女性の薄毛

生活の基本・座り方と立ち方を見直して血行を促し、女性の薄毛を改善しましょう!

気になる薄毛を改善するには、血行を促したら良いことは分かっているけど、その方法がいまいちピンとこないあなた。

良かれと、やり慣れていないハードな運動をしても続きませんよね。

そこで、普段の生活の中の基本体勢である

座り方

立ち方

を見直してみるのはいかがでしょうか?

そんなことで効果あるの?と疑問に思われるかもしれませんが、実は一日の中で一二を争うほど、よく取っている体勢なはずです。

そこを見直すことで、ぐっと体全体の血行もも促されます

今日からでも、これからご紹介する正しい座り方と立ち方を普段の生活に取り入れ、実践してみましょう!

きっと、あなたの気になる薄毛改善が見られるはずですよ。

血行不良だと髪や頭皮にどんな影響があるの?

まず始めに、あなたの頭皮が、健康かそれとも血行不良か確認する方法をご紹介しますね。

健康な頭皮の場合は、髪をかき分けてのぞいてみると、青白い色をしています。

その一方で、血行不良だと、赤茶色でうっ血しているのです。

もし、あなたの頭皮が血行不良であることが判明したなら、髪や頭皮にいかなる影響があるのか、また、いかなる原因でそのようになったのか知る必要がありますよね。

まず血行不良とは、血管が収縮して細くなっている状態のことを言います。

ポンプの役割を果たしている心臓から遠くにあり、かつ心臓の上部にある頭皮は、重力の関係上、特に血流が悪くなる傾向があります。

また更に、頭皮には筋肉がほとんどないので、血管の働きを助けてもらえないという事実もあります。

その結果、髪の土台となる頭皮が乾燥してしまったり、逆に、過剰な皮脂分泌を引き起こしてしまうのです。

すると、髪の成育が衰え、薄毛を進行させてしまうわけですね。

この血行不良は、もちろん頭皮だけではなく、全身に及びます。

例えば、多くの女性が悩んでいる、冷え性便秘を進行させてしまうのです。

その血行不良を起こす原因としては、ストレス過多や睡眠不足、生活習慣(運動の不足や不摂生など)や食生活、自律神経の乱れなどが考えられます。

その結果、血液もドロドロになり、頭皮に張り巡らされている毛細血管から、毛母細胞まで栄養が行き渡らなくなり、髪の成育にも影響を与え、薄毛を進ませてしまうわけですね。

以上より、血行不良による影響や、その原因がお分かりいただけたかと思います。

ただ、その改善のために、大きく生活を変えるのは、体力や時間的に難しい方も多いでしょう。

そこで次に、より手軽で時間をかけずに取り組みやすい、生活の基本動作に注目し、血行を促進させる方法をご紹介します!

生活の基本「座り方」の正しい方法をご紹介!

ご自分の生活を思い返してみて下さい。

お仕事中はもちろん、在宅時でも座っている時間は非常に長くありませんか。

ここを改善することが重要であることがお分かりいただけると思います。

本来、人間は動き回る動物であり、長時間の座っているような体の構造になっていません。

ですから、誤った座り方を続けていると、筋肉や関節、内臓に負担をかけ、全身の血流が滞ってしまうのです。

その他にも、肩こり腰痛むくみ胃腸の機能低下を引き起こしてしまいます。

あなたにも、心当たりがある不快症状があるかもしれません。

そして人は、楽して筋肉を使わずに座ろうとすると、猫背か反り腰の姿勢になりがちです。

特に女性は、見た目だけはよく見せようと頭が働くため、反り腰が多い傾向にあります。

具体的に悪い座り方の例は、4つあります。

猫背座り

背中が丸まり顔の位置が体の重心より前に出た状態です。

背中座り

背中から腰にかけて丸くなり、背中に重心を置く座り方です。

スフィンクス座り

上体を前傾させ、体重は主に肘で支えている状態です。

腰というよりは背中をぐっと反らし、両肩が上がった体勢になります。

ちょこん座り

浅く腰かける座り方です。

前傾した体重を足の付け根と座骨で支えているため、そけい部やもも裏に余計な力がかかってしまいます。

どれか当てはまる座り方はありましたか?

