ヘアケア

薄毛対策は食生活の改善から!女性の髪に効く食材をご紹介

健やかで豊かな髪を手に入れるために日々ケアを頑張っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、外側からのケアだけでは美しい髪は手に入れることが出来ません。

実は食生活が薄毛対策のカギとなるのです。

そこで本日は抜け毛や薄毛を防ぎ、ツヤのある美しい髪を手に入れるために食べるべき食材や栄養素に関してご紹介していきたいと思います。

良質なタンパク質やビタミン類は髪の美容液

私たちの髪の主成分は、18種類のアミノ酸が結合して出来ている「ケラチン」というタンパク質です。

そのため良質なタンパク質を積極的に摂ることで、髪の主成分であるケラチンの生成を促し、髪の健康を維持することが出来るのです。

良質なタンパク質が含まれる食材としては、お肉や魚・豆腐などが挙げられます。

特に豆腐や納豆といった大豆製品は女性ホルモンに似た働きをしてくれる大豆イソフラボンが豊富に含まれているため、ホルモンの状態を整えるだけではなく、薄毛の原因もなる男性ホルモン・テストステロンの分泌量を抑制する効果も発揮してくれます。

また大豆に含まれるイソフラボンは頭皮や髪の新陳代謝を促進する効果や、自律神経を整える効果などが期待できるため、女性にとって大変魅力的な食材なのです。

またイワシや鮭・サバといった魚類も薄毛の予防や改善を期待することのできる食品です。

魚類には良質なタンパク質はもちろんのこと、ビタミンB群や亜鉛、さらにオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。

このオメガ3脂肪酸は体内で生成することができないため食品から摂るしかないのですが、私たち人間にとって必要不可欠な栄養分であることから必須脂肪酸とも呼ばれており、青魚に多く含まれていると言われています。

オメガ3脂肪酸は頭皮や髪にとっても大変重要な栄養素で、髪の生成や水分バランスを保つといった役割りを果たしてくれるのです。

また、人参やかぼちゃ・ほうれん草といった緑黄色野菜も髪によい栄養素がたっぷりと詰まっています。

こういった野菜に含まれているビタミンB群には血行を改善し、頭皮に存在する毛母細胞を活性化させる効果があるのです。

さらに緑黄色野菜に含まれるビタミンEは、私たちの細胞の老化の原因となる活性酸素を取り除く効果があり、頭皮や髪を酸化から守ってくれます。

このビタミンEは野菜類はもちろん、ナッツ類やアボカドといった食材にも多く含まれているので、毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、牛すじや鶏肉・豚足といった食材も健やかな髪を保つためには有効な食べ物です。

これらの食材には良質なタンパク質の他にも、女性の美と健康に欠かすことのできないコラーゲンが含まれているため、頭皮の水分量を高め弾力のある健康な状態へと導いてくれるのです。

