女性の薄毛

薄毛女性の抜け毛の原因と予防!クリニックで治療するならどんな内容?

近年は男性だけでなく、女性も抜け毛や薄毛についてお悩みの方が多いのではないでしょうか。

「何か最近抜け毛が多い気がする…」
「抜け毛予防の方法が知りたい」

と悩まれている女性の方必見。

この記事では女性の抜け毛の原因と予防・対策方法、進行されたくない方の為にクリニックで治療する場合についてお話していきます。

女性の抜け毛の原因

生活習慣

不健康な生活は抜け毛の原因となります。

毎日の食事をインスタント食品や外食だけにしていると、どうしても栄養が偏ってしまい、髪の毛の成長に必要な栄養素が十分に取れなくなります。

そうなると抜け毛の原因となり、髪の毛自体がしっかり成長するのが難しくなります。

また、喫煙や運動不足、睡眠不足は血管が収縮して血流が悪くなることによって、髪の毛の成長を妨げる原因になるので注意。

規則正しい生活を心がけましょう。

ストレス

ストレスがたまると、ホルモンバランスが乱れます。

女性ホルモンが減り、逆に男性ホルモンが増えると皮脂が増えて、頭皮環境が悪くなります。

仕事やプライベートのストレス以外では、抜け毛を気にしてしまうことによって新たなストレスを生んでしまいます。

お気に入りのアロマを焚いたり、お風呂でゆっくりしたり、たまには思いっきり体を動かしたりと、ストレス発散方法を自分で見つけておくことが大事です。

遺伝

抜け毛の要因の1つに遺伝も含まれますが、男性より女性の方が遺伝の影響は受けにくいとされています。

しかし、髪質や薄毛は100%でなくても受け継がれる可能性はあります。

また親が薄毛で生活習慣が乱れている場合、一緒に住んでいることで同じように髪の毛に良くない生活をしてしまっている可能性が高いです。

加齢

40代以上の方で薄毛が気になる方は加齢が原因の1つかもしれません。

更年期や出産をむかえることによってホルモンバランスが乱れ、細胞の働き自体が弱まり髪の毛のヘアサイクルも乱れてしまいます。

身体の代謝も年齢を重ねるにしたがって落ちてしまうので血流も悪くなってしまい、髪の毛の密度や太さが無くなってきます。

出産

出産を経験された方の多くは出産後の抜け毛にビックリされたのではないでしょうか。

出産後の抜け毛の原因は、ホルモンの乱れによるものです。

妊娠中は女性ホルモンが増えることで本来抜ける予定だった髪の毛が抜けずに育ち、産後に通常の抜け毛と合わさって一気に抜けてしまいます。

また出産後の体力低下や、慣れない育児のストレスにより更に抜け毛が増える方も多いです。

自分で出来る対策

ヘアケアを見直す

すぐに変えることが出来るのは毎日のヘアケアです。

シャンプーの時には爪を立てずに指の腹で優しく洗って、血流をよくする為に頭皮を優しくマッサージしましょう。

また、トリートメントのすすぎ残しは頭皮環境を悪くする原因になるのできちんと洗い流しましょう。

シャンプーの種類も大事です。

頭皮の皮脂が多かったり、乾燥気味だったりと人によって様々なので、自分の髪の毛や頭皮に合ったシャンプーを選んで使うと髪の毛が育ちやすくなります。

最後にお風呂から出た後はそのままにせず、すぐにドライヤーで乾かすことで菌の繁殖を防ぐことが出来ます。

生活習慣を変える

抜け毛の原因のところでお話したように悪い生活習慣は抜け毛の原因になります。

バランスの良い食事を取ることによって、髪の毛の成長に必要な栄養を届けてあげましょう。

特に亜鉛・タンパク質・ミネラル・ビタミンが効果的です。亜鉛はレバー・海藻・牡蠣等の貝類に、タンパク質は肉・魚・卵・大豆等に多く含まれています。

また、亜鉛はビタミンCと一緒に取ると吸収率が上がるので、サプリメントも一緒に服用するのもオススメです。

ここで注意して頂きたいのが、過剰摂取に気を付けることです。

急性亜鉛摂取によりめまい・吐き気の症状が出る場合もあるので、何事も偏らずほどほどが大事です。

