近年では欧米化の影響もあり、朝食に白米と味噌汁に焼き魚といった和食を食べる方の割合は少ないようです。
洋食の定番でもあるパンは、忙しい朝でも手軽な上、時間を掛けずに食べられるので好む方も多いでしょうか。
中には朝が苦手で、コーヒーや野菜ジュースなどを一杯飲んで終わりという方も現代では良く見られます。
理想では朝から乳製品も取り入れたい所ですが、牛乳よりもヨーグルトを好む方は多そうです。
手軽に食べられますし、何と言っても牛乳よりも美味しく感じられるからではないでしょうか。
今回は、乳製品の中でも人気のヨーグルトに着目して薄毛にどのような影響を与える可能性があるのかご紹介していきたいと思います。
そもそも乳製品とは
牛乳を加工して作られた製品の事です。
発酵させたものがヨーグルトです。
また、濃縮するとイチゴに欠かせない練乳となります。
クリームは牛乳を分離させた乳脂肪分です。
バターはクリームを凝固させて出来ます。
他にも、低脂肪乳や乳酸菌飲料やアイスクリームなど乳製品の種類は実に豊富であると言えます。
乳製品の大本でもある牛乳ですが、独特の香りや味わいに苦手意識を持っている方も多く感じられます。
しかし牛乳には、多くの栄養素が含まれているのです。
中でも代表的なのが、カルシウムでしょう。
牛乳と言えば、骨を丈夫にする為に飲みなさい!幼いころに大人に言われた経験がある方は多いと思います。
思い返してみると、学生時代の給食には必ず牛乳がありました。
自ら進んで飲む生徒もいる一方で、牛乳が苦手で息を止めて早々と飲み切ってしまうという苦労をしていた生徒もいたものです。
様々な料理やお菓子作りに欠かせない存在ではありますが、やはりそのままダイレクトに飲む事に抵抗のある方は現代でも多いようです。
牛乳の殆どは水分が占めています。
白い液体の殆どが水分なのです。
しかし残りの部分に、様々な栄養素が含まれています。
代表的な栄養と言えば、カルシウムの他にタンパク質でしょうか。
タンパク質と言えば、髪の毛の大半を占めている成分ですから、タンパク質無くして髪の毛は作れないと言っても過言ではないと思います。
髪の主成分であるケラチンはタンパク質から作られているのです。
また、ビタミンB2も含んでいます。
発育に必要なビタミンとも言われており、髪だけでなく皮膚を作り出す細胞の再生をという大切な役割を担っています。
美容に欠かせない存在でもあります。
1日に必要な量はコップ1杯に換算すると1/4程の牛乳から補う事ができると言われています。
ビタミンB2はサプリメントとして手軽に摂取できることもあり、テレビなどでもよく耳にする機会がありますが、口内炎や肌荒れを回避する上でも必要なのです。
まさにストレス社会でもある現代を生きる女性にとって、手放せない栄養素でしょう。
ヨーグルトは育毛に向いている
それでは、老若男女問わず人気の高いヨーグルトに着目してみましょう。
低脂肪乳製品でもあるヨーグルトにもまた、多くの栄養素が含まれています。
コマーシャルでも言われていますが、腸内環境を整える存在として謳われています。
便秘がちだったりすると、大半の方はヨーグルトに頼り便通を促そうと試みるでしょうか。
腸内環境が悪化してしまうと、食事から取り入れた栄養素が体内に吸収される事にも悪影響を及ぼし兼ねません。
よく聞く悪玉菌が増えてしまうと血液の流れも悪くなってしまうのです。
血液の流れが滞りやすくなってしまうと、必要な栄養素が身体全体に行き届きにくくなります。
その結果、頭皮にも栄養が行き渡りづらくなり薄毛や抜け毛を引き起こしてしまう原因となるのです。
また、ヨーグルトにはご存知の通りカルシウムが含まれています。
髪の毛の成長に欠かせません。
このカルシウムですが、実はヨーグルトにもあたる低脂肪乳製品に多く含まれているようです。
カルシウムと言えば、骨を丈夫にする事で広く知られています。
しかし、骨を丈夫にする以外の働きも担っています。
必要不可欠な存在であるカルシウムですが、体内で不足しているとなった場合、骨や歯から補われるようになってしまうのです。
