薄毛になるような生活習慣は色々とありますが、帽子をかぶっていると薄くなるという話を聞いたことがあると思います。
頭皮に負担をかけるからというのがその理由ですが、本当にそうなのか考えてみなければいけません。
実はもっと大切な事が隠れているからです。
帽子をかぶっていると薄くなるかどうか
帽子をかぶっていると、髪が薄くなると信じている人がいるでしょう。
理由は色々とあります。
頭皮環境が悪化してしまうというのが、どの理由も大きなポイントです。
頭皮も肌の一部で暑くなれば汗をかきます。
滴り落ちるような汗をかいて、髪がびしょびしょになることも珍しいわけではありません。
誰でも一度は体験したことがある状況ですが、帽子をかぶっていると中で湿度が上がってしまうという理由です。
他にも髪が帽子によって引っ張られてしまうといった理由や、サイズがきつかったことで髪に摩擦がかかると言った話まで出てきます。
どれも本当のように見えますが、それ以上のメリットがあった時には、帽子をかぶった方が薄毛にならなくて済むかもしれません。
普段から帽子をかぶっている人たちと薄毛
帽子をかぶっていると本当に薄くなってしまうのであれば、普段から被って生活をしている人はどうなるかというのが焦点です。
帽子をかぶって生活している人は色々と考えられます。
仕事で長時間帽子をかぶっている人やヘルメットなども同様の理由近づくでしょう。
そのような人たちが、全て薄毛であるかといえば、そうとは言えません。
良い例が、工事現場の人達です。
工事現場ではヘルメットを被るのが当たり前で、かぶっていなければ作業ができません。
安全に仕事ができないからというのが大きな理由です。
中にはヘルメットの中にタオルも巻いている人も見かけます。
帽子をかぶると薄くなるという条件をすべて満たしている環境です。
外で仕事をする人の多くは、直射日光を遮るために帽子をかぶっているでしょう。
農業や林業などを行っている人や警備などの職業の人も、帽子をかぶっている姿が見れるはずです。
では、この人たちが皆、薄毛に悩んでいるのかといえば、そんなことはありません。
若いうちからはたいていたら、髪が生えてこなくなることもないのです。
つまり、単純に考えれば、帽子やヘルメットと薄毛の因果関係は薄いということになるでしょう。
もちろん、ゼロではありませんが、これが真実であれば、もっと多くの人が薄毛で悩んでいなければいけません。
ただし、薄毛につながるような問題は抱えているのは確かです。
本当に帽子はリスクがあるか
帽子をかぶっていて、薄毛になるような問題があるとしたら、それは清潔かどうかになるでしょう。
帽子をかぶっていれば通気性が悪くなり、汗をかきやすくなっても排出する場所がありません。
帽子の中で湿度も上昇し、じめっとした状態になります。
細菌が繁殖するには格好の条件であり、頭皮環境はどんどんと悪化していくのです。
この状況は決していいものではなく、汚れも毛穴につまり、抜け毛にもつながってしまいます。
不潔な環境となり、悪化の一途をたどるとなれば、薄毛になるのも必然となるでしょう。
帽子が頭部を締め付けるという問題も確かにあります。
血行が悪化する可能性はゼロではありませんが、そこまできつい帽子を長時間かぶる人はいません。
そんな負担のかかることをする必要もないからです。
仮にヘルメットのようなものだったとしても、きつくて不快になるようなかぶり方はしないでしょう。
つまり、この考え方はほぼ当てはまらないと言えます。
帽子を被ることで引っ張られ薄毛になる可能性もゼロとは言えません。
女性の薄毛の典型症状の一つとして牽引性脱毛症があります。
髪を引っ張ったことによって、毛根に負担がかかり、抜け毛のサイクルを早めてしまう状態です。
ポニーテールなど同じような髪型を繰り返しているとなりやすいとされていますが、帽子をかぶると中の髪が常に同じ方向に引っ張られているわけではないでしょう。
前髪をかきあげ、帽子の中に入れているような人であれば、可能性も出てきます。
それでも常に帽子をかぶっているわけではなく、常に力がかかるわけでもありません。
したがって、この考え方もあまり影響があるとは言えないのです。
紫外線から頭皮を守る
帽子をかぶることで薄毛の予防になることも出てきます。
それが紫外線に対する影響です。
紫外線は殺菌効果が強く、人間が生きていくためにも必要な光線です。
その反面、人間の体自体にも悪影響を与えることが分かっています。
皮膚がんのもとになるといえば、誰でも気が付く所でしょう。
非常に影響力の強い光線で、様々な物を劣化させてしまいます。
紫外線劣化と呼ばれる現象ですが、これが人間の肌にも影響を及ぼすのです。
紫外線の影響として分かりやすいのは、日焼けです。
夏になると小麦色の肌を目指して肌を焼く人がいますが、正確に言えば火傷をしているに過ぎません。
この現象が頭皮にも起こる可能性があるのです。
多くの女性が自分の肌は日焼け止めなどを使い守っても、頭皮までは保護していません。
髪に隠されているから大丈夫と思うところもあるでしょう。
よく考えてみるとわかりますが、人間の体の中で最も高い位置にあるのは頭部です。
この頭は何も遮るものがない状態で、日光を直接浴びます。
つまり、紫外線の影響を最も多く受ける場所になるのです。
その頭部を保護するために、日傘や帽子をかぶるのは大変有効と言えます。
日光を遮断するだけでも、紫外線もカットできる可能性が出てくるからです。
もちろん、UVカットなどに作られた製品であれば、確実に遮断できるようになります。
これだけでも、薄毛対策に大きな役割をもつのです。
帽子をかぶると薄毛になるどころか、逆に予防になる可能性すら秘めていると言えるでしょう。
帽子の種類もう大切
帽子をかぶることで問題になるのは、その中の状態がどうなるかです。
清潔な状態を維持できれば、帽子は薄毛対策に役立ってくれるアイテムになるでしょう。
問題点はあくまでもここです。
帽子をかぶって行った日は、髪をしっかりと洗い、清潔な状態に保つのは基本です。
汗をかいた時には、中で湿った状態にならないように綺麗に拭いてあげる必要があります。
だからといって一日に何度もシャンプーをしたりすると、頭皮に負担をかけるだけで逆効果になるので注意しなければいけません。
帽子をかぶりっぱなしにするのではなく、空気に当てる時間も作ってあげるといいでしょう。
少しでも時間が取れれば、雑菌の繁殖を防ぐタイミングができるからです。
温度も下がりますし、湿度も着きます。
帽子の生地の種類も考えておくと間違いありません。
通気性の良いものを選んでおけば、帽子の中が蒸し暑くなったりしないで済むからです。
UVカットに適している生地かどうかも判断しておく必要があります。
同時に日傘もさせるようにしておけば、帽子の効果をさらに高めることもできるでしょう。
肌を守るという意味でもつばの広い帽子をかぶったりするのも効果的です。
日常から使いやすいようなものを選んでおき、雑菌が繁殖しないように洗いながら交換して使えるようにしておけば夏場でも安心して使えます。
まとめ
帽子を被ることは、薄毛対策として決してマイナスではありません。
実際にヘルメットを常にかぶっているよう仕事の人でもそれほどのダメージを受けていないことの方が一般的です。
ただし、清潔な環境を作ることは何よりも必要となってきますので、紫外線を防ぐと共に交換できるように考えておきましょう。