頭皮ケア

皮膚科で処方されるヒルドイド軟膏、頭皮ケアにも使えるって知ってた?

美肌にいいと話題になったヒルドイド軟膏、頭皮ケアにも使えるということをご存師でしょうか?

頭皮が乾燥しがちな人、荒れ性の人に効果のあるヒルドイド。

今回はヒルドイドの効果、頭皮に使えるのか、頭皮ケアでの使い方などをご紹介したいと思います。

ヒルドイド軟膏って?

ヒルドイドは皮膚科でよく処方される保湿剤です。

ヒルドイドという名前のものは処方でしか手に入れることはできません。

皮膚科などで医師に処方箋を書いてもらわないと、処方してもらえません。

赤ちゃんでも使用できるので、小児科でも処方されることが多いです。

お子さんをお持ちの方はご存知の方も多いかもしれませんね。

ヒルドイド軟膏の効果は?

ヒルドイドの主な効果は

血行促進
水分の保持

の2点。

血流増加の作用があるので、外傷の回復や冷え性などの治療でも処方されることがあります。

頭皮の血行促進にも効果が期待できますね。

頭皮の血行がよくなると、頭皮が柔らかくなる、血流にのって酸素と栄養が運ばれているので、髪の毛の育成、生成に効果がある、などのメリットがあります。

ヒルドイドに種類がある?

ヒルドイドにはいくつかの種類があります。

クリーム、軟膏、ローション、フォームの4タイプ。

それぞれの特徴をご紹介します。

クリーム

チューブに入ったクリームタイプです。
小さめの容器なので、持ち運びしやすいです。
クリームタイプなので、ベタつかないのでいろんな場所に使えます。

ソフト軟膏

皮膚科で1番処方されるのがこのタイプです。
こっくりとした軟膏です。
クリームと似ていますが、こちらのほうがボテっとしたテクスチャーでクリームに比べるとベタつきもあります。

ローション

ローションとありますが、乳液に近い使用感になります。
乾くとさらっとしているので、べたつきが苦手な人にはおすすめですが、クリームや軟膏に比べると、保湿力がやや劣るので、乾燥にはクリームや軟膏の方がおすすめです。

フォーム

泡で出てくるタイプです。
泡なので、馴染みやすいのが特徴です。

保湿力もありますが、4種類の中で1番薬価が高めです。
軟膏の約4倍。
かなり高価ですね。
容器も大きくかさばるので、持ち運びには不向きです。

ジェネリックでも同じ効果がある?

処方薬にはジェネリックといって、後発ものが存在します。
もちろん、ヒルドイドにもジェネリックがあり、その使用感やテクスチャーが違います。

ローションなどはジェネリックだと、透明の化粧水タイプでサラッとしています。
ジェネリックだと効果はほぼ同じで、薬価が半分〜3分の1程度なので使用感や価格で選んでもいいでしょう。

また、ジェネリックの他にドラッグストア等で買えるものもあります。

処方箋が必要ないのは便利ですね。

ですが、処方に比べると割高です。また、成分も処方のものとは違うので、よく見てから購入しましょう。

市販だと、処方のものにはない成分が配合されているものもあります。

そして、スプレータイプのものなど様々。

処方、ジェネリック、市販の中から自分に合ったものを見つけてみてくださいね。

ヒルドイドは頭皮にも使えるの?

ヒルドイドは頭皮に使用することができます。

頭皮が乾燥している人にはおすすめです。

頭皮におすすめなのは?

4種類のヒルドイドの中で、頭皮におすすめなのはローションとフォームタイプです。

クリームと軟膏は形状とベタつきなどから、頭皮には使用しにくいですね。

ローションとフォームタイプはサラッとしているので、頭皮にも使いやすく、クリームよりも水分が多めなので塗りやすいのが特徴です。

また、市販のスプレータイプのものもピンポイントに塗りやすくおすすめです。

スプレーだと、手が汚れないので朝の忙しい時間などにいいかもしれません。

外出先でもサッとスプレーできるので、持ち運びたい人にもいいですね。

使い方

ヒルドイドをそのまま頭皮に塗ろうとすると、髪の毛に付着してしまったり、ベタついたりということがあります。

ですので、使用方法には注意が必要になります。

<使用方法>
まず、手に取りましょう。
少ないかな、と思うくらいの量でちょうどよいです。
目安としてはパール大。

それを両手の指先に伸ばします。
伸ばしたら、指の腹でマッサージをするように頭皮に塗布します。

髪の毛にはつけないように気をつけてください。
よく揉み込むようにして塗ります。

乾燥が気になるからと、たくさん付けてしまうと髪の毛までベタついてしまい、清潔に見えなくなってしまいますので、気をつけましょう。

顔に使用している人は顔に塗った後に手に残る分で十分です。
生え際から、髪の毛をかき分ける感じでマッサージしながら塗ると頭皮が保湿されます。

ポイントはお風呂から出て5分以内に塗ること。
保湿はしてくれますが、そもそも水分がなくては話になりません。
頭皮が湯気で潤っている間に塗って蓋をしましょう。

洗髪した場合は髪の毛を乾かし終わったらすぐに塗りましょう。
乾燥を防ぐことで、フケやかゆみを予防することもできます。

ピンポイントで使用する場合
フケなどきになるところに使用したい場合、髪の毛をかき分けて使用したい部分に塗りましょう。

ピンポイントで使用したいときはクリームや軟膏でも大丈夫です。

髪の毛にも使える?

髪の毛がパサついていたら、髪の毛にも使用したくなりますよね。
でも、髪の毛に付着してしまうとベタつきがすごいです。
少量なら問題ありませんが、髪の毛の保湿のために塗るのはおすすめしません。

どうしても髪の毛に使用したい人は市販のさらっとしたローションタイプのものを使いましょう。

ですが、髪の毛にはやはり専用のものがいいと思うので、おすすめはしません。

注意点

炎症や傷があるとしみることがありますので、よく頭皮を観察してから使用しましょう。

頭皮がかゆいからと、掻きむしったりすると、傷になりしみてしまうので、かゆくても掻かないようにしてください。

どうしても痒い時は、保冷剤などで冷やすとかゆみが収まる場合があります。

ヒルドイドにはステロイドは配合されていませんので、赤ちゃんから使用することが可能です。

しかし、無添加ということではないので、成分が肌に合わないと感じたらすぐに使用を中止し、医師に診察してもらってください。

ヒルドイドを美容目的で使用するのは禁止されています。

美容目的で皮膚科に行っても処方して貰えませんので注意が必要です。

美容目的や頭皮の血行をよくして薄毛対策をしたい人はヒルドイドではなく、処方箋の必要ない市販のものを購入してください。

また、塗った次の日などのシャンプーは念入りにしましょう。

毛穴などに詰まったり、頭皮に残ったままだと酸化したり、頭皮にいいことはありません。

しっかりと落としてから、また新しく塗り直しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

ヒルドイドがまさか、頭皮にも使えるとは驚きでしたね。

すでに手元にある人はお顔や身体のケアのついでに使用してみてください。

ジェネリックでも、市販のものでも効果がありますので、見かけたら購入してチャレンジしてみてくださいね。