女性にとっては美の大敵となる抜け毛。
薄毛になった部分も気になりますし、ヘアスタイルもなかなか決まらなくて、悩みの種になりますね。
実は私も数ヶ月前から抜け毛がひどく悩んでいて、「育毛剤を使ってみよう!」と思いました。
ところがネットで調べていると、育毛剤のほかに発毛剤というキーワードが出てくるのです。
このようなとき、「抜け毛にとってはどっちを使うべき…?」と悩みますよね。
そこで、育毛剤と発毛剤について調べてみましたので、今回はその違いについてご紹介します。
私のように2つの商品について迷っている方は必見です。
ぜひ、参考にしてくださいね。
そもそも育毛剤とは?発毛剤とは?
抜け毛が気になったときに多くの人が使用を考える育毛剤と発毛剤ですが、そもそもこの2つはどのようなものなのでしょうか。
ここでは育毛剤と発毛剤とは?ということをお伝えしていきますね。
育毛剤
育毛剤は、抜け毛の予防や薄毛に悩む人のための育毛を促して、毛髪の健康状態を良好にするためのものです。
医薬部外品に種分けされているのですが、医薬部外品とは厚生労働省が認めた有効成分が一定の濃度で配合されています。
医師や薬剤師などに相談しなくても、ドラッグストアやスーパーなどで購入でき、抜け毛や薄毛に対しての予防や防止をする働きをするものです。
このようなわけで、育毛剤は毛髪の量感が少ない方や、頭皮の健康状態を良好にしたい方におススメです。
発毛剤
発毛剤は薄毛や抜け毛の治療を目的として、薄毛になった箇所や毛髪が生えていない箇所に使うものです。
育毛剤とは違い、医師の処方箋や薬剤師又は登録販売者の助言が必要とされ、厚生労働省が認めた有効成分により、発毛を促進することを期待させてくれます。
発毛剤は、薄毛や脱毛の箇所がハッキリとわかる方や増毛したい方、薄毛や抜け毛について改善したい方におススメです。
育毛剤、発毛剤の効果とは
どちらも抜け毛に対して悩みを持つ方のためのヘアケア商品ですが、それぞれの効果にはどのようなものがあるのでしょうか。
それぞれの効果により抜け毛や薄毛への悩みを軽減したいものですが、期待できる効果には多少の違いがあります。
ここでは、育毛剤と発毛剤の効果について見ていきましょう。
育毛剤の効果は?
育毛剤には、頭皮の血行を促進させて頭皮に栄養が行き渡りやすくする効果や、頭皮トラブルを防ぐための頭皮環境の改善効果が期待できます。
栄養が行き渡れば、毛髪の成長は滞らずに抜け毛を防ぐことが期待できますし、頭皮環境が整えば、頭皮の状態を整えて抜け毛を予防することが期待できます。
育毛剤は、毛髪の成長を促したり、太くハリコシのある健康的な毛髪づくりをしたりする効果が期待できるのです。
発毛剤の効果は?
発毛剤には、多くの場合発毛を期待させてくれる発毛のための有効成分であるミノキシジルが含まれています。
ミノキシジルには、頭皮に張り巡らされている毛細血管の働きを促して血行を促進させ、髪への栄養を十分に行き渡るような効果が期待できます。
また、毛髪を成長させる毛母細胞を活性効果が期待できます。
発毛剤は、有効成分の働きにより毛髪の健康を維持して成長させ、薄毛部分の発毛効果を期待させてくれるヘアケア商品なのです。
育毛剤、発毛剤に対しての口コミ
薄毛や抜け毛、脱毛への悩みが出てくると、多くの方は育毛剤や発毛剤の使用を考えます。
とはいえ、2つのヘアケア商品のうち、どちらを選べばよいのか悩みますよね。
そこで、ここでは育毛剤や発毛剤を使用した方の口コミをご紹介します。
今後、「どっちを選ぼうか…?」と迷いが出てきたときの参考にしてくださいね。
育毛剤の口コミ
「このままいくと禿げてしまいそう…という不安でいっぱいでした。しかし育毛剤を使い始めて今3本目が終わるころですが、髪の毛がしっかりして髪の毛が立ち上がるようになりました」
「育毛剤を塗布して頭皮マッサージをしていますが、頭皮がとても気持ち良く、髪にコシが出てきたような感じです」
「シャンプー時の抜け毛にウンザリしていたのですが、育毛剤を使い始めてからは抜け毛も減ってボリューム感が出たような気がします」
「育毛剤を使い始めてからは、髪の毛が太くなり、元気になったような気がします」
発毛剤の口コミ
「発毛剤の使用を始めてからは、頭皮がやわらかく生え際に毛が生えてきたような感じです」
「以前からつむじ周辺の薄毛が気になっていたのですが、発毛剤を使い始めて分け目の目立った部分が気にならなくなりました」
「髪の毛の根元部分がしっかりとしてきて、髪が丈夫になったような気がします」
「地肌が透けて見えていたのですが、育毛剤を使用し始めて毛が生えて黒くなり透けた部分が気にならなくなりました」
「薄くなっていた頭頂部や前頭部の髪の毛にボリューム感が戻ってきて、思い通りのヘアスタイルを作りやすくなりました」
育毛剤、発毛剤の成分とは?
