ヘッドスパと言ったら、美容室での至福の一時(ひととき)と想像されていると思います。
確かに、少々高価で時間も必要なので簡単には施術できませんね。
しかし、その効果に『美容効果』があったとしたら……。嬉しいと思いませんか?
初めての方も、興味ありますよね。
今回は、ヘッドスパを色々な角度からお伝えしたいと思います。
女性美を追求するなら、知って当然のヘッドスパ効果を再確認してみませんか?
Contents
何故ヘッドスパなのか?
ヘッドスパを行うと、髪がイキイキして、顔や首周りも効果があります。
ヘッドスパは頭皮だけのイメージですが、皮膚は繋がっているので、マッサージ効果は、施術した場所とその周辺にも作用します。
これは皮膚だけに限らず、筋肉も同じです。
筋肉と言えば、筋トレで美容・健康効果がありますね。
頭皮にも顔にも筋肉はあります。
しかし頭皮は、普段筋トレしません。
なので加齢と共に固くなってきます。
その固くなった筋肉をほぐすのに、ヘッドスパで行うマッサージがあります。
マッサージする事で、首や顔の筋肉にも2次的な効果が得られます。
これが、今回のオススメするポイントになります。
ヘッドスパの効果
頭皮への効果
薄毛予防
抜け毛予防
白髪抑制
髪の毛のハリ・コシ
頭皮の臭い緩和
毛穴の詰り改善
美容効果
リラクゼーション
睡眠の質を改善
リフトアップ(シワ予防)
ほうれい線が目立たなくなる
疲労回復・眼精疲労の緩和
血行促進(アンチエイジング)
肩こりの緩和
これらの効果は、ヘッドスパによって頭皮の環境が良くなり、マッサージ効果で血行促進と筋肉が緩む事でリラックスできた相乗効果です。
もう少し詳しくみていきましょう。
頭皮の血行促進により、毛根が元気になると健康な毛髪が作られます。
ですから、抜け毛や薄毛の予防になり白髪を抑制する事ができます。
(効果はターンオーバーを考慮して、3ヶ月~半年を基準に観察してください)
毛穴の詰まりが改善されると、頭皮を健やかに維持できます。
臭いのもとになる汚れなどが除去されるので、ベトつかずさっぱり感が1週間ほど、持続します。
(後ほど、持続させるポイントを紹介します)
マッサージする事で頭皮の筋肉が緩み、繋がっている周りの筋肉も緩みます。
それにより、血行促進され肩こりなどが緩和します。
(マッサージ全般に言えますが、血行促進は健康美に欠かせません)
頭皮の筋肉を柔らかくする事で、皮膚の弾力が戻ります。
すると、繋がっている首周りや顔の皮膚も引き上げられます。
これがリフトアップの仕組みです。
(顔だけ引き上げても、直ぐに戻ってしまいますね)
ヘッドスパの頻度は、どの程度が理想なのか?
美容室では月に1回を目安にすると良いです。
肌の「ターンオーバー」が平均28日間です。
頭皮も同じです。
また、自宅でセルフエステをされる方も、同じように月に1回を目安にしてください。
乾燥肌の方や敏感肌の方は、さらに間隔を空けてください。
頭皮もお肌と同じなので労ってあげましょう。
気持ちが良いから、自分でもやりたい!!
そんな方に、ブラッシングをおすすめします。
ブラッシングは、シャンプーの前にマッサージになります。
本来の目的は汚れを浮かす事ですが、最近は地肌のマッサージができる専用のブラシも販売されてます。
地肌を傷つけない程度の力加減で天頂部(つむじ辺り)に向かってブラシを入れると、マッサージ効果があります。
これがヘッドスパの効果を長持ちさせる秘訣でもあります。
ヘッドスパの合間は、ぜひ活用してください。気持ちが良いです!
炭酸シャンプーで毛穴すっきり
ヘッドスパではお馴染みの「炭酸シャンプー」ですが、ホームケアのアイテムとして、市販もされています。
スッキリして気持ちが良いですね。
毛穴をスッキリ試してみたいと思った方に、簡単に作れる方法を、教えます。
準備する物
50~80mlの炭酸水(無糖)
ご使用中のシャンプー剤(通常の使用量)
ペットボトル(500ml程度)
手順
ペットボトルに入れて混ぜたらOK !
使用する直前に作って下さい。
通常のシャンプーをします。
地肌をマッサージするように洗って下さい。
\\ 注意点があります //
手作りのシャンプー剤は、お試しです。
髪や地肌の事を考えたら、しっかりと成分が配合された専用の炭酸シャンプーをオススメします。
頻度(回数)は、週に1回(乾燥肌の方は2週間以上あける)にしましょう。
皮脂を取り過ぎると過剰分泌になったり、乾燥によるかゆみの原因になります。
頭の筋肉はどこにあるのか?