すなわち、骨や歯の状態が悪化してしまう可能性が否めません。
カルシウムが不足してしまった場合を思い浮かべてみましょう。
骨がスカスカになってしまい、脆く折れやすくなる危険性が高まります。
そして、骨が脆くなる事で健康的な身体を維持出来なくなってしまい疲れやすい身体になるのです。
血流の流れも悪くなり、頭皮に必要な栄養も行き届かなくなり頭皮の環境も悪化し薄毛や抜け毛を引き起こす事となるのです。
そして近年ではヨーグルトの種類も豊富になってきていますが、中でも注目したいのがギリシャヨーグルトです。
水分が一般的なヨーグルトに比べると少なく、ずっしりとした濃厚さが感じられるでしょうか。
ギリシャヨーグルトにはパントテン酸と呼ばれるビタミンB5が含まれています。
頭皮から出る皮脂の分泌を正常化させる働きを担っています。
頭皮が油っぽくなりすぎると、ベタベタして毛穴が塞がれて汚れも詰まりやすくなり、抜け毛の原因にもなります。
また、髪の成長に欠かせないアミノ酸の働きを助ける役割もしているのです。
そして薄毛や抜け毛を招く原因の1つでもあるストレスに関しても、パントテン酸の効果的な働きが期待されます。
なんと、ストレスを軽減させてくれると言われているのです。
人間はストレスを感じると副腎から副腎皮質ホルモンを分泌するのです。
しかしパントテン酸は、副腎の働きを助ける効果があるのでストレスの緩和が期待できるという訳なのでしょう。
ストレスを感じると、気持ちを穏やかに保つことが容易ではなくなってしまいます。
活性酸素の分泌が増加することによって、精神的のバランスを崩しかねないのです。
活性酸素は老化を招くと言われています。
身体を錆びさせる事にも繋がるので、パントテン酸の効果によって、食い止めたいものです。
種類にも気を付けよう
ヨーグルトの種類が豊富ではありますが、実際に選ぶ際に気を付けたい点が幾つかあります。
まず、加糖についてです。
当然ながら、お砂糖が沢山入っていたり果物や果汁ソースが入っているタイプのヨーグルトは有無を言わず美味しいと感じる事でしょう。
その美味しさから、ついつい毎日食べるのに丁度良いと感じたり、ヨーグルトだけれどスーツ感覚が強く選んでしまう方もいるでしょう。
また、ヨーグルトなのでケーキやプリンのよりもカロリーが控えめであるち思い、自分へのご褒美として購入する女性も多そうです。
ところが、とても甘いタイプのヨーグルトは育毛を望む上では不向きのようです。
出来たら無糖や低糖質の物を選ぶ事が良さそうです。
もちろん、加糖タイプのヨーグルトに全く育毛に対する効果が得られないという事はなさそうではあるのですが、糖分の多さが育毛を阻害してしまう可能性があるのです。
糖分を多く体内に取り入れると、悪玉菌の増加を促す可能性が高まります。
先に述べたように、悪玉菌が増えることによって血液の流れが悪くなり、頭皮に必要な栄養などが行き届きにくくなります。
悪玉菌の増殖はもちろんですが、糖分を多く取り入れてしまうと肥満などにも繋がってしまうので極力控えるように心がけることも大切でしょう。
そう言われてみても、無糖などのヨーグルトは味気なくてあまり好きじゃないと思う方もいるでしょうか。
そのような方には、少し甘みの感じられるオリゴ糖などをヨーグルトにプラスしてみるのもおすすめです。
砂糖に比べてカロリーも格段に低いので、利用してみると良さそうです。
甘みをプラスするだけでなく、オリゴ糖にはお腹の調子を整える効果が期待できます。
整腸作用や腸内細菌を増やす働きを担ってくれるのです。
上記の内容から、ヨーグルトには、育毛に効果的な働きがあることがお分かり頂けましたでしょうか。
もちろん、どの食べ物でも食べ過ぎてしまっては本来の効果を得られることは難しくなってしまい、むしろデメリットが生じてしまいかねません。
1日1個程度を目安に取り入れて行けると良いかと思われます。
食べてヨーグルトの持っている成分を取り入れるだけでなく、そのままヘアパックとして使ってみるのも髪の毛のダメージケアに良いそうです。
直接髪の毛に付ける際には、プレーンタイプの物を使う様に気を付けましょう。