ヘアケア

薄毛女性も知っておきたい!日本人と欧米人の髪質の違いとは?

欧米のモデルさんみたいなヘアスタイルしてみたいなぁと思ったことありませんか?

ブロンズでふわふわっと軽やかに揺れる髪は憧れますよね。

一方で、現実の自分の髪は、真っ黒で硬くて重くて真っ直ぐで…。そんなヘアスタイルできるの?と考えてしまうのも無理はありません。

確かに、日本人と欧米人の髪質は全く異なります。ただ、どちらが優れているというわけでもないのです。どちらにも優れていると点と劣っている点があります。

そこで今回は、日本人と欧米人の髪質の違いをお話しし、日本人の髪の良さを再認識していただければと思っています。

その良さを知ることで、あなたに本当に似合うヘアスタイルが見えてくるはずですよ。

是非、日本人の髪の良さを知り、よりあなたに似合うヘアスタイルにチェンジしてみませんか?

日本人の髪質とは?

まずは、見た目からお話ししたいと思います。その特徴を列挙していくなら、

・黒色で
・太くて硬く
・しっかりと重量があって
・ハリやコシがあり
・癖のないストレートな

髪質の人が多いと言えますね。もちろん、個人差はありますよ。

それはなぜかというと、理由がきちんとあるのです。

髪の色を決めるメラニンには、黒褐色系のユーメラニンと、黄赤色系のフェオメラニンの2種類があります。日本人の髪は、このユーメラニンが多く含まれているのです。

それゆえに、黒色の髪の人が多いわけですね。

また、髪の主なる成分であるタンパク質(ケラチン)が欧米人の髪に比べて、多く含まれているため、髪質は太くて硬く、見た目的にもしっかりと重量のあるハリとコシが出るのです。

更に、日本人の毛穴はきれいな円形をしています。そのために、髪もまっすぐに生えてくれますよ。

そう、なぜ毛穴の形が丸くなるかと言うと、元々の体質もありますが、多湿な気候と潔癖性の性格ゆえに毎日髪を洗う人が多いため、頭皮が薄く柔らかい傾向にあるからとも言われています。

そして、パッと見では分かりませんが、よく分析をすると、髪の表面を覆っているうろこ状のキューティクルが薄く、剥がれやすいのも特徴です。

それゆえに、外部からの刺激に弱く、ちょっとしたことで、キューティクルがダメージを受けてしまいます。

実はこの特徴、デメリットばかりではなく、上手に利用すれば、ヘアスタイルのバリエーションが増えるのです!

平均的な本数は10万本程度になります。

それに対して、欧米人は15万本程度ありますが、先にお伝えした通り、日本人の髪は黒く太くしっかりしているで、むしろ欧米人より多く見えますね。

以上が日本人の髪の特徴です。

欧米人の髪質とは?

同じく見た目からお話しすると、

・明るい色合いで
・細く
・ツヤやコシがなくしなやかで
・ふわふわしている

髪質の人が多いですね。もちろん、日本人以上に様々なルーツを持つ遺伝子が混ざり合っているので、個人差は大きいですよ。

もちろん、それぞれに理由はあります。

いわゆるブロンズの髪色の人は、メラニン色素がどちらの種類も少ない傾向にあります。
その一方で赤毛の人は、フェオメラニンが多いため、その影響を受けた色味になっているのです。

実は、欧米人といえば典型的だと思われているブロンズヘアですが、その数はとても少なく希少で、実際はカラーで金髪にしている人が多いとか。

次に髪質ですが、日本人の黒髪に比べて、ケラチンの含有量が少ないため、細く(日本人の髪の半分ほどの太さに)ツヤ・コシがないですね。

人によっては切れやすく、ロングヘアにならないこともあるそうです。伸ばし途中で、自然に切れてしまうとか。

また、毛穴の形状が楕円形をしているので、癖っ毛のふわふわヘアになります。

この理由もまた頭皮が関わっており、元々硬い上に、乾燥している気候ゆえに洗髪の回数も少なめなので、皮脂に覆われ厚みも出てくるのです。すると、毛穴が押し潰れたような形になり、髪が真っ直ぐ生えることができず、くせやうねった髪になるのですね。