先ほどから、頭の筋肉と言ってましたが、どこに筋肉がついているのか、ご存じですか?
簡単に言うと、ヘアラインに沿った生え際から、手のひら程度の面積に筋肉があります。
前頭筋(ぜんとうきん)
額から続いています。
フェイスマッサージでも額の境まで施術しますが、頭皮にも続いているのです。
効果…疲労回復・しわ予防・たるみ予防
側頭筋(そくとうきん)
フェイスラインから耳の上辺りにあります。マッサージすると気持ちが良いので、わかりやすいですね。
効果…ほうれい線の予防・口角が上がる
後頭筋(こうとうきん)
えり足から上の辺りです。
「盆のくぼ」と呼ばれる窪みの周辺です。
効果…リフトアップ・眼精疲労・肩こり
頭皮の筋トレ
普段から、頭皮の筋肉を意識して動かすと、さらに効果が持続します。
筋トレですが、頭皮の場合はマッサージと仕組みは同じです。
1.前頭筋は額から頭頂部に向かって、指の腹で小刻みに押しながら上がっていきます。
2.側頭筋は手のひらで、耳の上辺りを押して天頂部に向かって引き上げます。
3.後頭筋は耳の後ろからえり足までの範囲を指の腹で押しながら、天頂部に向かって上がっていきます。
4.天頂部は筋膜(きんまく)なので、毛穴にある「立毛筋(りつもうきん)」を刺激します。
髪の毛を気持ちの良い程度に真上に引っ張ります。
束にして持ち上げると良いです。トップの髪の毛を1つにするつもりで、束にして下さい。
この筋トレは、施術者も行なっているヘッドスパの工程の一部です。
やり過ぎは頭皮を傷つけるので、自宅でトリートメントの合間や育毛剤などの使用時に、軽く取り入れてみて下さい。
自宅でオイルマッサージできる
美容室に頻繁に通えない方でも、効果を実感して欲しいと思いました。
艶々の髪は素敵ですね。
プロのように上手くできなくても、毛穴の汚れを取り除き、頭皮の筋トレを合わせる事で、美容室のヘッドスパを体感できます。
セルフケアの方法
〈準備する物〉
オイル
(ホホバオイル・オリーブオイル・ツバキ油などがおすすめです)
シャワーキャップやラップ
(保湿の為に使用します)
蒸しタオル
(ドライヤーでも代用できますが、ヤケドしないように遠くから当ててください)
〈手順〉
乾いた状態でブラッシングで汚れを浮かせます。
オイルを頭皮に少しずつ付けます。
スポイト状の容器を使用しても良いです。
髪を分けながら頭皮に付けて指の腹で伸ばします。
全体的に付いたら、毛穴の汚れを押し出すように、頭皮全体を軽く押しながら揉んでみましょう。
次に頭の筋トレを順にしていきます。(5分以内にします)
終わったら、キャップをかぶります。(ラップが巻ける方は、使い捨てにラップでも良いです)
蒸しタオルが作れる方は、蒸しタオルを頭に巻きます。
難しい方は、ドライヤーの熱を軽く当てます。
遠くからジワーっと温まる程度にしてください。
又、手のひらで押さえても温まります。(5分程度)
流す前に洗面器にお湯をためて、手をお湯で濡らしながら、オイルを乳化させます。
少しずつ頭皮にお湯をかけて、指で円を描くように馴染ませます。
乳化したら、ぬるめのシャワーで良く流して(1分以上)シャンプーしていきます。
泡が立たないようなら、2回シャンプーしてください。
オイルをしっかり流しましょう。
毛先にトリートメントやコンディショナーを付けて、流し残しのないように、しましょう。
ドライヤーは、地肌からしっかり乾かし、最後に毛髪に冷風を当てて、髪を引き締めてください。
\\ 注意点があります //
マッサージや普段のシャンプーでは、爪を立てずに、指の腹を使うようにします。
セルフケアは、月に1回までです。乾燥気味の方は、間隔をもう少し空けてください。やり過ぎは、お顔の手入れと同じで逆効果です。
シャワーの温度は、ぬるめにしましょう。
まとめ
ヘッドスパの効能は頭皮に限らず、女性にとって素晴らしい効果がありました。
これを知っているのと知らないのでは、5歳は確実に違います。
美容室で年に数回、しっかりと施術をしてもらい、合間にご自身でキープしていただければ、肌も髪もイキイキできますね。
最後に、ヘッドスパを自宅で行なうメリットをもう一つ、ご紹介させて頂きます。
腕を上げてマッサージすると、腕が疲れますね。
しかし、二の腕の脂肪が気になる方は、肘をしっかり上げてマッサージしてみて下さい。
二の腕のプルプルも一緒にスッキリできます。
ぜひ、普段のケアにヘッドスパも取り入れて、自信あふれる毎日をお過ごし下さい。