こんにちは。
私はセラピストの山田と申します。
先日、私の姉が「薬膳料理セミナー」に行ってきたのですが、「すごくためになる情報の宝庫だった。」と喜んで帰ってきました。
最近はカフェなどでも「薬膳料理」を見かけるようになりましたが、あなたはどんなイメージを持っていますか?
面倒な感じがする、体にはいいけどおいしくない気がする、食材が特別なもので高価なのでは、など色々なイメージがあるかと思います。
でも、調べてみると薬膳のパワーを生かして日常生活で簡単にできることがたくさんあり、髪のお悩みに効果があるものもありました!
今回はその「薬膳料理」を通して簡単に日常でできることを紹介します!
まず、薬膳料理についてさらっと説明しますね。
薬膳料理って何?
中国伝統の医薬学(中医学)をもとに、自分に合った食材や生薬が持っている効果を食事で体内に摂り入れ、自分の心身を元気にしていこうというものです。
かの有名な「楊貴妃」や「西太后」も薬膳で若々しさを保っていたと聞きます。
二人とも美肌、美髪の持ち主で有名ですよね。
特に薬膳ではバランスを重視します。
例えば、薬膳では、『陰と陽』という考えがあります。
「陽」は、明るい、温かいもの、「陰」は、暗い、冷たいもので、食材だと、「陽」は体を温めるもの、「陰」は、体を冷やすものとなります。
これはどちらがいいというものではなく、バランスがとれた状態がいわゆる「健康な状態」というわけです。
また、薬膳でもう一つ大事な考え方に、「五行」という考え方があります。
これは自然界に存在する全てのものを「木・火・土・金・水」の5つの性質に分けています。
この考えを人体に当てはめると、「五臓:肝・心・脾・肺・腎」となります。
肝: 気や血の流れ、自律神経
心: 全身の血の循環、情緒の安定
脾: 消化吸収、老廃物の排出
肺: 呼吸を司る
腎: 活力を蓄える、水分の代謝を調節
ここで髪のお悩みに関わってくるのが「腎」となります。
「腎」は”若さのもと”とも言われているほど、アンチエイジングに大切な臓器です。
この「腎」にエネルギーをどれだけチャージできるかで若さに違いが出てきてしまうのです。
つまり「腎」の機能が低下する=老化というわけです。
では、「腎」にどうやってエネルギーを届けたらいいのでしょう?
「腎」を元気にする!
「腎」に蓄えられているエネルギーは、不摂生や加齢などで日々減っていきますが、どうやってチャージしたらいいのでしょう?
それは、「赤の食材」「黒の食材」を食習慣に取り入れるということです!
◎「赤い食材」
トマト、ビーツ、クコの実、ナツメ、小豆、カツオ、レバー、赤身の肉や魚など
◎「黒い食材」
黒豆、黒米、黒キクラゲ、黒ゴマ、牡蠣、海藻類、すっぽんなど
この中でも特にオススメなのが、『黒ゴマ』です。
『黒ゴマ』は”育毛薬膳”とも言われているそうです。
ただし、黒ゴマは固い殻で覆われているため、効率的に栄養を体内に取り込むため、すりゴマ・練りゴマを食べてください。
もちろんすり鉢で擦ってもいいのですが、最近は擦ったものが市販で簡単に手に入ります。
目安としては、一日スプーン一杯分です。
毎日摂取する工夫として、例えば、黒ゴマと蜂蜜を混ぜてパンに塗って食べたり、コーヒーに入れて飲んでいる方もいます。
牛乳に黒ゴマや蜂蜜を入れて温めて飲むのもいいですよ。
黒ゴマプリンなどスイーツに加えてもいいですね。
お酒に入れている方もいるそうです。
どのくらいで効果が実感できるかというと、髪の毛は毛周期(成長期、退行期、休止期)があるため、3~6カ月位は継続した方がよいと言われています。
あなたが摂取しやすい方法をみつけて是非続けてみてくださいね。
なぜ黒ごまが髪にいいの?
黒ゴマ含まれる主な栄養素は以下です。
・アントシアニン、セサミン、セサミノール、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、たんぱく質、銅、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、食物繊維、マンガン
黒ゴマにはアントシアニンが含まれていて、抗酸化作用や活性酸素を抑える働きなどがありますが、メラニン色素を作り出す働きを活性化し、白髪や抜け毛を抑制する効果もあるんです。
しかも、黒ゴマに含まれるタンパク質は、健康な髪を育て、白髪や抜け毛に効果があると言われています。
さらに、ビタミンEやビタミンB1・B2が含まれていて、黒ゴマに含まれるセサミンもアンチエイジングに効果があると最近人気ですよね。
なんと、世界三大美女のクレオパトラは、ゴマ油を取り寄せて使っていたそうです!
髪だけでなく、体や肌も若返るのが嬉しい効果ですよね!
黒ゴマを食べた感想
私が買ったものは、「黒ゴマの練りごま」と「黒ゴマペースト」です。
どちらも300~600円程度でスーパーに売られていました。
私はゴマの味が好きな方でしたので、それほど毎日摂るのは苦ではなかったです。
ただ、コーヒーや紅茶に入れるよりは、黒ゴマ牛乳の方が飲みやすかったです。
パンに塗って食べる黒ゴマペーストは意外とおいしいです。
お料理にちょい足ししてもいいですし、自分のお好みで続けられる方法がいいと思います。
気になる効果の方ですが、半年ほど続けてみて、確かに白髪が減ってきて、髪の状態が良くなってきたような気がします。
上記はあくまで個人的な感想ですが、私はこのまま続けてみて、どのように変わっていくのか
楽しみにしたいと思います。
他にオススメの食材は?
黒ゴマ以外でオススメの食材は「黒豆」です。
黒豆といえばおせち料理に出てくるので、煮込むのが面倒と思われがちですが、最近はスーパーなどでちょうどよいサイズの黒豆が手軽に手に入ります。
黒豆は、高い抗酸化作用があるため、頭皮の脂質の酸化を抑制する働きがあります。
髪の毛の99%はタンパク質「ケラチン」という成分なのですが、これは18種類のアミノ酸が結合してできています。
この成分を摂ることができるのが「黒豆」なんです!
また、黒豆には頭皮の血行を良くする「有機鉄」が含まれており、発毛を助けてくれます。
さらに、黒ゴマ同様、アントシアニンも含まれています。
しかも、最強の抗酸化作用を持つと言われている「プロアントシアニジン」が含まれています!
つまり最強のアンチエイジングの食材なんです。
黒ゴマに加え、黒豆も日常の食生活に摂っていけば、相乗効果でさらなる美髪を目指していけそうですね。
あと、もう一つ紹介したいのが、「アキョウ」です。
これは、楊貴妃や西太后が愛したコラーゲンと言われています。
アキョウはロバのニカワのことで、「和漢コラーゲン」とも言われ、天然由来の成分がたっぷりと含まれ、血を作り、血流を良くするため、健やかな髪が育つとされています。
このアキョウを摂るには、サプリメントが手軽です。
色々なサプリが出ていますので、気になる方は検索してみてくださいね。
まとめ
今回は薬膳をベースに日常で簡単に取り入れられそうな食べ物を紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
同じ年齢でも若々しさを保っている方は「キレイになれるコツ」を習慣にしているのだと思います。
ただ、習慣にするためにはカンタンで続けやすいものがいいと思いましたので、今回は日常でできそうなものを紹介させていただきました。
是非あなたができそうな範囲で、一つでも習慣にしていただき、健やかな髪を手に入れていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!