毛症』です。
髪の毛全体が薄くなっていきます。
原因としては、ストレスやダイエット・老化などがあります。
間違ったヘアケアも、薄毛を進行させてしまう原因の1つになります。
その他、長い間髪をきつく引っ張ることで、頭皮に負担がかかり部分的に抜けていく、牽引性脱毛症。
出産後、ホルモンのバランスが変わって髪の毛が抜けやすくなる、分娩後脱毛症。
女性の抜け毛・薄毛は、男性の薄毛とは根本的に違う理由になります。
髪によくない生活習慣5つ
毎日の何気ない生活習慣が、髪によくない影響を与えていきます。
頭皮の血行不良や度重なる外食生活・好き嫌いの多い偏った食事からくる栄養不足は、髪にもいいとはいえません。
では具体的に髪によくない生活習慣5つをお伝えします。
1. 喫煙
タバコに含まれるニコチンが、血管を収縮させることで、髪に十分な栄養が行き届かなくなります。
2. 運動不足
慢性的な運動不足で筋肉が固くなると、肩こりなどの血行不良になります。
血流が悪くなると、心臓から一番遠い頭皮へ運ばれる栄養が滞ってしまいます。
3. ストレス
ストレスにより自律神経のバランスが崩れて交感神経が活発になると、血管の収縮が起こって血行不良となります。
当然頭皮にも栄養が行かない状態になっていきます。
4. 無理なダイエット
過度なダイエットにより栄養不足になると、体全体はもちろん、頭皮にも栄養が行き渡らなくなります。
タンパク質は髪の主成分であるため、不足すると抜け毛に繋がります。
5. 不規則な睡眠生活
日中に受けた髪のダメージは、夜の睡眠中に髪や頭皮の修復作業を行います。
睡眠不足になると成長ホルモンが減少し、修復作業が行われなくなってしまいます。
何気なく送っている生活習慣を見直すことが大切になります。
よくないとされる習慣をやめるだけでも、徐々に変化がでてきます。
自宅でできる薄毛予防と対策3つ!
どんなにいいといわれる薄毛予防や対策でも、毎日続けることができないと、一時改善されてもまた結局元に戻ってしまいます。
そのため、これまでの生活習慣の見直しが大事になってきます。
毎日の生活の中でできる、薄毛予防と対策にいい生活習慣を3つ、詳しくお話ししていきます。
快適な睡眠
質の良い睡眠をとることで、健康的な頭皮と髪が育ちます。
快適な睡眠で副交感神経が優位になると、血行もよくなり髪にも栄養が行き届くようになります。
可能であれば、PM10:00~AM2:00のゴールデンタイムの、成長ホルモンの分泌が活発になる時間に眠れるといいのですが、仕事をしているとその時間には睡眠がとれない人もたくさんいると思います。
そういった場合は時間にこだわらず、ぐっすりと熟睡できる環境を整えて、睡眠の質にこだわるようにしてみてください。
リラックスした状態で身体の疲れをとることと同時に、髪の修復も行うよう意識していきましょう。
適度な運動
運動することで代謝が上がって血流がよくなると、必要な栄養が頭皮や髪に運ばれていきます。
運動といっても急に難しいことにチャレンジする必要はありません。
毎日の通勤の際に1駅分を歩くとか、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使用するなど、負担の少ない程度で問題ありません。
デスクワークの人は特に運動不足になりがちです。
ですが、今まで運動をしなかった人が急に始めることはハードルも高いですし、3日坊主になりがちです。
毎日駅の階段を上り下りする程度でも代謝が上がりますので、運動不足解消の最初の段階としては十分です。
運動して代謝が上がると血流がよくなるため、健康な頭皮作りにもいい影響がでてきます。
バランスの良い食事の摂取
バランス良く食事を摂取することで、髪まで栄養が行き届くようになります。
食事をしたときに栄養が運ばれる順番としては、髪や爪は最後になります。
身体には生命を維持する機能があり、命を繋ぐ器官である心臓などに、優先して栄養が運ばれていく仕組みになっているからです。
髪の主成分はタンパク質のため、無理なダイエットなどで栄養不足になると、髪まで栄養が回らなくなり、薄毛の原因に繋がってしまいます。
髪にいいとされているものは、タンパク質・ミネラル・ビタミン・亜鉛などになります。
タンパク質は、肉や魚など。
ミネラルは、海藻類。
ビタミンは、レモンやピーマン・豚肉や納豆など。
亜鉛は、牡蠣やレバーなど。
意識して摂取するよう心掛けていきましょう。
育毛お役立ちグッズを3つご紹介
毎日の食事や運動にプラスして実践できるのが、販売されている育毛グッズです。
シャンプーや育毛剤は直接頭皮や髪に付着させるものですから、育毛にいいものを選ぶことが大切です。
シャンプー
シャンプーは毎日のように使いますから、適切なものを選ぶようにしましょう。
商品はたくさん販売されていますが、育毛シャンプーを選ぶときのポイントは3つです。
1. アミノ酸系の洗浄剤
低刺激で頭皮にも優しく、頭皮脂を流しすぎることも防ぎます。
2. ノンシリコンタイプ
頭皮への負担が少なく済みます。
3. 血行促進や保湿力のある成分配合
頭皮環境を整えていきます。
頭皮が固くなっていると、健康な髪の毛が生えづらくなります。
頭皮が柔らかくなるよう、シャンプー毎に指の腹を使ってマッサージを実施すると血行も促進され、良質な髪を育てることに繋がっていきます。
育毛剤・発毛剤
最近女性の薄毛で悩む人が多くなってきたこともあり、薬局などでも女性用の育毛剤が売られています。
育毛剤の役割は、抜け毛を予防し、発毛を促進することです。
育毛剤によって頭皮の血行促進と栄養補給を行い、頭皮環境を整えていくことを目的としています。
育毛剤を選ぶときに大切なこと2つ。
1. 配合成分
基本的に薄毛にいいのは、血行促進や保湿成分などが含まれているものです。
ですが、いくらいいといわれるものでも、もし自分の肌に合わないものを使用していると、頭皮が荒れてしまいます。
女性は合わない化粧品で、肌荒れした経験がある人もいると思います。
頭皮も同じく、自分に合わない成分のものを使用していると、抜け毛や薄毛が進行してしまう恐れもありますので、気をつけて判断してください。
2. 継続購入できる価格
当然ですが、育毛剤は1回購入して終わりではありません。
どんなにいい商品だからといってもあまり高価な物を買ってしまうと、後々続かなくなってしまいます。
それよりも自分に合った商品に出会うことが大切ですから、継続購入できる範囲の価格で、自分が使いやすいものを選ぶようにしてください。
サプリメント
最近は薄毛に効果があるとされているサプリメントも出ています。
ただ、サプリメントを飲んだからといって、薄毛に直接作用するわけではありません。
サプリメントの効果としては、育毛や発毛に良いとされる栄養・ビタミンや亜鉛が配合されているということです。
サプリメントはあくまでも補助食品です。
生活習慣の見直しと平行して、サプリを摂取するという捉え方になります。
まとめ
今は女性の抜け毛や薄毛に対応する商品がたくさん販売しています。
ただ、商品に頼りきるのではなく、あくまでも補助としての捉え方の方がいいと思います。
薄毛の予防・対策としては、日常生活の中で、食事や睡眠・運動といった基本的な生活習慣を改善していくことが大切になります。