薄毛は遺伝するといわれていますが、両親や祖父母が薄毛でも薄毛にならない人もいます。
「自分は薄毛なのにどうしてあの人は薄毛になっていないんだ」と悲しくなってしまう経験をした人もいるのではないでしょうか?
薄毛と遺伝の関係性は、最近になって考え方や認識が新しくなってきたことがわかってきました。
本当に薄毛は遺伝するのか、また遺伝といわれるなら対策方法はないのかなど、薄毛と遺伝の関係について迫ります。
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薄毛は遺伝なのか
自分の薄毛は遺伝が原因なのか…と思うと、なんだか切ない気持ちになってしまいますよね。
男性であれば、母親の祖父母、女性であれは父親の祖父母の髪の状態が影響するといわれています。
パーセンテージにすると25パーセント程度が遺伝と関連する薄毛ですので、4人に1人は遺伝が原因で薄毛になるということになります。
薄毛は遺伝だけが原因ではない
このようにパーセンテージを見ると、薄毛は遺伝がすべてではないことがお分かりいただけると思います。
つまり薄毛になる生活習慣や頭皮にダメージを受けることで、薄毛になってしまうということ。
先天的な遺伝を変えることは難しいので、生活習慣などを変えることで薄毛を防ぐようにすることが近道!
遺伝と関係ない薄毛で、生活習慣などが原因でなる薄毛は後天的な薄毛なので、もし薄毛に悩んでいるのであれば、後天的な原因を探っていくことが大切です。
薄毛になる後天的原因を見つけよう
後天的な原因で薄毛になってしまうのであれば、薄毛の原因を見つけることが大切。
どんなに薄毛の対策をしていても、薄毛の原因になることをしていたら、せっかく頑張っていても薄毛に歯止めがかけられないこともあります。
「これって薄毛の原因だったんだ」と驚くこともあるかもしれませんので、ぜひチェックしてみましょう。
日差しを浴びている時間が長い
夏など紫外線が強いときに長時間頭皮が強い日差しを浴びているときは、頭皮も髪もダメージを受けています。
日に焼けて髪が赤くなってしまったというのは、紫外線で髪がダメージを受けている証拠。
頭皮が紫外線でダメージを受けてしまうと、髪質が変わってしまうことも少なくありません。
確かに毛根はよほどのことがなければなくなることはありませんが、最近はオゾン層を破って地上に到達する紫外線もありますので、帽子などをかぶって頭皮を守るのも薄毛対策になるでしょう。
自分で髪を染めている
ヘアカラーをしている人は注目の情報ですが、美容師さんいわく「市販のカラー剤は使い続けると薄毛になる原因になる」とのこと。
薄毛だけならまだしもハゲる可能性も高くなるため、できれば市販のカラー剤は推奨しないとおっしゃっています。
市販のカラー剤は誰でも上手に染められるように強い薬剤を使っているため、それだけ髪にダメージを与えることになるのです。
もしヘアカラーをする場合は、少しお金は張ってしまいますが薄毛対策に美容室で染めるようにするのも効果的でしょう。
シャンプーは指の腹を使って優しくしよう
シャンプーをする際、どのようにシャンプーをしていますか?
しっかりと洗いたいと思ってガシガシと指を立てて洗っている人は要注意!
力が入ると本来抜けるはずのない髪が抜けてしまい、自分で髪の量を少なくしてしまうこともあります。
頭皮はとても薄くて繊細なところなので、指を立ててガシガシと洗ってしまうと頭皮を傷つけてしまいます。
もちろん髪も痛めてしまう原因となり、切れ毛の原因にもなりますので、髪を洗う際は頭皮を優しく触り、指の腹を使って洗うようにしましょう。
薄毛の原因は男性ホルモンの量にも関係している
日常生活の中で薄毛になる原因をお伝えしましたが、実は男性ホルモンの量で薄毛になるかどうかの分かれ道になります。
男性ホルモンが多いと、薄毛になりやすくなります。
どうして男性ホルモンが多いと薄毛になってしまうのかというと、毛母細胞の細胞膜に存在する酵素が、男性ホルモンと結びつくことで、タンパク質の合成を抑制してしまうことが原因として挙げられます。
毛母細胞内でタンパク質が合成されないと、髪の成長も止まってしまうため、結果的に薄毛になっていくのです。
つまり男性ホルモンを少なくすることで、薄毛になりにくい状態を作ることができます。
薄毛の遺伝は調べられるのか
自分の薄毛が遺伝が原因なのかを知るには、遺伝子キットで調べる必要があります。
すでに薄毛になっている人はこれから進行するのか、もしかして薄毛になっているかも…と思った際に判断基準として使ってみるなど、使用用途はたくさんあります。
男性の円形脱毛症の研究を13年間した結果、どのような治療方法がいいのか、今後どのようなことに気を付けたらいいのかを知ることができるので、気になる方は取り寄せてみるのもいいでしょう。
遺伝子検査はどのようなことをするの?
遺伝子検査というと大きな検査になりそうな響きですよね。
遺伝子検査に入院や通院をする必要はなく、採取棒で、ほおの内側の細胞を取って、質問票や検査同意書と一緒に返送するだけの簡単検査。
検査結果は約1か月で自宅に届きますので、今後の治療や改善すべきことがわかることでしょう。
結果と一緒におすすめの食事、運動などそれぞれに合ったケアの方法を盛り込んだ「パーフェクトガイドブック」も送ってもらうことができます。
気になる値段と取り寄せ方法をご紹介
遺伝子検査にかかる気になる費用ですが、16000円前後で取り寄せることができます。
一部ショッピングサイトでも手にすることができます。
薄毛と言っても人それぞれ進行状況や、薄毛の原因はさまざまです。
これがよいと思ってケアをしていても、実は自分に合っていない対策であったり、今後さらに薄毛が進行する可能性があることがわかると、生活習慣などを見直すきっかけになることでしょう。
薄毛の改善はどれくらいで見られるのか
薄毛には個人差がありますので、改善にどれくらいかかるのかは明確にはわからないのが正直なところです。
もし遺伝が原因で薄毛になっている場合は遺伝子レベルで改善しないといけないので、完全に原因を取り除くのは難しいと言ってよいでしょう。
「それじゃ薄毛にずっと悩むことになるんだ」と思うかもしれませんが、薄毛の原因を知って対策をすることで、薄毛になりにくい状態にしたり、意識して髪や頭皮のケアをするようになります。
しっかりと原因を突き詰めて改善したい場合は、遺伝子キットで調べるのことも視野に入れてみてはいかがでしょうか?
遺伝が薄毛の原因になることは少ない!
薄毛になると遺伝が原因と思ってしまいますが、すべてが遺伝ではないこと、そして生活習慣やホルモンの関係で薄毛をコントロールすることができることがお分かりいただけたかと思います。
育毛剤を使って薄毛対策をすることも大切ですが、根本的なところから解決することで薄毛の悩みを解消することも夢ではありません。
体の中から薄毛になりにくい状態を作って、ぜひ薄毛の悩みを解決していきましょう。