育毛剤と発毛剤は同種類の商品のようですが、それぞれの効果や働きを見てみると多少の違いがありましたね。
では、なぜその違いはあるのかと言えば、使われている有効成分で違いが出てきます。
育毛剤と発毛剤には、それぞれどのような成分が使われているのでしょうか。
ここでは使われている主な成分について見ていきましょう。
育毛剤に使われている主な成分
センブリエキス
リンドウ科センブリ属の植物から抽出した苦み成分のエキスです。
漢方薬の一種で血流促進の働きがあるため、頭皮に張り巡らされている毛細血管の血行を促進する効果が期待できます。
血流促進のほかにセンブリエキスは血管を拡張する働きもあり、代謝を促進させて毛母細胞の活性化効果も期待できます。
塩酸ジフェンヒドラミン
湿疹やかゆみ、くしゃみ、鼻水などのアレルギーの原因となるヒスタミンの活性を抑える効果が期待できます。
そのため頭皮トラブルにより起こる頭皮の湿疹やかゆみ、炎症などを抑制する効果が期待できます。
つまり、塩酸ジフェンヒドラミンは頭皮環境を整えて頭皮を健康にすることで、抜け毛の予防が期待できるのです。
グリチルリチン酸ジカリウム
古くから生薬や漢方薬として使用されてきた成分で、グリチルリチン酸2Kとも呼ばれ、炎症やアレルギーなどを抑制する効果が期待できます。
頭皮への炎症やかゆみ、かぶれなどのアレルギー症状を抑制し、頭皮環境を整える効果が期待できる成分です。
ヒオウギエキス
アヤメ科ヒオウギという植物の根や茎から抽出されるエキスで、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするイソフラボン誘導体が、たっぷりと含まれています。
ヒオウギエキスによって男性ホルモンの活性化を抑え、女性ホルモンの乱れを整えることが期待できます。
女性ホルモンの乱れから引き起こる抜け毛を抑えることができますので、抜け毛予防効果が期待できる成分です。
イチョウ葉エキス
血行促進や血管拡張の効果が期待できる成分です。
そのため育毛に対しては、頭皮に張り巡らされている毛細血管の活性化効果が期待できます。
髪の毛への栄養を十分に行き渡らせる効果が期待でき、髪の毛の成長と抜け毛予防効果が期待できる成分です。
フコダイン
コンブやワカメ、モズクなどの海藻類に含まれる食物繊維の一種で、ヌルヌルとしたぬめり成分です。
髪の毛に大切なミネラルやアミノ酸を豊富に含むため、毛母細胞の活性化を促して健康的な髪の毛の成長を期待させます。
また、保湿力が高いため頭皮の乾燥を防ぎ、頭皮環境を整えて抜け毛を防ぐ効果が期待できます。
発毛剤の成分は?
ミノキシジル
血管の拡張作用がある成分で、毛細血管の働きを促進して血液の流れを良くする効果が期待できます。
そのためヘアサイクルの乱れを正常にして、髪の毛を成長させることを期待させてくれます。
また、血液の流れが促されることにより、毛母細胞の活性化も期待できます。
ミノキシジルは、脱毛進行の予防抑制や、発毛効果を期待させてくれる成分ということです。
トコフェロール酢酸エステル
毛細血管の働きを促し、血行を良くする働きが期待できるビタミンEです。
抗酸化作用が期待できて細胞膜の酸化を抑制する働きもありますので、頭皮トラブルの原因となる過酸化脂質の活性化を防ぎます。
頭皮の健康状態を守ることが期待できますので、頭皮環境を整えて抜け毛を防ぐ作用が期待できます。
パントテニールエチルエーテル
保湿効果や毛母細胞の活性化を期待させてくれる成分です。
そのため頭皮の乾燥を防ぎ、髪への栄養を十分に行き渡らせて髪の成長を促すことが期待できます。
さらに代謝を促す作用がありますので頭皮環境を整えて、頭皮の健康状態を良くすることが期待できます。
l-メントール
清涼感のある成分で殺菌・消毒効果が期待できます。
そのため頭皮のかゆみを抑え、頭皮環境を整えて頭皮の健康状態を良くすることが期待できます。
抜け毛に育毛剤と発毛剤を併用しても大丈夫?
育毛剤と発毛剤には成分や働きなどに違いがありましたが、育毛剤と発毛剤を併用すると良いように感じますよね。
しかしこの2つの商品は、併用できません。
育毛剤には副作用として頭皮のかゆみやかぶれが出る可能性がありますし、発毛剤には頭皮のかゆみやかぶれ、頭痛や動悸などの症状が出る可能性があります。
併用すると、これらの副作用が強くなる危険性がありますので、使い分けが必要なのです。
そのため今の状態に合わせた商品を選び、抜け毛対策をすることが大切になります。
ぜひここでご紹介した商品の特徴を参考にして、あなたの抜け毛対策をしてください。
そうすれば、今以上にオシャレなあなたを演出することができると思いますよ。