「日頃、トリートメントやヘアケアを頑張っているのに、髪の毛にツヤがない」とお悩みの方は多いですよね。
もしかしたら、それは無意識によくないドライヤーのかけ方をしているのかもしれません。
今回はドライヤーを上手に使って艶髪になる方法をご紹介します。
Contents
艶髪ってどんな状態?
ツヤのある髪の毛と、ツヤのない髪の毛の差は一体なんでしょうか。
髪の毛は魚のウロコのように、キューティクルが少しずつ重なって出来ています。
そのキューティクルが向きが乱れていたり、開いていたりすると見栄えもよくありません。
キューティクルの向きなどがキレイに揃うと、ツヤが生まれ、キレイな艶髪になるのです。
ですから、大切なのはキューティクルを整えること。
それにはドライヤーのかけ方がとっても重要なんです。
艶髪になるドライヤーのかけ方
ドライヤーのかけ方って、大人になってから誰かに習ったりはあまりしませんよね。
多くは子供の時、保護者の方に教わったかけ方をそのまましているのではないでしょうか?
トリートメントには気を遣うけど、その後のドライヤーには無頓着、といった人が実は多いんです。
ここから、艶髪になるためのドライヤーをかけ方をご紹介します。
ドライヤー以外の道具は必要ありませんので、今日の夜から早速試してみてくださいね。
タオルドライ
まずはしっかりと、タオルドライをしましょう。
髪の毛に水分が残っていると、その分ドライヤーをかける時間が長くなり、髪の毛にもよくありません。
タオルを頭にかけ、まずは頭皮をマッサージするように優しく頭皮の水分を拭きます。
次は毛先です。
ゴシゴシとせず、タオルの上から「ぎゅっ」と握るようにして、水分を拭き取っていきます。
拭くというより、髪の毛の水分をタオルに移すイメージで行うと摩擦が少なくて済みます。
タオルはなるべく、柔らかいものを。
そして化繊ではなく、綿のものを選ぶといいでしょう。
ガーゼタオルなどは綿100%で、柔らかく、吸水性もいいのでおすすめです。
温風
ドライヤーを温風でかけます。
この時の注意点は、
・頭皮、髪の毛から20センチ以上離す
・同じ箇所ばかりに当てない
・ドライヤーを左右に揺らしながら当てる
あまり近づけすぎると、ドライヤーの熱により、髪の毛が傷んでしまいます。
ヘアサロンのドライヤーは先のほうに、家庭用よりも長めのカバーがついているのが気になったことはありませんか?
あれは、頭皮や髪の毛と距離を取るために付いています。
美容院では、短時間で乾かしたり、ブローしたりすることも求められています。
ですので、カバーで距離を取りつつ、集中的に風が当たるように、家庭用のドライヤーより長いカバーが付けられています。
家庭用のドライヤーには、それほどの長さのカバーはついていないので、自分で距離を取りましょう。
また、同じ箇所ばかりに当ててしまうと、
・乾きにムラができる
・全体が乾くまで、その部分の頭皮や髪の毛が乾燥してしまう
などのデメリットがあります。
そして、乾かす時に髪の毛をワシャワシャっとする人がいますが、ドライヤーのほうを揺らします。
ドライヤーを左右に揺らしながらかけることで、色んな角度から風を当てることができ、素早く乾かすことが可能です。
髪の毛は手ぐしで分け目を変えながら当てましょう。
髪の毛ばかりではなく、頭皮もしっかりと乾かします。
頭皮が生乾きだと、雑菌が繁殖してしまいます。
洗濯物と一緒ですね。
雑菌が繁殖すると、かゆみ、フケなどの原因になってしまい、匂いが出ることもあります。
せっかくの艶髪でも、臭かったり、フケがあっては台無し。
頭皮もよく乾かしましょう。また、頭皮に近づけすぎても、長く当てすぎても頭皮が熱くなって危険です。
熱いと感じたら、すぐにドライヤーを離しましょう。
冷風
熱風だけで仕上げているという人が多いドライヤーですが、最後の仕上げには冷風がかかせません。
熱風だけだと、キューティクルがまだ乱れている状態。開いていたり、向きがバラバラだったり。
それを、冷風を当てることでキューティクルを整え、整ったツヤのある髪に導きます。
目安は8割乾いてきたら。「少し湿ってる、あと少しかな」と思ったところで冷風に変えてください。
最後の仕上げの冷風で髪の毛をキュッと引き締めましょう。
どんなドライヤーがいいの?
では、どんなドライヤーがいいのでしょうか?
髪質や、生活習慣、環境などに応じて、適したドライヤーを選ぶといいですね。
タイプ別に特徴などをご紹介していきます。
風量が強力タイプ
最近多いのが、サーモスタットのヘアドライヤー。
このドライヤーの最大の魅力は風量がすごいこと。
「小さなお子さんがいてなかなかゆっくりドライヤーをかける時間がない」「仕事から帰ってきたら疲れて乾かさずにそのまま寝てしまう」などという方におすすめです。
とにかく、風量がすごいので速乾。
時間がかかりません。
生乾きのまま寝てしまうのが1番髪の毛によくないので、時間がない人はぜひ、風量が強いタイプを選びましょう。
動き回る小さなお子さんの髪の毛も、あっという間に乾かすことが出来ます。
マイナスイオンタイプ
髪の毛の傷みが気になる人はマイナスイオンタイプのドライヤーを使用しましょう。
髪の毛が傷んでいるということは、乾燥している、ということです。
乾燥すると肌も髪の毛も静電気がたまりますよね。
マイナスイオンドライヤーは、その静電気の発生を抑え、髪の毛に潤いを閉じ込めてくれる働きがあります。
軽量タイプ
ドライヤーをかけていて、その重さに疲れてしまい、生乾きのまま途中で止めてしまった、などの経験がある方におすすめなのが軽量タイプのドライヤーです。
腕をずっと頭の位置よりも上にあげていないといけないドライヤー。
思いドライヤーだと、なんと800g超えるものもあります。
髪の毛の長い人は乾かすのにも時間がかかりますので、腕がプルプルしてしまう人も多いのではないでしょうか。
軽量なものはその分、コンパクトに作られています。
旅行用として販売されていることも多いです。
軽量に特化しているので、作りが華奢だったり、その他の機能は掲載されていないシンプルなものが多い印象です。
サロン仕様
ドライヤーで髪のお手入れをしたい、ブローもしっかりとしたい、という人にはプロ仕様のものを。
今はプロ仕様のものも、ネットで一般の人でも気軽に購入することができます。
プロ仕様ならではのモーターで速乾性、耐久性、節電に優れたドライヤーがたくさんあります。
ヘアサロンで使用するものなので、デザインもおしゃれなものが多い印象です。
しかし、一般のドライヤーと比べ、どうしても大きめなので、収納場所を取ってしまうのがデメリットです。
一般家庭だとコンセントが合わない場合があるので、購入前に確認しましょう。
スカルプモード掲載
髪の毛用のヘアモードとは別に、頭皮用のスカルプモードが掲載されているドライヤーは、頭皮の乾燥やフケなどに悩んでいる方におすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
今まで無意識にかけていたドライヤーも、ほんの少し意識するだけで、特に新しく道具を揃えることなく、艶髪になることができます。
ぜひ、参考にして今日から艶髪を手に入れてみてくださいね!