では、ここから正しい座り方をご紹介しますよ!

一番のポイントは、骨盤の位置です。

座面に深く座り、骨盤を立たせるようにします。

前傾させた反り腰でも、後傾した猫背でもありませんよ。

横から見て、耳、肩、坐骨が直線で結べるようなニュートラルな中間点で止めるようにします。

すると、不思議と全身の力が抜けるので、無駄に力が入っていた箇所を傷める心配も、また、不快症状を起こすこともなくなります。

ただし、骨盤を支えるために、下腹に力を入れることはお忘れなく

次には、90度に曲がるようにし太ももと床が平行になっていれば、ベストです。

無理に閉じたりせず、軽く開いている方が骨盤が自然に立つようになりますよ。

ただ、椅子がどうにも自分の体型に合っていないなと感じたときは、薄手のタオルを用意します。

15センチほどの折り幅で八つ折りにして、お尻の下に敷くことで、上手に骨盤を立たせやすくなりますよ。

その場合は、おおよそ1時間ごとに座り直すようにして下さいね。

以上が正しい座り方になります。

ポイントは骨盤です。

是非、実践してみて下さいね。

では次に、立ち方をご紹介しますよ!

生活の基本「立ち方」の正しい方法をご紹介!

かつてバリバリを運動をしていた方でも、更年期に差し掛かると筋力は自然と衰えてきます。

すると、立ち方も変化してくるのです。

更に、あまり運動習慣のなかった方なら、なおさらです。

楽な立ち方をする癖がついているはずです。

すると、肩こりや腰痛といった不快症状を発生させてしまったり、せっかく気合いをいれて、ウォーキング等の運動を取り入れてみても、その効率がガクンと落ちてしまいます。

そこで、正しい立ち方を習得することで、全身の血行を促進させ、不快症状の改善を目指してみましょう!

まずは、あなたの立ち方のタイプをチェックしますよ。

壁に沿って、いつも通りに立ってみて下さい。

反り腰

お尻だけが壁に当たり、腰と壁の隙間は広く、頭が胸より前に突き出た状態です。

腹突き出し

背中が壁に当たっているものの、骨盤から下は壁から離れており、お腹が突き出た状態です。

猫背

背中が丸まって壁に当たっており、お腹は引っ込んでいますが、頭はぐっと前に突き出た状態です。

これらの姿勢では、肩や腰にばかり過重かかり、傷める原因になってしまいます。

当然、全身の血行も悪くなりますよね。

そこで、正しい立ち方をご紹介!

同じように壁を使って、鏡を見ながら、セルフチェックを行います。

特に注意すべきポイントは、肩甲骨骨盤の位置ですよ。

では、具体的な部位ごとのポイントを

まずは、後頭部です

壁に付けるようにします。

次に、両肩と肩甲骨です

こちらもまた、壁に付けるようにします。

特に猫背の方は、離れがちなので、注意が必要です。

次に、腰とお尻です

腰は、壁と手の平1.5枚分のスペースを空けるようにします。

拳が入ってしまったら、空け過ぎですよ!

一方で、お尻は壁に付けるようにします。

特に腹突き出しタイプの方は、離れがちなので、注意が必要です。

最後に、両足です

揃えて、つま先は正面に向け、かかとは壁に付けます

以上が正しい立ち方です。

鏡で横から見ると、頭からつま先まで一直線なのがお分かりになると思います。

これが、一番体に負担のない、自然な立ち方です。

是非、何回か実践し、鏡を見て確認を繰り返しながら、マスターしてみて下さいね。

正しい座り方と立ち方についてお話ししてきました。

最初は、長年の癖の影響で、実践するのは少し難しいかもしれません。

ただ、鏡を見ながら、ご自分の体に意識を向けることで、きちんと体勢が整い、マスターできるはずです!

しかも、体に無理に負荷をかける運動とは違い、どちらも体にとって無理のない自然な体勢なのです。

ですから、普段の生活に取り込み、実践し続けることで、あなたが気になる腰痛や肩こり、頭痛、胃腸の機能低下や疲労感といった不快症状を和らげ、更に全身の血行が滞ることなく促され、薄毛に改善がみられてくるはずですよ。