女性の薄毛

頭皮と薄毛の関係は?女性の健康的な髪を育てるコツ紹介!

髪が細くなって抜け毛が増えてくると、心配になるのは当然です。

女性にとって髪は、大切な身体の一部です。

ただ髪ばかりに気を取られていても、実は薄毛は改善しないのです。

髪はもちろん頭皮から生えていますので、頭皮環境が大切になってきます。

ここでは頭皮と薄毛の関係を見直しながら、髪を育てるコツを紹介していきたいと思います。

頭皮と薄毛の関係は?

最近抜け毛や薄毛が気になる人。

髪が抜けたり薄くなったりし始めると、髪の方にばかり気を取られてしまいがちです。

ですが健康的な髪を意識したときは、頭皮にも注目する必要があります。

健康な髪を取り戻すには、頭皮と髪の関係を知っておくと、対策をするときに役に立ちます。

薄毛や抜け毛の原因は、頭皮との関係にあるからです。

頭皮の仕組みを簡単に説明

頭皮も身体の他の皮膚と同様に、表皮・真皮・皮下組織・の3層でできています。

ターンオーバーといって、だいたい1ヶ月くらいかけて、皮膚は生まれ変わります。
毎日少しずつ、一番外の角質から剥がれ落ちるサイクルとなっています。

頭皮も体の皮膚ですから、同じようにサイクルを経て、常に新しく生まれ変わっています。

ただ頭皮は他の部分の皮膚とは違い、皮脂腺や汗腺が多いため、汗で汚れやすい状態にありますし、放っておくとフケや痒みに繋がりやすくなります。

それと頭皮は身体の皮膚に比べると保湿機能も低く、トラブルが起こりやすい場所でもあります。

この頭皮の状態が、髪が健康に育つことと大きく関わっています。

髪ができる仕組みを簡単に説明

髪の毛は頭皮外部の毛幹と、頭皮内部の毛根があります。

この毛根部位が浅いと育ちが悪くなるため、髪が抜けやすくなります。

髪を作り出しているのは毛球という場所で、中心には毛乳頭があり、その周りには毛母細胞があります。

毛乳頭の指令により、毛母細胞が角化することで髪になります。

毛母細胞は髪を作るときに栄養を必要としますので、毛母細胞まで栄養が行き渡らないと、上手く髪が生まれることができなくなります。

髪を作るために必要な栄養は血液ですから、血行不良で栄養が運ばれなくなると、健康な髪が作られなくなってしまいます。

健康で豊かな髪が生まれるためには、血液の循環をよくする必要があるということです。

頭皮と薄毛の関係は?

頭皮が健康であれば、髪もまた健康な状態で生えてきます。

では、どういった状態が薄毛に繋がってしまうのでしょうか。

頭皮の血行不良が髪の成長を滞らせています。

頭皮の血流が悪くなると、髪を作るのに必要な栄養素が運ばれなくなりますし、栄養が行かないということは、抜け毛にも繋がっていきます。

頭皮の血流の悪さが、薄毛に関わっていることが分かります。

あとは、頭皮が固くなると血流低下にも繋がります。

髪を育てるコツ紹介!

髪が細くなったりコシがなくなってきたりするのは、年齢だけのせいではありません。

髪にも体と同じように栄養が必要ですし、頭皮の状態が深く関わっています。

髪を育てるのにいいとされるコツをご紹介していきます。

髪に必要な栄養素3つ

髪を育てるのに必要な栄養素は3つあります。

1. ビタミン
ビタミンには髪を育てるときに必要な頭皮環境を整える働きがあります。

ビタミンBなどは、髪を作るのに必要な毛母細胞の活動を活発化する性質や、皮脂分泌量を調節して抜け毛を防ぐ働きもあります。

ビタミンは血行促進することによって、発毛や育毛を促すために欠かせない栄養素となっています。

野菜をあまり食べず、インスタント食品やジャンクフード・外食ばかりの偏った食生活をしていると、髪に必要な要素であるビタミンを摂取できないため、髪が細く痩せてしまったり、抜けてしまったりすることになります。

