メンタルが抜け毛に及ぼす影響とは?精神的ダメージによる脱毛の関係と対応策
女性の抜け毛が増えているといわれる現代、その原因の1つにはメンタル面があげられます。
ストレスをため込んで精神的なダメージを受けることで、円形脱毛症などになる女性が少なくありません。
特に現代は働く女性も多く、仕事の悩みだけでなく、人間関係での悩みを抱える人もたくさんいますよね。
例えば理不尽なパワハラを受けたり、同僚との付き合いが上手くいかなかったりすると、精神的なダメージを蓄積することになります。
この蓄積されたストレスは放っておくと、うつ病などの病になる可能性もありますし、脱毛も進行する可能も高くなってしまいます。
そこで今回は、メンタルが抜け毛に及ぼす影響と、精神的ダメージによる脱毛の関係と対応策をお伝えしていきましょう。
Contents
メンタル面と抜け毛の関係
苦労すると白髪が増えるとか、悩みやストレスで髪が抜けるとか、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
一晩で髪が白くなったという話もあるくらいですから、精神面が髪に及ぼしている影響というのは、確実にあるといえるでしょう。
そこでここでは、メンタル面が抜け毛に繋がる原因と、その関係を詳しく説明していきましょう。
自律神経の乱れによる血行不良
メンタルが身体に及ぼす影響は結構大きく、人間は強いストレスを感じたり、精神的に大きなダメージを受けたりすると、身体の健康自体を失ってしまうことにも繋がるんです。
ストレスなどで、自律神経のバランスが崩れて交感神経が優位になると、身体も心も緊張して、血管の収縮が起こり、血流が悪くなります。
そうすると、毛乳頭という髪を作る細胞に充分な栄養を届けることができなくなります。
摂取した栄養が血液によって頭皮の毛細血管に運ばれますから、血行が悪いと毛細血管のすみずみまで栄養が行き届かなくなり、丈夫な新しい髪を作ることができず、弱くて細い髪が生える原因になってしまうんです。
ホルモンバランスの乱れ
精神面がダメージを受けることでホルモンバランスが崩れ、イライラしたり、抑鬱状態になったり、自律神経失調症など、病気として影響が出てくることがあります。
女性は特に女性ホルモンによって女性らしい丸みのある身体や、優しい柔らかさが作られています。
そのため、女性ホルモンのバランスが崩れると、男性ホルモンによって抜け毛に繋がる原因を作ってしまう場合があります。
髪の成長や脱毛の原因には男性ホルモンの存在が大きく関わっていますので、女性ホルモンの減少によって男性ホルモンが増えると、女性でも男性同様に薄毛が進行していく可能性もあるということです。
食欲不振
ストレスや精神的なダメージによって、食欲がなくなることもあります。原因としては自律神経が乱れて内臓機能が低下するからです。
髪はバランスの取れた食生活によって美しく健康な髪が育ちます。そのため、栄養が不足した状態では髪を作るための栄養素が足りなく、健康な髪を生成することができなくなってしまい、抜け毛の原因になります。
内的な原因
真面目で責任感が強い人や完璧主義の人など、神経質な性格の人は、周囲に悩みを打ち明けることができずに溜め込み、ストレスを蓄積してしまう傾向にあります。
性格をすぐに変えることはできませんし、たまたまその環境が合わないだけで、他では伸び伸びと仕事ができる場合もありますので、あまり辛いようなら転職も視野に入れ、無理しないということを心掛ける必要があります。
仕事から来るストレスが髪に影響することも多く、円形脱毛症になる人は一度に幾つも抜けることもあります。
一度抜けたら元に戻るのは大変です。
自分の身体の声を聞くという習慣をつけ、精神的な負担を減らすようにしていくように心掛けていきましょう。
外的な原因
満員電車や職場のエアコンなどが原因で、体温の調整が正常にできなくなり、自律神経が乱れてしまう場合もあります。
自律神経が乱れることによって血管が収縮すると血流が悪くなり、新陳代謝が上手く行われてなくなるため、精神面が不安定になるだけでなく、冷え性、肩こりや目眩、動悸や頭痛などの体調不良を引き起こす原因にもなります。
そして新陳代謝が上手く行われないと、頭皮のターンオーバーも上手く行われず、髪が健康な状態を保てなくなります。
また、血流が悪いことで栄養が行き渡らなくなり、豊かな髪を作れなくなるだけでなく、頭皮が硬くなって頭皮環境が崩れると、皮脂が毛穴に詰まりやすくなって、なおさら髪が生えにくくなりますので注意が必要です。
メンタル面の影響から白髪も生える
ストレスを受けているからといって、今すぐ白髪に変わるわけではありませんが、今後生えてくる髪が白髪になっていく可能性はあります。
元の髪には黒い色はついておらず、髪が作られる途中でメラノサイトの働きによって黒くなりますが、ストレスによってメラノサイト細胞の働きが弱くなると、髪には色がつかないまま白髪として生えてきます。
ストレスによって細胞が傷ついて働かなくなると、白髪が生えてくる可能性が高くなるということです。
改善策はある?
