コロナウイルスの影響もあって、世の中の働き方に変化が出てきました。
代表的なところでは、テレワークの推進が挙げられます。
会社に出かけることなく過程の中で仕事をする方法ですが、状況によってはこれが薄毛につながる可能性もあるのです。
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コロナウイルスと生活の変化
コロナウイルスは、現代人の生活に様々な影響を与えました。
病気にかかるというだけではなく、これまでの働き方や考え方に対し、将来的に本当にそれでいいのかという疑問を突きつけたと言ってもいいでしょう。
時間の使い方や家族への接し方など、病気以外でも多くのことを考えさせられました。
生活リズムの変化は、生活に大きな違いを生み出してきています。
その一つが、テレワークによる運動不足の増加です。
非常に大きな影響を与えていますが、あまり実感のない人もいるでしょう。
しかし、今後信じられないほど大きな影響を与えるかもしれません。
薄毛になるという可能性もその一つであり、非常に大きな問題となる可能性を持っています。
薄毛となるとしても、影響の一部分であり、実はもっと強い状況を抱えているかもしれないのです。
髪が生える仕組み
まず大事なこととして、髪が生える仕組みを考えてみる必要があります。
頭皮にある毛根の奥には毛母細胞がありますが、細胞分裂によって髪を生み出していくのです。
細胞分裂するためには栄養が必要で、頭皮の中にある毛細血管から供給を受けます。
血液の中の栄養を受け取り、成長ホルモンの影響によって細胞分裂をしていきますが、一度生み出された髪は細胞が死んだ状態でその子は成長しません。
つまり、細胞分裂をしながら押し出していくという状態です。
髪にはヘアサイクルと呼ばれる成長のリズムがあり、作られていく段階と衰え始め抜けていく段階、成長させるための力を養いながら休止し、また伸びていくのです。
このヘアサイクルが正常なうちは、1日100本程度の髪が抜けたとしても何ら問題はありません。
ところが、狂いが生じ始めると、抜けたぶんの髪を補えるほどの成長ができなくなっていきます。
成長が遅くなって行ったり、成長する前に抜けてしまうような状況が出来上がると、必然的に薄毛となるのです。
髪を維持しているヘアーサイクル
ヘアサイクルを保つためには二つの条件があるのが分かります。
細胞分裂するために必要な栄養と成長ホルモンの存在です。
その他にも毛穴の状態は頭皮の環境などもありますが、髪を作り出すとプロセスにおいてはこの二つの条件がとても重要になってきます。
コロナウイルスによる生活リズムに変化が生まれ、テレワークをお知らせる企業が増えてきました。
この状況下において、頭皮に栄養がしっかりと行き渡るのかといえば、遮ってしまう条件がいくつも出てくるのです。
その一つにあるのが、血行不良よる問題になります。
テレワークをするというのは、パソコンを使って自宅で遠隔地にある会社とつなぎ作業をすることです。
自宅にいながら仕事ができるようになるというのは、通勤などに時間をかける必要がなく、多くの人と接しないで済むと言う大きなメリットがあります。
時間を有効に使える方法ですが、何よりも問題は自宅にいるというところにあるのを見逃してはいけません。
椅子などに座ったまま作業ができるメリットはありますが、ほとんど動かずに仕事に就き仕事が終わるという流れになるのです。
食事に出かけるということも必要はないでしょう。
自宅で用意したものを食べるという流れで済みますし、食事に出なければいけないと言った必要性も少なくなります。
動きも最小限で済むようになり、通勤にかけていた運動量もゼロに変わるのです。
これにより、これまで使っていたは筋肉も使わなくなります。
いくらかでも歩いている状況は、筋肉を維持するのにも必要でした。
ところが、全く歩かなくなり、体はどんどんと衰えていくのです。