2. タンパク質
髪はケラチンというタンパク質の1種でできています。
髪を健康に育てるためにはタンパク質は欠かせない栄養素となります。

ダイエットなどで食事を制限すると抜け毛が増えたり、ハリやコシがなくなってしまったりするは、タンパク質が不足することも大きい要素になります。

例えダイエット中だとしても、食事を抜いたりする無理なダイエット方法は体を壊すだけではなく、薄毛の原因にもなってしまいます。

3. 亜鉛
亜鉛にはタンパク質を構成する働きを促す役割があります。
そのため、髪を育てるときに必要不可欠となる栄養素です。

亜鉛は体内に約2gの割合で存在しており、皮膚の他にも肝臓や筋肉や骨・眼球などにまで含まれている、とても重要なミネラルとなっています。

ただ亜鉛は不足しがちになりますので、意識して摂取するように心がけていきましょう。

亜鉛を多く含む食品:
魚介類、肉類、藻類、野菜類、豆類などがあります。
特に牡蠣には100g・14.5㎎の亜鉛が含まれています。

健康な髪を育てるときには、髪にも栄養が行き渡ることが大切なことになりますので、普段の生活の中から食を改善することで、髪にも栄養補給をしていってください。

頭皮を柔らかくする

頭皮が硬いと薄毛に繋がります。

頭皮が硬いということは、頭皮が血行不良になっている可能性が高いです。

頭皮の血液循環が上手くいかないということは、髪を育てる際に必要不可欠な栄養素が運ばれないということになりますので、抜け毛や薄毛の原因になってしまいます。

頭皮の硬さは指で頭皮を動かしてみるとすぐに分かります。

①指の腹で頭皮を動かしたときに、5mm程度全く違和感なく動かせる。
 →今現在は頭皮に問題なく柔らかい状態です。

②指の腹で頭皮を動かしたときに、違和感がある。
 →頭皮環境を整えて薄毛予防をしましょう。

③指の腹で頭皮を動かしたときに、痛みを感じる。
 →かなり頭皮が硬くなっている状態です。

指を動かした際に、何の違和感もなく頭皮が一緒に動くようであれば大丈夫です。

頭皮を柔らかくするマッサージのコツは、髪の生え際から頭頂部に向かって揉み解していくことです。

その際、指の腹を使って、血液を頭皮全体に循環させるようなイメージで、マッサージを行います。

マッサージで血行促進されると、髪にもいい影響が出てきます。

紫外線から頭皮を守る

顔や体の肌を紫外線から守る人は多いと思いますが、頭も同じように強い紫外線を浴びすぎると、頭皮に悪い影響となります。

紫外線自体に皮膚の組織を酸化させてしまう働きがあるため、紫外線を浴び続けると老化の原因にもなります。

頭皮も肌と同じように紫外線で炎症などのトラブルを招くことになりますので、日光の強い日は必ず防止や日傘を使って、日差しから頭を守ってください。

ただ暑い日に帽子を被って汗をかいて蒸れたりすると、頭皮環境が悪くなってしまいますので、できるだけ通気性のいい涼しい素材を選ぶようにしてください。

いざという時あると便利なアイテム3選

薄毛に悩んでいて、急な用事などで人前に出なければいけなくなったとき、対応に困ることもあると思います。

そういったときのために、簡単にその場で誤魔化しができる、アイテムを持っていると便利です。

緊急用の便利なアイテムをお伝えします。

ウィッグ

女性は薄毛でなくても、普通にウィッグでお洒落を楽しむ人もたくさんいますので、ウィッグ自体を持っていても全くおかしいことではありません。

それどころか、緊急時に髪の手入れをすることが間に合わないときは、さっとウィッグをつければいいので、大変助かる便利アイテムです。

ただ長時間ウィッグをつけていると頭皮が蒸れてきますので、使い終わったら頭皮とウィッグの手入れを忘れずに行う必要があります。

増毛パウダー

薬局やネット通販などでも、今は増毛パウダーがたくさん販売されています。

増毛パウダーは薄くなっている部分に振りかけるだけなので、手軽にできる薄毛の対策になっています。

ただ、増毛パウダーは一時的なものですから、本当にその日だけの用事で使うときのみの対応になります。

種類も豊富ですから、自分でいろいろ試してみて、合うものを1つ準備して持っていてもいいと思います。

まとめ

頭皮と薄毛には、切り離すことができない深い関係があります。

頭皮環境を整えることで健康な髪も生まれてくる仕組みになっていますから、髪ばかりに気を取られずに、頭皮を改善して髪を育てることに意識を向けていただきたいと思います。