現代社会で生きる女性は、仕事を持っている方が多いため、常に職場と家庭の両立で精神的に負担が多い人が少なくありません。。
では、そんな状況の中でどうやって抜け毛対策をしていけば良いのでしょうか?
そこでここからは、精神的ダメージによる抜け毛の改善策をお伝えしていきましょう。
ストレスを発散する
現代では全くストレスを感じずに生きていくということが、かなり困難な状態でもあるため、方法としては、ストレスを溜め込まないような生活を送ることが大切になっていきます。
常にストレスを発散するように心掛けて、溜め込まないようにして、上手にストレスと付き合っていけるようになると、ストレスから受けるは精神的ダメージが少なくなります。
現在、薄毛に悩んでいる女性はたくさんいます。ですが心配しすぎると、それがストレスとなって逆に抜け毛を進行させてしまう原因を作る場合もあります。
そのため、自分が好きなことをする時間を少しでも作ったり、運動をして汗を流したりすることで、悩む時間を減らすことから始めてください。
人間の身体は同時に二つのことをすることができないといいます。集中して走っているときに、薄毛や抜け毛のことは考えられません。
また、好きなことを楽しんでいるときには、クヨクヨすることさえも忘れています。
ストレスを溜めないこと、精神的な負担を軽減し、悩む時間を減らして抜け毛の予防をしていきましょう。
寝る前の時間が大切
例えば会社で嫌なことや、ショックな出来事などがあって落ち込んでいるとき、ゆっくりと温めのお風呂に入って、身体と心を温めてリラックスすると、緊張から解放されます。
温めのお湯に浸かることで、じっくりと身体を芯から温めることができますし、ストレスによって収縮した血管が広がって、血液もスムーズに流れ始めます。
身体が温まると、ゆっくりと眠ることができますので、質の良い睡眠を取ることに繋がります。また、入浴中の頭皮マッサージはリラックス効果を上げることができます。
眠る前の時間はとても大切で、血流を良くして細胞に栄養を行き渡らせることが、健康で美しい髪を作ることに繋がります。
お風呂上りに軽くストレッチをして身体を伸ばすことで、なおさら血行が良くなりますのでおススメです。
まとめ
今回は、メンタルが抜け毛に及ぼす影響とはどんなことかということと、精神的ダメージによる脱毛の関係と対応策をお伝えしました。
現代社会の中でストレスは仕方がない部分でもありますが、溜め込みすぎると精神的ダメージによって病気にもなる恐れがあります。
メンタル面の不調から来る抜け毛は、自立神経・ホルモン・食欲不振があげられますが、どれも髪に影響が大きいものです。
そのため、抜け毛を改善するためにも、日々の中で少しでもゆっくりとできる時間を作り、心身ともにリラックスすることが大切になります。
それが例え寝る前のほんの30分ていどだったとしても、心地よい眠りに入ることが体や心はもちろん、抜け毛を減らすことに重要になりますので、心掛けていくようにしてください。