女性の薄毛

若い女性ほど薄毛に注意!若年性脱毛症とは?

「髪は女の命」といわれているほど、頭髪は女性の美しさを左右する大切な要素だと考えられています。

現代においても頭髪は、その日との美貌やセックスアピール、あるいは文化や流行りへのセンス、社会的地位などを象徴する一面があります。

しかし若い女性ほど薄毛に注意です。最近では薄毛になてしまう要因が多岐にわたって女性をむしばんでいます。

薄毛になると、自尊心を大きく低下させてしまうことになります。

そこでこの記事では若い女性でもなってしまう「若年性脱毛症」について深く分析していき、その予防方法や治療方法を解説していきます。

ずっと美しい髪の毛を保ちたい女性の方は、是非ご一読ください。

女性の脱毛症

男性ほどではありませんが、女性の脱毛症の割合はひと昔前よりも多くなってきているという印象があります。

一概には言えませんが20~30代の方でも薄毛になってしまう「若年性脱毛症」に頭を悩まされている人も少なくありません。

こうした女性の脱毛症は、男性の脱毛症と比べるとより専門的な診断・治療が必要となってきます。

それは、女性の脱毛症は年齢や症状、原因などにバリエーションが多いからです。

一般に女性の脱毛症の多くは、更年期を迎えてホルモンバランスが崩れるとともに発祥することが多いのですが、それより若年性脱毛症は割合が少ないだけにそれだけ悩みが深刻なことが少なくありません。

女性の脱毛症の場合も、早くに治療に臨めば、それだけ治療効果も出やすいので、なるべく速い治療が望ましいといえるでしょう。

若年性脱毛症

若年性脱毛症は一時的に脱毛が起こる場合があります。抜け毛が気になるようであれば診察を受けて、まずは何が原因となっているのかを特定する必要があります。

中には生活指導や体質改善だけで症状が好転する場合もありますので、症状が悪化しないうちにケアできれば安心です。

若年性脱毛症の原因

若年性脱毛症の原因としては次のようなものが挙げられます。

・精神的なもの
・血流障害
・病気によるもの
・薬物の副作用によるもの
・パーマやヘアカラーなどによる刺激によるもの

こうした原因の脱毛症はそれぞれに合った治療・対処法がありますので、まずはこうした原因を突き止めることが必要となります。

若年性脱毛症の症状

以下のような症状が表れる、心当たりがある方は、若年性脱毛症を疑いましょう。

・朝起きたときに、枕に髪の毛がついている
・ストレスで髪の毛が抜けた
・抜け毛がひどく、このままでは心配
・周囲の人から、髪の毛が薄くなったことを指摘される
・フケが多い
・育毛剤・養毛剤の効果が全くない
・円形脱毛症になっている
・出産をきっかけに髪の毛が薄くなった

などに当てはまることがあれば、治療医を検討することが最善です。

薄毛に気に病むこと空派生するストレスの解消をするのも大切といえるでしょう。

円形脱毛症

円形脱毛症という10円玉ほどの脱毛ができる症状は、大人だけでなく子どもでも発症する場合があります。

子どもの場合は学校、大人の場合は仕事場などの社会的生活を送ることが、この疾患のために苦痛になることもあります。

時間が経過するにつれて自然治癒することもありますが、精神的に負荷がかかるようであれば治療をして、早く精神的な苦痛を取り除くことをおすすめします。

薄毛になるメカニズムを知ろう

ここまで若年性脱毛症について解説してきましたが、ここからはどのようにして薄毛になるのか、また毛髪のメカニズムについて少し触れていきましょう。

髪の毛がどのようにして成長しているのかを知ることで、薄毛に対して対策がしっかり取れるようになりますので、是非ご一読ください。

頭髪の数は10~15万本

人の全身には約500万本の毛生えています。その中で、頭髪は約10万~15万本といわれています。

東洋人は太くて硬い髪の毛が多いので、平均して約10万本くらいだと考えられています。

毛は皮膚に付属している器官です。植物を地下にある根と地表に出ている茎や葉、あるいは花に分けることができるように、毛も皮膚に埋まっている毛根と外に出ている毛幹に分けることができます。

毛髪のヘアサイクル

10万本あるといわれている髪の毛の1本1本にはそれぞれの成長サイクルがあります。

その成長サイクルは成長期(約2年~7年)・退行期(約2週間)・休止期(約3か月)と3つに分けることができます。

毛は成長期の間で伸び続けて(1か月で約1㎝)、退行期・休止期になると伸びるのを辞めて、やがて抜け落ちていきます。

頭髪は通常1日平均で100本(3か月で毛髪全体の1割に当たる約1万本)が抜け落ちていっています。

この抜け落ちたところから、また新しい髪の毛が生えていくのですが、こうして生えて、成長して伸びて、また抜け落ち、新しい髪の毛が生えるという循環を周期的にとらえることができます。

この生えてから次の新しい毛が生えるまでを「ヘアサイクル(毛周期)」と呼んでいます。毛周期は健康な髪の毛で5年~7年くらいです。

毛髪サイクルは季節によって変動する

この毛髪サイクルは季節によって多少の変動があります。

つまり、紫外線が強い夏には頭部を守るために髪の毛の量が多く(成長期の髪の毛の割合が多く)、紫外線が弱い冬の期間には髪の毛の量が少なく(成長期髪の毛の割合が少なく)なるのです。

夏が終わると、急に抜け毛が増えるという経験をしたことがあるかもしれませんが、それにはこんな理由があるからなのです。

このヘアサイクルが短くなると、すなわち、退行期間や休止期間は変わらず、成長期間だけが短くなると、頭髪全体として見た場合、十分に成長した髪の毛の数が生え始めの毛の数に対して少なくなっていきます。

つまり、成長していない生えかけの毛や抜け落ちた毛の割合が多くなるために全体として薄毛となってしまうのです。

太い毛と細い毛の違い

同じ毛の本数であっても、20代のはじめまで太く硬かった髪の毛が、年齢を経ていくにつれて細く柔らかくなっていくことがあります。

さらに、薄毛が進んで細い毛が産毛のように頼りなく見えにくい髪の毛となっていくことがあります。

太い毛と同じ本数の細い毛や産毛が生えていても、頭髪全体のボリュームはとても少なく見えてしまうのです。

また薄毛はヘアサイクルが短くなるとともに、加齢による老化や男性ホルモンによって新陳代謝が悪くなり、栄養が十分行き渡らなくなることにも起因します。

毛の成長が阻害されていくと、退行期・休止期のあとに抜け毛があっても次の成長期が訪れない、つまり新しい毛が生えてこなくなってしまい、毛髪の数が少なくなっていきます。

薄毛の原因を把握し、その原因を取り除きましょう!

いかがでしたでしょうか?この記事では若い女性でも薄毛になってしまう「若年性脱毛症」の特徴や、薄毛になっていくメカニズムについて解説してきました。

若い女性でも様々な原因によって脱毛症になってしまうことがありますので、若いからといって抜け毛の多い日を放置していると、後から取り返しの付かない状態になってしまいます。

なのでいつもより「抜け毛が多い」「毛髪のボリュームが減少している」と悩んでいる方は、その原因について調べるようにしましょう。

ヘアサイクルをしっかり理解し、髪の毛について知識を付けることで薄毛になってもすぐに対処することができますので、この記事を参考にしながら薄毛対策をしていきましょう!