柔らかく潤った頭皮はコシのある強い髪を育てる土台のなるため、コラーゲンも積極的に摂るう心がけましょう。

ミネラルの摂取も忘れずに

忘れられがちな栄養素であるミネラル。

しかし、このミネラルが不足することで、お肌や頭皮・髪などは乾燥しトラブルが起きやすい状態になってしまうのです。

そんな重要な栄養素であるミネラルですが、その中でももっとも欠かすことができないミネラルは亜鉛だと言われています。

亜鉛は髪の主成分であるケラチンの生成を促す作用があるにも関わらず、日本人が一番不足しやすい栄養素なのです。

亜鉛はお肌や爪・髪といった部位に効果を発揮する栄養素なため、極端に不足すると抜け毛や薄毛・髪のパサつきといった髪トラブルを引き起こす原因にもなってしまいます。

では、亜鉛が豊富に含まれている食材にはどのようなものが挙げられるのでしょうか。

まず亜鉛が豊富な食材として、牡蠣やレバー・ウナギなどの動物性食品が挙げられます。

これらの食材にはミネラルの一種である亜鉛はもちろんのこと、ビタミンB群やアミノ酸といった栄養素が豊富に含まれています。

またレバーには上記の栄養素に付け加えて、葉酸やビタミンA・鉄分といった成分が含まれていますから女性の髪トラブルの予防や改善にもってこいの食材なのです。

また、亜鉛を始めとしたミネラル分を効率よく体内に吸収させるためにはビタミンB群やビタミンCも同時に摂取するといいと言われています。

亜鉛がたっぷり含まれた食材を食べる際は、サラダや果物などをプラスしてミネラル分とビタミン類を併せて摂るよう心がけましょう。

また昔から髪にいい食材として耳にすることの多い海藻にも頭皮や髪の健康に欠かすことのできないミネラルである、ヨードが含まれています。

このヨードというミネラルは、血行を促進する効果があるため頭皮によい影響を与えると言われています。

さらにモズクやワカメといった海藻類に見られるネバネバはコフダインと呼ばれ、現在注目が集まっています。

このコフダインとは水溶性の食物繊維で、ナトリウムや余分な脂肪分などを排出し免疫力を高める効果が期待できるのです。

またコフダインは毛乳頭での髪の製造を促すタンパク質の分泌を増やし、毛母細胞に働きかけ髪のサイクルを整えてくれるのことです。

最後にご紹介する食材は、黒ゴマです。

黒ゴマには鉄分やナイアシンといったミネラルが豊富に含まれており、頭皮の血行促進や発毛効果を期待することができます。

さらに黒ゴマに含まれるアントシアニンは、髪を黒く保つために必要なメラニン色素をつくり出す働きをするため、薄毛だけでなく白髪の予防にも効果があると言われているのです。

このように薄毛の予防や改善に欠かすことのできないミネラルですが、摂取しすぎることで体に悪影響を与えるケースもあるので注意が必要です。

特に注意が必要なミネラルは亜鉛で、過剰摂取することで吐き気や倦怠感・発熱といった症状が出てしまう可能性があるのだとか。

亜鉛の摂取量は1日当たり50㎎程度とし、副作用の出ない範囲で摂るように気を付けましょう。

避けるべき食材とは

ここまでは髪にいい食材や栄養素に関してご紹介してきました。

しかし、どんなに髪によいものを食べても、反対の作用をするものを食べ続けたら効果は半減してしまいます。

そこでこちらでは、髪に悪い食材に関してご紹介していきたいと思います。

まず髪に悪いと言われている食べ物としては、揚げ物やスナック菓子などが挙げられます。

揚げ物やスナック菓子には添加物や油分・塩分など、髪に悪影響を与える物質が大量に含まれているのです。

こういった油分や塩分値の高い食事を続けることで頭皮は皮脂を過剰に分泌するようになり、毛穴詰まりや頭皮の炎症を引き起こす原因になりかねません。

またケーキやチョコレートといった甘いものの食べ過ぎにも注意が必要になります。

甘い食べ物には砂糖がたくさん使われており、その糖分が皮脂の過剰分泌に繋がってしまうためです。

さらに糖分を過剰に摂取することによって体内に中性脂肪が増え、血液がドロドロとした状態になるため血行が悪くなります。

すると血液と共に頭皮に行き渡るはずだった栄養分や酸素が遮断されてしまい、頭皮環境を悪化させる原因にもなるのです。

しかし糖分の過剰摂取によって引き起こされるのは、それだけではありません。

糖分は私たちのお肌や頭皮・髪を老化を引き起こすと言われているのです。

というのも、糖分を摂取しすぎることで老化の原因になる活性酸素が増加し、毛母細胞やメラノサイトといった髪の製造に関わる重要な細胞の働きを鈍らせてしまうのです。

ですから、油分や塩分・糖分を多く含む食事を摂る際には注意が必要なのです。

私たちの体は、日々の食事で作られています。

そのため、食べ物は美や健康に直結しているとも言えるのです。

髪にとって良い食べ物や悪い食べ物をきちんと知り、食生活の改善をすれば髪はきっと応えてくれるはず。

今日から食事を見直して、薄毛対策を始めてみませんか。