更に詳しく観察すると、髪の表面を覆っているうろこ状のキューティクルは、何層にも重なっていて、分厚くなっています。それゆえに、髪がダメージを受けにくいという特徴がありますよ。

ただし、髪が細くてコシがない上に、キューティクルが厚いため、カラーやパーマの薬剤が効きにくいというデメリットも同時に存在します。また髪が傷みにくい一方で、先にお話した通り、切れやすくはありますね。

以上、日本人の髪の欧米人の髪それぞれの特徴を挙げてきました。どちらにも、良い点と悪い点が存在することはお分かりいただけたかと思います。

日本人が海外に行って気を付けるべきこととは?

端的に言うと、日本人の髪は太くてしっかりしているが、キューティクルが薄いのに対して、欧米人の髪は細くてコシがないが、キューティクルは厚いという特徴があります。

それゆえに、それぞれの特性に合ったカラー剤やパーマ液、ヘアケア商品があるのです。

ですから、海外で美容院にいくときは注意が必要ですよ!

特にカラーやパーマで使われる薬剤は、日本人とっては強すぎます。ただでさえ、ダメージを受けやすい髪質なのに、更に損傷が激しくなってしまいますよね。

ですから、どうしても海外で施術してもらう場合は、日本人の髪の特性をよく分かっている美容師さんにお任せした方が賢明ですね。

そしてもし、あなたが海外帰りのお友達から、ヘアケア商品をもらったなら、慎重さが必要ですよ。例えば、パッチテストを行って様子を見たり、ごく少量使用してみる方が安全です。

日本人の髪質を活かしたヘアスタイルとは?

日本人の髪の特徴のところでお話しましたが、タンパク質の含有量が多く、キューティクルが薄いため、比較的軽い薬剤でカラーやパーマを施すことができる上に、定着しやすいというメリットがあります。

ただ、髪を守るためのキューティクルが薄いということは、簡単に開いて薬剤を内部に浸透させるのは楽ですが、その分、ダメージを受けやすいというデメリットもあります。

また、髪が太くて色が濃いために、欧米人に比べて、光の透過具合が悪く、その髪の形状や質感の違いから、同じカラーを施しても、見え方が変わってきてしまいます。

特に明るい色合いにするには、一旦黒色を抜いてからでないとカラーを施せないため、髪への負担は相当です。

もちろん、欧米人のそれとは色味も違ってきます。更に頭皮のダメージもかなりあるので、未来の髪のことを考えるなら、あまり頻繁に行わない方が良さそうですね。

以上より、冒頭のあの外国人モデルと同じにして!という願いは、元の髪質からして無理がありますし、髪へのダメージも考えると行うべきではないのかもしれませんね。

やはり、せっかく生まれもった艶やかで真っ直ぐなストレート、髪の良い部分を活かすのが一番です!

もちろん、カラーやパーマを施しやすいのも日本人の髪の良い点です。それを活かすのも手ですが、その際はダメージを受けやすいことを頭に入れて、トリートメントやヘアパック、ヘアマスク等できちんと補修ケアを怠らないようにしたいものですね。

日本人の欧米人の髪質の違いについてお話してきました。日本人の髪の良い点がしっかりお分かりいただけたかと思います。

・黒く
・艶やかでコシがあり
・太くて癖のない

髪は世界に誇れる特徴です。自信を持つべきですよ!

その反面、キューティクルは薄いけど、カラーやパーマはかかりやすいので、冒険もできます。

ただ、あくまでも髪が傷みやすいというデメリットと隣り合わせなこともお忘れなく。

是非、日本人であるあなたの髪の特徴を活かしつつ、補修ケアも行い、ご自分に合ったヘアスタイルと美髪を同時に手に入れてみませんか。