日本人女性は他の国の女性より薄毛が多いという話を耳にしました。
そう言われてみればそんな気もしてきますよね。
でも、実際のところはどうなのでしょうか。
今回は日本人女性は他の国々の女性と比べて薄毛が多いのか?
多いとしたらその原因はなんなのか?
一緒に考えていきたいと思います!
Contents
日本人の薄毛率と世界の女性の薄毛の実態
日本人女性は薄毛が多いのかどうか?
まずは他の国はどうなのかをお伝えしていきます。
じつは世界の薄毛ランキングでは日本は14位なんです。
それほどではない気がしますよね。
世界の薄毛ランキングで1位はチェコ。
なんと43%の人が薄毛です。
約半数です。
続く2位はスペイン、3位はドイツ、そしてフランス、イギリスと続いていきます。
それに比べると日本は26%なので低めではあります。
しかし、日本より上位の国を見てみると、欧米〜北中米なんです。
日本人と白人とでは基本的な遺伝子の違いなどがあり、原因の違いもその辺りにありそうですが、実はランクインしているのは全て先進国。
つまり、先進国の食生活や生活習慣が原因かもしれません。
その証拠にアジア諸国の中で薄毛の割合が日本がダントツでトップなのです。
同じ黄色人種で遺伝子的にはそう変わらないであろう中国と7位も差が開いています。
そしてその割合は1,4倍も差がついています。
日本人女性が他の国に比べて薄毛が多い理由
人種の遺伝子が原因ではないとすると、アジアの他の国々との差はなんなのでしょうか。
韓国、中国、台湾の女性と比べるとその原因が分かってきました。
睡眠時間
日本人女性の睡眠時間は世界的に見て、ワースト1なんです・・・。
そして、男女の睡眠時間の差がもっとも大きいのも日本。
つまり、男性は充分な睡眠を確保しているけれども、女性は全然足りていないんです。
それはなぜでしょうか。
日本は欧米諸国に比べ、家事の簡易化や役割分担が進んでいません。
アメリカの人は「Time is money」の考えが浸透していますので、食器洗浄機の普及も早く、クリーニングやベビーシッターなど、家事育児に他人の手を借りることに罪悪感を持っていません。
対して日本は奥さんがいるのに、子供の世話を他人に任せ、食器を機械に洗わせるというのは、「効率がいい」のではなく「楽をしている」「なまけている」と考える人の割合が多いのです。
実際、食器洗浄機のメーカーが宣伝の際、全面に打ち出しているのが「手洗いよりも水道代が節約できる。電気代も少額」というところなのです。
主婦が嫌いな家事のワースト1位は食器洗いです。
なので、楽できるなら楽をしたい。
けれども、大手を降って「楽をしたいから買いたい」とは言えず、「手洗いよりも水道代も節約できるから、お得」という理由を建前にしないと買えないし、売れないのです。
日本人女性の家事に対する考え方、そして日本人男性の考え方が、これだけ時代が変わってもそう大きくは変わっていないことも睡眠不足の原因となっているのです。
また、共働きは増えた最近でも、「家事は女性がするもの」「分担ではなく男性は手伝う」という認識が根強く、育児も仕事もしながら家事もこなしている女性が多くいます。
睡眠時間を家事のために削っているのです。
立っている時間
日本人は座っている時間が他国に比べて圧倒的に多く、「座りすぎ大国」とまで言われています。
デスクワークが多いのと働く時間が他国に比べ長いのが原因です。
座っている時間が長いと下半身に血液が溜まりやすくなり、血行が悪くなります。
血行が悪くなると、血液もドロドロになり、頭皮にも髪にも栄養が届きません。
座っている時間の長い人は、定期的に立って少し歩いたりしましょう。
歩くのが無理な場合は、その場で屈伸したり、足首を曲げたり伸ばしたりすることでも滞った血流を流すことができます。
栄養不足
こんなに食べ物が溢れている日本で栄養不足なんて・・・と思うかもしれませんが、日本人女性の約5人〜6人に1人は低栄養傾向、すなわち栄養不足の状態であるとされています。
朝ごはんを食べない人の割合も多くなっていますが、「きちんと3食食べているのに」という人も多いですよね?
3食食べていても、バランス良く食べていなければ必要な栄養は足りません。
カロリーは過多なのに栄養が不足しているといった事態にもなりかねないのです。
そのためにはなるべくバランスのよい食事をし、それでも足りない栄養素はサプリメントなどで補うのも1つの方法としておすすめです。
ストレス
現在、日本では女性もどんどん社会進出し、共働きの家庭の割合も年々増えています。
男女平等とはいえ、社会で女性の受けるストレスはとても大きなものです。
日本人の女性は特に我慢したり、自己犠牲を美徳とする国民性故に、他の国の女性よりもストレスを溜めやすく、発散しにくい傾向にあります。
また、欧米などはカウンセリングがとても身近なものになっています。
ですが日本ではカウンセリングや心療内科はまだまだ敷居が高く、なかなか気軽に行けるところではありませんよね。
でも、カウンセリングも心療内科に通うことも特に難しかったり、恥ずかしいことではありません。
辛くなってきたら、他人に助けを求めることもとても大切です。
適度にストレスを解消し、辛い時には誰かに相談して、うまくストレスと付き合っていきましょう。
食べ物
日本食を毎日口にしているという人はどのくらいの割合いるでしょうか。
朝ごはんは白米よりもパンを食べる人の割合が多いです。
夕食の主食は白米が多いものの、おかずはハンバーグやシチュー、唐揚げなどが人気です。
日本にはいろんな食べ物があります。
いろんな国のいろんな食べ物が手軽に食べられるのはとってもありがたいことですよね♪
しかし、その国の食べ物はそこの国の風土や気候、人種にあった食べ物なんです。
他の国の人々とは消化吸収能力の差や必要な栄養素の差があります。
ですから、毎日のようにそういった食事をしていると、必要な栄養も不足したり、栄養過多になってしまったりします。
それが抜け毛、薄毛の原因になってしまうので、バランスよく栄養を摂取することが大切です。
スマホ
日本人のスマホの普及率は15〜45歳では90%以上、70歳以上の女性でも50%以上は所持しているというデータがあります。
スマホを操作している時間も多く、平均して2〜4時間操作していると言われています。
スマホをいじっていると、姿勢も悪くなりやすく、首や肩が凝りますよね。
その凝りは血流が悪くなって起こります。
血行不良は薄毛の原因になってしまいます。
理想的な使用時間は1日1〜2時間。
就寝前のスマホは睡眠の質が低下しますので、控えましょう
薄毛にいい和食
日本には薄毛に効果のある食材や料理がいろいろとあります。
薄毛におすすめの和食をいくつか紹介します!
・もずく酢
・くるみ小女子
・豆腐の味噌汁
・湯豆腐
・豚の生姜焼き
・鶏のてりやき
・卵焼き
などです。
和食はヘルシーで体にいいことでも知られています。
ぜひ、頭皮と髪の毛のための献立の参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
アジア諸国の中でもっとも薄毛の多い日本。
日本人ならではの理由もありました。
ちょっとくらい自分を甘やかしたっていいんです♪
ストレスと上手に付き合い、ほんの少しでも今までよりも自分自身を労ってあげてくださいね。