特に問題となるのは足腰の弱り方で、これが薄毛にも関係してきます。
血液を押し出す力が弱まっていくとと薄毛の関係
足腰の弱り方が薄毛と関連するというのは、すぐには考えつかないことかもしれません。
人間の体の血液を送り出しているのは心臓の力ですが、これだけでは全身に血液が回っていかないのはすぐに理解できるでしょう。
そこで体の各所にある筋肉が、ポンプの役割をして全身にめぐらせてきます。
会社に行くのに、いくらかでも歩いていると、体温が上がるのを感じることもあるはずです。
これは動いた筋肉が血液を押し出すと共に、熱を発しているためで、この熱を受け取った血液が全身に伝えていきます。
冷え性を改善に運動が良いと言われるのもこの点からですが、筋肉の量が大きくなればそれだけ押し出す力と熱は高まっていくのです。
人間の頭皮も血液が送られてくるようになりますが、運動をしていないと筋肉は徐々に衰えていきます。
毎日会社に行くのに歩いていた時間も、筋肉を維持するためには必要不可欠でした。
ところが、全く動かなくなり、足の筋肉も使わなくなれば必然的に衰えを見せます。
それも人間の体の中で最も大きな筋肉の塊である太ももが動かなくなれば、全身の血流に対する影響も大きくなるのです。
最も大きな筋肉が衰えていけば、体の末端である頭皮への栄養供給の問題が生じ、熱も供給されなくなります。
凝り固まってしまうような状況でもあり、毛母細胞の働きもどんどん落ちてしまうのです。
やがてヘアサイクルにも影響が生じるようになり、薄毛に繋がっていくのは間違いありません。
脂肪の燃焼も落ちる
テレワークによる運動不足の問題は、脂肪の燃焼にもつながってきます。
筋肉が動けばそれだけエネルギーが必要で、その元になるのは脂肪だからです。
体内の脂肪が使われにくくなるような状況を産むため、メタボなどの問題が生じるのは実感として持っている人も多いでしょう。
薄毛の原因としても取り上げられるようになりましたが、体脂肪が多くなればその分だけ頭皮でも脂質の分泌が高まる可能性が出てきます。
頭皮で脂質が多くなれば、毛穴が集まるような事態が出てくるのです。
毛穴が詰まってしまえば、細胞分裂して押し出そうとしてもなかなかうまくいきません。
ヘアサイクルにも影響がでるようになり、だんだんと薄毛が進行していくのです。
これは女性でも変わらない状態であり、注意しなければ対処できません。
テレワークをしている間に、知らず知らずのうちに変化が生じてきているとすれば、対応できるような生活をする以外に方法はないのです。
少しでも歩くこと
運動不足の解消を兼ねるのであれば、とにかく歩くというのが一番の対処方法となるでしょう。
もちろん、筋肉トレーニングができるというのは正しい発想ですが、誰もがそのような環境を持っているわけではありません。
スクワットなどでも変化を生むことができますが、なかなか始められないのが当然なのです。
少し買い物に出ると言った時でも、まずは歩くという習慣が大切です。
車で出かけてしまったりすればその部分だけ歩きません。
何か機会を見つけ少しでも歩くようにして行けば、テレワークが推奨される現在でも太ももなどの筋肉の維持に役立ってくれるのです。
近くのトレーニング機器などはないけど、もう少し運動強度を上げたいという時にはストレッチゴムなどを使うといいでしょう。
簡単に手に入るようになり、テレワークをしながらでも使えるような健康器具です。
ゴムの力を利用しているだけですが、足に引っ掛けたりしながらトレーニングすると、血行も良くなります。
最終的には薄毛に対する対策にもなると考えれば、チャレンジする価値は高いでしょう。
まとめ
テレワークが推奨される現在では、とにかく運動不足を補えるような生活を考えなければいけません。
運動不足に陥ることが薄毛に影響するだけならまだしも、生活習慣病などの大きな原因となる可能性も出てくるからです。
命に関わるような事態にも発展するのですから、薄毛の予防とともに歩くだけでも考えていくべきでしょう。