髪がパサついたりごわついたりして困っていませんか。
ごわつく髪はまとまりも悪く、セットしても決まらないので困りますよね。
何もしないでいると、ごわつきやパサつきがひどくなる可能性があるので、早めに対処することが望ましいです。
そこで、ここでは、髪がごわつく原因やしなやかな髪を取り戻すために注意すべき点などについて紹介します。
この記事を読んで対処法を実践することで、美しい柔軟な髪を取り戻しましょう。
Contents
髪の毛がごわつくのは髪が傷んだから
髪の毛がごわつく大きな原因は、表面を覆うキューティクルが剥がれてしまったことです。
髪の表面をキューティクルがうろこ状に重なりながら覆っていることは、ご存じの方も多いでしょう。
こうやってぴっちりと覆うことで、外部刺激から髪を守り、内部の水分やたんぱく質などが失われるのを防ぐ役割を果たしています。
キューティクルがきゅっと閉じて整っている髪は、ツヤがあり手触りも良好です。
ところが、何らかの原因でキューティクルが剥がれたり損傷したりすると、光がきれいに反射されずツヤを失います。
さらに、剥がれることでできた隙間からは、毛髪内部の栄養や水分も漏れでてしまうのです。
すると、髪が乾燥してがさがさになり、髪同士も剥がれたキューティクルでひっかかりやすくなってごわつくようになります。
つまり、髪のごわごわは、傷みが原因です。
ごわつかないようにするためには、髪を傷めないように注意する必要があります。
ダメージヘアになる原因と対処法を説明
「髪を傷めるようなことは何もしていないのに」と思う人もいるでしょう。
しかし、髪は意外とデリケートです。普段何気なく行っている習慣が髪にダメージを与えていることはよくあります。
どんな行為が髪のダメージとなるか、またどう対応すれば 良いかみていきましょう。
間違ったケアケア
多いのが、間違った方法でヘアケアをしていることです。
髪を清潔にきれいに保つためにしたことがダメージになっているのは哀しいですよね。
どんな行動が良くないか、知っておきましょう。
合わないシャンプーを使っている
意外によくあるのが、洗浄力が強すぎるシャンプーを使っているケースです。
シャンプーの洗浄力が強すぎると、汚れがよく落ちてさっぱりとはしますが、同時に髪や頭皮が必要な油分までごっそり落としてしまうことがあります。
髪に適度な油分があることで、内部の水分が蒸発せず保たれています。
髪を洗ったときに必要な油分まで取りのぞいてしまうと、水分を保持できなくなって乾燥し、パサついてごわつくようになることがあるのです。
そこで、アミノ酸シャンプーなどの髪にも頭皮にも優しい低刺激のシャンプーを使い、必要以上に油分を落とさないようにすることが大切です。
べたつきが気になるからと1日に2回以上洗うのもよくありません。
ドライヤーのかけ方が雑
ドライヤーを雑にかけることも、髪の傷みの原因となります。
髪を洗ったあと、乾かすのは意外と面倒ですよね。
ついつい、ざっと乱暴なかけ方をしている女性もいるのではないでしょうか。
ドライヤーは、かけ方次第で髪の傷みをひどくすることも、キューティクルを整えてツヤを出すこともできます。
正しいかけ方を覚えて実践しましょう。
タオルドライ
まずは、洗髪後にタオルドライしてしっかり水気をとります。
これは、最初になるべく水気をとっておくことで、ドライヤーをかける時間が短縮できるからです。
短い時間で済むのであれば、髪に与える影響を少なめに抑えることができ、丁寧にかけることもできます。
タオルドライの際は、ごしごしこするのは厳禁です。
濡れた髪はキューティクルが少し開いてとても脆い状態になっているので、こするとあっというまに傷つけてしまいます。
タオルでそっと押さえて水分を吸いとりましょう。
ドライヤーは離す
ある程度水気がとれたらドライヤーをかけます。
