女性の薄毛と髪やせの原因と対策をご紹介!
髪がやせた状態とは、体と同様にまるで髪が痩せたように細くなり、ツヤやハリがなくなりボリュームもなくなってしまったことを指しています。
髪やせは、特に年齢を重ねるごとに悩んでいる女性も多いようです。
さらにやせた髪はそのまま放っておくと薄毛の原因ともなってしまうため、くれぐれも注意が必要です。
実は髪がやせる原因は、加齢の他にも多くあります。
そこで今回は、髪やせの原因とその対処法について詳しく見ていきたいと思います。
Contents
髪がやせる原因とは?
髪がやせる原因としては、まず加齢による髪や頭皮の衰えが挙げられすが、実はその他にも引き金となっていることが多くあります。
そこでここでは、年齢以外の髪やせの原因について具体的にみていきたいと思います。
栄養バランスの偏った食生活
毎日栄養バランスの良い食事を摂ることは、健康な体を保つだけではなく、丈夫な髪を作るためにも欠かせません。
脂肪分の多い食事や外食が多いと、どうしても栄養バランスが偏ってしまい、髪の毛や頭皮に十分な栄養が行き届かなくなってしまいます。
髪はタンパク質でできているため、脂身の少ない肉類や大豆製品、魚類といった良質なタンパク質を毎日の食事で摂るようにしましょう。
紫外線の影響
紫外線は、肌だけでなく頭皮や髪の毛にもダメージを与えてしまいます。
特に髪に対するダメージはなかなか自分では気づかないことも多く、いつの間にか髪が傷んで髪やせの原因となっている場合もあります。
ですから季節を問わず、外出する際には日傘や防止を利用したり、また髪専用の日焼け止めスプレーを使うなどして紫外線対策をしっかりおこないましょう。
頭皮の血行不足
髪の多くはタンパク質でできており、そのタンパク質は血液の流れにより頭皮まで運ばれます。
頭皮には多くの毛細血管がはり巡らされており、血液の流れが悪くなると髪の成長に必要なタンパク質が十分に行き届かなくなりますし、また脳からの髪の毛を作れという指令も届きにくくなってしまいます。
血行不良の原因としては、ストレスや喫煙などによる血管収縮、運動不足などが考えられます。
睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ
髪の発毛や成長には成長ホルモンが大きく関係していますが、ホルモンの分泌は睡眠時間や睡眠の質に大きく関わっています。
睡眠は眠ってから3時間、午後10時から午前2時ごろまでがゴールデンタイムと呼ばれ、この時間帯に質のよい眠り得ることが非常に重要となっています。
女性の場合、男性に比べれば薄毛が少ないと言われており、これはいわ女性ホルモンのおかげであると言われています。
しかし、年齢を重ねるとともに女性ホルモンは減少し代わりに男性ホルモンが優位になるため、女性でも薄毛が増える原因となっています。
髪が細いのは遺伝?
日本人の平均的な髪の太さは、もちろん個人差はありますがだいたい0.07mm~0.1mmぐらいであると言われています。
また髪の太さのピークは男性は10代~20代、女性は10代~30代にかけてであるとされ、男性は20代後半、女性は30代後半からだんだん髪が細くなっていきます。
実は髪の太さや質、また白髪の多さなどは、遺伝によるものが大きいとされています。
親からの遺伝であるため、急に細い髪が太くなるなどというようなことは基本的にはありません。
しかし生活習慣の乱れなど後天的な要因で髪が細くなった場合は、生活習慣を改善したり専門クリニックで治療を行うなどすれば、ある程度は髪やせを改善することが可能となっています。
髪やせに対する対策方法とは?
