女性の薄毛

女性の薄毛にはバナナを食べるのがいい?驚くほど豊富な栄養素

薄毛対策になると言われている食品はいくつも存在します。

本当に効果があるかどうか気になるものもあるはずですが、その中でも高い栄養価を保ち注目されるようになったのはバナナです。

驚くほど豊富な栄養素を持ち、バランスの良い食品として様々な場面で食べられてきたバナナも、うまく活用すれば薄毛対策に繋がっていくのです。

エネルギーとして有効なバナナ

スポーツ選手がエネルギー補給のためにバナナを食べてるシーンを見かける事があるでしょう。

トライアスロンなどを見ていると特に目立ちます。

テニスでもインターバルの間に一口でも食べている選手を見かけることがあるはずです。

それほど栄養価が高く短時間で吸収できるというメリットを持っています。

消化という面でも早く、すぐにエネルギーに変換できるのです。

バナナで注目しなければいけない栄養素はたんぱく質です。

良質なたんぱく質を摂取することは薄毛対策としても重要ですが、非常に豊富に含まれています。

実際100gあたりの含有量を見ると、1.09g含まれていますが、このタンパク質をよく分解してみると髪の成分とそっくりな内容が分かるのです。

髪はケラチンからできていますが、その内容は18種類のアミノ酸で作られています。

このうち17種類のアミノ酸がバナナに含まれているというのは、注目される部分です。

1種類足りないと思われがちですが、この足りないアミノ酸は体内で合成できる非必須アミノ酸に含まれます。

つまり、バナナを食べているだけで必要なタンパク質は全て揃ってしまうといってもいいでしょう。

もちろん、このようなタンパク質が髪だけで使われるわけではありませんが、非常に有効な食材であるのは間違いありません。

驚くほど豊富なビタミン類

ビタミンやミネラルが豊富なのもバナナの特徴です。

タンパク質だけでは髪を作り出せませんが、一緒にビタミンやミネラルを摂取することにより、発毛効果を促進できます。

このビタミンも種類が豊富で、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンEなどが含まれているのです。

これらだけでも優れた栄養素ではありますが、さらにカルシウム、マグネシウム、セレン、カリウム、ナトリウム、亜鉛も含まれています。

特に注目するべきなのは亜鉛で、タンパク質を再合成する際には必ず必要なミネラル分です。

バナナを食べるだけでも髪を生やすための必要な栄養素がほぼ揃うと言ってもいいでしょう。

豊富に含まれるグルタミン酸

アミノ酸で見てみると、非常に豊富に含まれているのがグルタミン酸です。

うまみの要素としても知られていますが、昆布に豊富に含まれているため日本人にとっては身近な存在といってもいいでしょう。

このグルタミン酸は様々な効果を持っており、体にも大切な栄養素になってきます。

脂肪の蓄積を防ぎでくれ、血圧を降下させ力が知られるようになりました。

脂肪の蓄積を防げば、頭皮環境の改善にもつながります。

実際にこれだけではなく、美肌効果を思っていることも重要です。

肌を健全な状態に保ちやすいため、頭皮環境の改善にも役立つのです。

体には欠かすことができないため、多くの場面で注目されるようになりました。

もう一つ豊富に含まれているアミノ酸がアスパラギン酸です。

バナナに含まれているアミノ酸の中でも2番目に多く、非常に豊富なのが特徴になっています。

髪を構成しているタンパク質であるケラチンの重要な要素となりますが、疲労回復効果で知られるようにもなりました。

アスパラギン酸を中心とする栄養ドリンクがあるのも、疲労回復効果があるからです。

スキンケア効果もあり体の中で体調を整えてくれる役割も持っている大事なアミノ酸と言ってもいいでしょう。

頭皮環境を整えるためにも大事な役割を持つため、積極的に摂取していきたいアミノ酸なのです。

これがバナナに含まれているのですから、日常的に属するのは薄毛対策に繋がるでしょう。

分枝鎖アミノ酸の力

どうしても主要な栄養素ばかり注目されるバナナですが、最近知られるようになった栄養素がロイシンです。

ロイシンもアミノ酸の一つですが、実は髪の成分の中でも主要なものの一つで、バナナも豊富に含んでいます。

育毛効果があるとして知られるようになり、脳内麻薬であるエンドルフィンと近い性質を持っているということで注目を集めるようになりました。

脳内麻薬であるエンドルフィンと近いというのは、ストレスに対して力を発揮するからです。

生命活動を維持しなければならないため、主要な部分に血液を流すように指令を出すのです。

末端部分では血管を収縮させ、血流量を制限します。

頭皮も末端の一部であり、ストレスがかかると血液量が減ってしまうのです。

血液量が減れば、送られてくる栄養も制限されるため、薄毛に繋がるのは間違いありません。

ロイシンを摂取することによって、ストレスに対する耐性を高め、このような状態を防げます。

ロイシンは分枝鎖アミノ酸と呼ばれている仲間のひとつです。

実は三つ種類が存在し、それぞれが役割を持っています。

パリンとイソロイシンが該当しますが、パリンは頭皮などの環境に影響し、イソロイシンは疲労回復に役立ってくれるのが特徴です。

ところがこれら分枝鎖アミノ酸は、一つでも欠けるとバランスを崩し体調不良を引き起こすという問題を抱えています。

諸刃の剣と言えるようなアミノ酸ですが、バナナにはバランスよく含まれているため心配いらないのです。

バナナの皮も吸収

バナナが優れているのは実は見だけではありません。

皮の部分にも様々な栄養素が含まれています。

実は実と同じような栄養素が含まれており、トリプトファンやルテイン、フィトステロールが含まれているのが特徴です。

トリプトファンやルテインは発毛に役立つ栄養素としてよく知られています。

問題は三つ目のフィトステロールです。

植物に多く含まれていることで知られていますが、フィトステロールの中でもバナナにはシクロユーカレノンと呼ばれている物質が含まれているのです。

このシクロユーカレノンは、コレステロールを下げることで注目されるようになり、研究も進んでいます。

男性の薄毛として知られるAGAに大きな影響を与える5アルファリダクターゼの動きを阻害することでも注目されるようになりました。

女性の薄毛としてはあまり影響はありませんが、FAGAがあるように全く無関係ではないのです。

問題はバナナの皮ですのでそのまま食べるわけにはいきません。

身のまま煮込んですりつぶして食べる方法もなくはありませんが、あまり現実的ではないでしょう。

最近ではサプリメントとしても発売されるようになり、摂取する方法も増えました。

現実的な問題としてなかなか難しいところがあるため、栄養素として注目しておくに留めておいてもいいでしょう。

特に女性の薄毛としては有効な成分であるのは確かですが、よっては必須とは言えないからです。

まとめ

バナナには優れた栄養素がいくつも含まれています。

積極的に食べていきたい食品の一つとして、毎日の生活の中に取り入れていくといいでしょう。

毎朝の食事に使うのも方法ですし、夕食であればサラダなどにしてみるというのも有効な食べ方です。

揚げたり焼いたりして食べる方法もあるのですから、うまく摂取できるように付き合っていくのが薄毛対策としても大切になります。