このときのポイントは、なるべく髪から離すことです。ドライヤーを髪に近づけて温風をあてると、髪が熱くなりすぎて傷む恐れがあります。
たまに髪に指を通してバサバサと振りながら乾かす人がいますが、これもNGです。キューティクルが整わず、ぼさぼさになってしまうからです。
ドライヤーのほうを小刻みに動かし、全体に風を通して乾かしましょう。
最後は冷風モード
全体に8割方乾いたら、最後は冷風モードにしましょう。キューティクルがきゅっとしまって、ツヤが出やすくなります。
「ドライヤーが面倒くさいから」「ドライヤーの熱が髪に悪そうだから」などの理由で、髪を自然乾燥させるのもやめましょう。
髪が濡れた状態で寝て寝具などとこすれることがあると、キューティクルがはがれて傷みます。
濡れた状態が長引くと雑菌が繁殖して臭くなることもあり、良いことは何もありません。
ドライヤーを使ってしっかり乾かしましょう。翌朝のスタイリングも楽になりますよ。
無理やりなブラッシング
適切な方法でブラッシングをすると、髪の状態が整い、油分が毛先までいきわたることでツヤが出ます。
しかし、やり方を間違えるとキューティクルがはがれたり途中で切れたりして傷めてしまうため、注意が必要です。
ブラシで髪を梳かすときは、まず全体のもつれや絡みを丁寧にほどいておきましょう。
髪が長い人はトップ・中間・毛先くらいに3分割し、毛先から梳かしていきます。
毛先が梳けたら中間から毛先に、それができたらトップから毛先に向けて梳かします。
こうすることで、髪に過度の負担をかけずにブラッシングができます。
ブラッシングのしすぎも良くないので、1日に2~3回にとどめましょう。
パーマやカラーの繰り返し
おしゃれやスタリングの負担を軽くするために、カラーやパーマを繰り返しかけている人もいるでしょう。
パーマは毛髪内部の組織の結合を切断してから再結合させ、望むくせをつけたり真っすぐにしたりするものです。
カラーはキューティクルを無理に開いて色素をいれて染めます。
どちらも髪に与える影響は大きく、繰り返しかけていると傷むことは避けられません。
できればやめたほうが良いですが、やめられない人もいるでしょう。
そこで、パーマをかけたあとはサロントリートメントもしてもらうなど、いつも以上のケアをすることが大切です。
カラーリングするときは、市販品を使って自分で染めるのではなく、サロンでお願いするほうが髪へのダメージが少なくなります。
市販品は誰でも染められるように強めの薬剤が使われているからです。
白髪染めの場合は、髪へのダメージが少ないカラートリートメントタイプを使うのもおすすめです。
紫外線
肌と同様、紫外線は髪にもダメージを与えます。
長時間紫外線を浴びた髪は、たんぱく質が編成したり乾燥してバサバサになったりします。
頭皮も日に焼けてダメージを受けてしまうでしょう。
日焼け止めでお顔や手足の紫外線対策をしている女性は多いと思いますが、髪も日焼け止めスプレーをかけるなどして対策しましょう。
帽子や日傘を使って物理的に守ることも大切です。
トリートメントでケアし水分補給を
上記のような対策をとるとともに、トリートメントを使って髪のダメージをケアすることも大切です。
トリートメントは髪の内部に水分や栄養を補給し、摩擦や紫外線などの刺激から髪を保護する役割ももちます。
トリートメントのほか、椿オイルやアルガンオイルなどの自然由来の美容オイルもおすすめです。
パッケージに書かれ方法に従って、丁寧にケアし髪を労わりましょう。
まとめ:日ごろの習慣を見直してごわつき髪をしなやかにしよう
髪がごわごわしてまとまりが悪いと、困りますよね。
しなやかな髪をとりもどすため、髪にダメージを与えていないか日ごろの習慣を見直すことが大切です。
トリートメントやオイルで適切にケアすることも効果があります。
すぐには変わらなくても、根気強く続けていくことで髪のごわつきが緩和されてサラサラ髪に近づきますよ。