生活習慣を見直す
不規則な生活習慣過度のストレス、また運動不足は髪やせの大きな原因となります。
特に女性の場合は、規則正しい生活や質の良い睡眠などは、ストレスを軽減させ乱れたホルモンバランスを整えることにもつながるため、やせた髪を健康な状態に戻すことができます。
毎日の食事で髪によい成分を体に摂り入れる
加齢や遺伝的要素などに髪やせしている場合は髪太くすることはなかなか難しいですが、毎日の食事で髪によい成分を積極的に摂りいれることで、多少は改善することができます。
髪やせを改善するためによい成分としては、亜鉛やコラーゲン、ビオチンなどがあります。
亜鉛は、タンパク質を髪に変える働きがあります。またある研究によると2ヶ月間毎日10gあまりのコラーゲンを摂取し続けたところ、以前に比べて髪がおよそ10%も太くなったと報告されています。
さらにエクオールには、女性ホルモンに似た働きをするエストロゲンのような効果があり、男性ホルモンのアンドロゲンを抑える働きがあると言われています。
コラーゲンの生成を促す働きがあるビオチンには、頭皮の新陳代謝を活性化させ、髪の生えやすい環境作りをすると言われています。
頭皮の血行不良を改善する
頭皮の血行が改善されれば良くすると、血流により髪の成長に必要な栄養素が毛乳頭や毛母細胞に行き渡り、頭皮や髪全体に良い影響をもたらします。
頭皮のマッサージをするなどして血流を良くすれば、髪の毛のハリとコシが戻り、髪やせも改善されます。
普段使っているシャンプーを見直す
髪やせを改善する上で、普段使用しているシャンプーを見直すことはとても重要です。
シャンプーはほぼ毎日のように、頭皮や髪に直接つけて使っているものですので、髪や頭皮に与える影響も大きいと考えた方がよいでしょう。
自分に合った質のよいシャンプーで頭皮ケアすることは、髪と頭皮を健康に保つためにとても大切です。
しかし自分の頭皮に合わないシャンプーや、頭皮や髪に悪影響を与える可能性がある成分が含まれているシャンプーを使い続けると、頭皮の毛穴)から有害な成分が取り込まれて浸透し、キューティクルなどを傷つけて髪やせの原因になると言われているため注意が必要です。
シャンプーは、含まれている洗浄成分によ石油系・高級アルコール系と石鹸系、アミノ酸系の3つに分けられます。
石油系・高級アルコール系のシャンプーは洗浄力が強いため、頭皮に必要な皮脂まで取り過ぎてしまう場合があるため注意が必要です。
皮脂を摂りすぎてしまうと、頭皮が乾燥してバリア機能が低下して外敵からの刺激に弱くなってしまい髪がダメージを受けやすくなります。
また、石油系・高級アルコール系のシャンプーには、髪のタンパク質の性質を変えてしまう可能性がありやはり髪が痛みやすくなるためやはり注意が必要です。
髪やせを防ぎ髪を健康な状態に保ちたいのであれば、頭皮に優しく刺激が少ないアミノ酸系のシャンプーを使うことをおすすめします。
朝シャンは髪に悪い?
一部で朝シャンが髪やせや薄毛につながるという噂がありますが、それは本当なのでしょうか。
実は朝にシャンプーをすることはかえって頭皮環境を良くする効果があるため、髪にはよいとされています。
しかし、夜にシャンプーせずに朝だけにしたり、洗いすぎたりすることはやはりNGです。
夜にシャンプーをしないと汚れが残ったままになってしまうため、頭皮の炎症の原因になり髪やせの元になってしまうため注意が必要です。
また洗いすぎてしまうと、頭皮が反応して皮脂が過剰に分泌されてしまい、フケやかゆみなどの原因になってしまうためやはり気をつけなければなりません。
またシャンプー後は、ドライバーで濡れた髪や頭皮をしっかりと乾かすようにしましょう。
しっかり髪を乾かさないと雑菌が増えやすい状態となり、髪が細く弱くなりたり、髪がブチブチと切れてしまう原因にもなる。
頭皮が乾燥しすぎるのも抜け毛の原因になるため、ドライヤーを過剰に当てないよう注意が必要だが、頭皮と髪はしっかりと乾かすことが重要だ。
まとめ
今回は髪やせの原因や対処法などについて詳しく見てきました。
髪やせの原因としては加齢や遺伝的要素などもありますが、栄養の偏った食生活や紫外線の影響、また頭皮の血行不良なども考えられるため、それらを改善することが重要であると言えます。
また髪やせを改善するためには、不規則な生活習慣や栄養の偏った食生活を見直したり、頭皮の血行を促進しこれまで使ってきたシャンプーが自分の髪に合っているかどうかもう一度考えてみることも大切です。