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帽子をかぶっている時の髪への影響
帽子をかぶるのも、髪型や帽子の素材・形状も色々ありますね。
かぶったままで過ごすことで、帽子の中では湿度が溜まった状態になってしまうため、頭皮が汗をかいてしまい、過剰な皮脂分泌を起こしてしまいます。
これは冬などの乾燥しやすいシーズンであっても、帽子内が酸素不足に陥りやすく、頭皮の呼吸を阻害してしまうことになるのです。
1日かぶっていても適度なタイミングで帽子を外したりを繰り返すことで、頭皮環境に換気をすることで、皮脂が出すぎないなど、頭皮を蒸れないようにすることが大切です。
ただ、帽子はデメリットだけではなく、太陽熱から守られることで、紫外線を防止できるという意味もありますので、決して帽子をかぶること自体は悪い事ではないのです。
むしろ紫外線の強い4月から9月くらいは着用した方が、頭皮のケアにおいて良い効果を与えますので、オススメです。
ただ、帽子をかぶる際は、できるだけ髪に強い負荷がかからないような生地や自然にかぶることを気をつけるといいでしょう。
髪も肌と一緒で、綿やメッシュ性、シルクなどがいいです。
シルクはないでしょうが、綿の帽子は多いでしょう。
ナイロンやポリエステルなどを避けると髪や頭皮に負担ないのでオススメです。
帽子を長時間かぶることで?
長時間帽子をかぶっていることで、皮下組織にある血管の血流が良くなるため、血液循環が活発化されるのです。
しかし、血液循環が活性化しすぎてしまうと、頭皮の表面である角質層に皮脂腺から皮脂が過剰に分泌してしまうため、毛穴に汚れや皮脂を詰まらせてしまうなど、肌に必要以上の皮脂が流出してしまい、頭皮トラブルや炎症を起こしてしまう危険性が出てきます。
ただ、紫外線が強いときは、頭皮へのデメリット作用よりも、頭皮を守る良い影響が高まります。
しかし、帽子の素材によっては通気性が失われしまうことがあります。頭皮が湿った状態になってしまうと、汚れや皮脂の酸化がすすみ、フケなどを発症する原因となりかねません。
対処方法
できるだけこのような状態を避けるために必要なのは、帽子の素材や質になります。
メッシュ性のキャップをかぶるなど、通気性がいい帽子をかぶり、定期的に帽子を外すことで頭皮を蒸らさないようにすることが大切です。
それを踏まえた上で、紫外線をカットしてくれる帽子を選ぶのが効果的でしょう。
また、帽子をかぶることに抵抗がある方は、紫外線対策保護クリームを塗って直接的な日差しをよける対策は大切になります。
夏場で帽子をかぶるときは、涼しい季節と違いますので、汗をかいたらすぐに吹き取れるように、ハンカチやタオルを用意して持ち歩くことで、定期的に拭くことをオススメします。
そして家に帰ってからは、すぐにシャンプーを欠かさずに行うことで、頭皮に浮いている皮脂を取り除くケアが必須になります。
そうすることで抜け毛予防にも役立ちますし、薄毛対策にも繋がるでしょう。
基本的には、帽子をかぶっても常に換気を心がけることで、熱の吸収性が少ない素材とカラーの帽子を選択することで熱をこもらないようにして、髪へ与える影響は軽減できるでしょう。
弱酸性のシャンプーで洗う
帽子をかぶって汗をかき過ぎて帰宅後には、頭皮に優しい弱酸性のシャンプーなどで、刺激を与えずにマッサージするように洗うことで、頭皮環境をリセットできます。
蒸れていると、かゆみや炎症を伴うこともありますので、優しくと思っていてもかゆみがあるとシャンプーの時にゴシゴシ洗ってしまうかもしれませんね。
しかし、それでは蒸れてダメージを受けている頭皮は、刺激に弱いため、さらに傷つけてしまう可能性があります。
頭皮の蒸れ対策をすることで、快適に過ごせますし、健康な頭皮と育髪に期待ができます。
帽子をこまめに洗濯する
かぶった帽子は、できるだけ毎回洗濯することをオススメします。
それは、汗をかいていないように見えても、帽子には、見えない汗や皮脂がついているのです。
そのまま雑菌がついているのに洗わずに放置していたら、雑菌が繁殖する原因に繋がります。
そのまま放置していると、ニオイの原因にもなるため注意が必要なのです。
帽子についたニオイは、簡単には落ちないのをご存知でしょうか。
毎日使用する度に洗うことで、ニオイが出ない状態を維持できます。
しかし、雑菌が繁殖した帽子をかぶってしまうと、頭皮トラブルが起こる可能性が高くなります。
こまめに洗濯することで、いつでも清潔な帽子をかぶれますので、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
しかし、かぶったままではなく、通気性よく帽子を取ることも心がけながら使用してくださいね。
帽子をかぶるとハゲるといわれる理由⁈
帽子をかぶるとハゲると言われていますが、半分はホントで半分はウソです。
帽子のかぶり方や素材によっては、リスクがあり高めてしまうこともありますが、軽減することもあるのです。
帽子をかぶるとハゲるといわれている理由とは…
(1) 頭皮が蒸れて雑菌が繁殖!
帽子を長時間かぶることによって、頭皮が蒸れて雑菌が繁殖しやすく、頭皮や毛穴に炎症が起こる可能性があり、抜け毛が増え、薄毛に繋がる可能性が高まります。
また、炎症に伴う痛みやかゆみが出やすくなります。
そのため、爪を立てて頭皮をかくことで雑菌の繁殖に繋がり、抜け毛が増えることも予想されてしまいますね。
(2)髪がダメージを受ける
頭のサイズよりも小さいサイズの帽子をかぶってしまうと、摩擦によって髪はダメージを受けやすくなりますね。
髪が乾燥してパサついてしまうと、そのあたりの髪が薄くなることがあります。
また、髪が痛んでいる状態ですと、ボリューム感が失われてしまうため、頭皮が見えているわけではなくても、薄毛のイメージを持たれることがあります。
(3)分け目が固定
帽子で頭部が圧迫してしまうと、髪の分け目が固定されてしまいます。
そうすると、帽子を脱いだときに、違和感のある分け目が、ぺったんこになってしまい、ハゲているイメージを与える場合がありますので、要注意です。
分け目は、頭皮の汚れをキレイに洗うことで戻ります。しかし、帽子をかぶるたびに分け目が固定されてしまいます。それを繰り返すことで、分け目が薄くなることがあります。
帽子をかぶると薄毛になるわけではない⁈
「帽子をかぶると薄毛」という噂は尽きないですよね。
真実の部分もあるのは事実ですが、必ずハゲるわけではないのです。
薄毛の原因となるのは、男性ホルモンや生活習慣、ヘアケアなど複数の要因が関係しているのはご存知だと思います。
ただ、帽子をかぶっているからといって、薄毛やハゲるには繋がりません。
薄毛の原因の中でも注意したいのが男性ホルモンによるAGAなのです。
男性ホルモンのテストステロンが変化することで、ジヒドロテストステロンになり、髪の成長が妨げられてしまうため、髪のボリュームが失われてしまい、抜け毛から薄毛に繋がります。
しかし、帽子をかぶるのをやめたからと薄毛が改善できるものではありません。
つまり、ハゲてしまったからと気になったところで、帽子をかぶるのをやめる必要はないのです。
原因が何なのかを理解してから、改善を考えることが必要になります。