就寝は成長ホルモンが多く出ている22時~2時の間で、6時間以上の睡眠を取ることが健康な髪の毛への一歩です。

ヘアスタイルを変えてみる

牽引性脱毛症といって髪の毛が引っ張られることが原因となる脱毛症があります。

きつく髪の毛をしばる、ヘアアイロン、エクステ等を長期間することによって髪の毛と頭皮にダメージを与えます。

ひっぱられた部分の血行が悪くなり、分け目が薄くなってしまうのが特徴です。

髪の毛をくくる位置を変えたり、分け目を定期的に変えたり、髪の毛をくくらない時間を作るといったことから取り組みましょう。

その他、過度なパーマや染髪は頭皮や髪の毛を傷める原因になるので避けましょう。

クリニックでの治療内容は?

自分で色々試してみても改善が見られなかった、抜け毛が増えて薄毛になってきてしまったという方はクリニックでの治療も検討されているのではないでしょうか。

実際専門のクリニックではどういった治療方法があるのか説明していきます。

内服薬

どこのクリニックであっても基本となるのは内服薬です。

中でも1番メジャーなのは、世界で初めて女性の薄毛治療に効果と安全性が認められたパントガールという治療薬です。

成分は髪の毛の成長に必要なアミノ酸・ケラチン・タンパク質等が含まれており、サプリメントに近い薬なので副作用が出にくいメリットがあります。

3ヶ月の使用で70%の方の抜け毛が現象したと報告があります。

その他に、薄毛が進行してしまっている方にはミノキシジルの成分も有効になります。

ミノキシジルは血流を良くして栄養分を頭皮へ届けやすくしたり、毛包に働きかけて細胞を活性化させて発毛を促してくれたりと、男性の薄毛治療にも使われる発毛薬です。

また、男性ホルモンを抑えてヘアサイクルを整え、抜け毛を減少させるスピロノラクトンという治療薬は抜け毛対策に有効です。

ホルモンバランスが保たれることにより、ニキビの改善にも効果があり、実際のニキビ治療でも使われています。

外用薬

外用薬には、内服薬にも使用されるミノキシジルが配合されているものがほとんどです。

種類は主に液体タイプ・泡タイプ・スプレー式のものが多いです。

頭皮に直接浸透させて、血流を良くして塗った部分の発毛をさせる効果があります。

市販のものでもミノキシジル配合で売られているものはありますが、クリニックとの違いは濃度です。

市販のものだと通常1%ですが、医療用だと3~5%の高濃度で出しているところもあり、濃度の違いは発毛効果の違いになるので満足度も変わってきます。

注意したいのは、濃度が高くなると肌が弱い方だと荒れ・かぶれ・かゆみ等の原因になることです。

肌に合うのか不安という方は一度クリニックの先生に相談した方が安心ですね。

皮下注射(メソセラピー)

皮下注射(メソセラピー)は医療でしか出来ない最新の発毛治療で、細い針で髪の毛の発毛に有効な成分を注入していきます。

成分は主に成長因子という、細胞を活性化し新しい毛髪を作り出したり、血管に作用して血流を促進したりと毛根に直接働きかけるものなので、即効性があり効果の実感が早いのが特徴です。

進行がかなり進んでしまっている人や、薬だけでは効果がなかなか出ない人にオススメの治療法です。

クリニックによって注射器で10箇所以上に分けて注入する方法や、ローラー状の器具で注入するところもあります。

料金が1回数万円からと高額になる場合が多いので、予算と状態に合わせて選ぶのがオススメです。

まとめ

この記事では抜け毛の原因・対策・クリニックでの治療内容についてご紹介してきました。

女性の抜け毛の原因は様々な要因があるので特定が難しいですが、最近抜け毛が多くて気になるという方は、普段の自分を思い出してみて対策でお伝えしたことを実践してみてはいかがでしょうか。

それでも症状が続き、自分では原因がハッキリわからない場合は病院で診断してもらうことをオススメします。