低温ドライヤーと普通のドライヤーの違い
低温ドライヤーと普通のドライヤーの1番の違いはその名の通り低温ドライヤーは低温だということです。
ちなみに普通のドライヤーは同じ箇所に温風を当てていくと温度が90度以上まで上がってしまい火傷の恐れがあります。
また、普通のドライヤーで乾かすとプロの美容師さんなら髪の毛にちょうど良い保湿できた状態でドライを終えることができるのですが、一般の方では乾かし過ぎになってしまい髪の毛がパサパサになってしまうオーバードライになりやすいです。
美容師の間では髪の毛のドライ状態は8割ドライとされており、そこでドライを終えることで艶を残しつつスタイリングができるとされていますが、これって長年髪の毛を触っている感覚の部分なのでなかなか難しいことなのです。
低温ドライヤーの場合最大でも60度まで、機能の良いものになると同じ箇所にしばらく温風を当てるとセンサーが反応して温度調節ができ火傷の心配がないものまであります。
ドライヤーも進化したものです。
しかし、なぜ低温ドライヤーが良いのでしょうか?
今注目の低温ドライヤーの効果と少しのデメリットをまとめてみました。
低温ドライヤーの効果
低温ドライヤーについてのメリット的な効果は次のようなものがあります。
髪の毛や頭皮に良い
普通のドライヤーで温度が90度以上になるのに対して低温ドライヤーは60度、しかも1箇所に一定時間温風を当てるとセンサーが反応してさらに低温になるので頭皮や髪の毛にとても優しいです。
頭皮に90度以上の風をあてると火傷の心配もありますが、90度以上の温度で頭部を乾かすことで汗をかいてきて逆に蒸れてしまい、いつまで経っても乾きません。
また頭皮が汗で蒸れると雑菌の繁殖の原因になり頭皮の臭いや痒み、ひどくなると抜け毛の可能性も出てきてしまいます。
温度が低くても髪が早く乾く
低温ドライヤーは熱を分散するため実は普通のドライヤーよりも早く髪の毛を乾かすことができます。
特に夏場など暑くてドライヤーなんて使ってられない!といった方でも低温ドライヤーなら早く乾きます。
高温ドライヤーを洗面所など密閉された室内で使うと室内の温度も上がってしまいお風呂上がりなのに汗びっしょりになってしまった経験があると思います。
そのせいで夏場は自然乾燥なんて人もいますが、低温ドライヤーにはその心配がありません。
また自然乾燥はドライヤーを使わない時よりもダメージしやすいので気をつけてください。
自然乾燥にしてしまうとドライヤーを使う時よりも水分が飛びすぎてしまったり、湿った状態で髪が乾くまで長い時間かかるので頭皮の湿度は高いままです。
頭皮の湿度が高いと雑菌やカビ繁殖の原因となります。
そういった面でも低温ドライヤーにはメリットがあります。
通常のドライヤーよりも実は電気代がお得
熱風を大容量の風量で乾かす普通のドライヤーに比べて低温ドライヤーはその名の通り低温で省エネな設計になっています。
電気代で一番お金のかかるのは温度調節です。高温になればなるほど電気代を食ってしまいます。
ちなみに普通のドライヤーが1500wに対して低温ドライヤーは1200wとなっています。
低温ドライヤーは女性でも軽くて疲れない
低温ドライヤーは見た目大きいのですが、持ってみると意外に軽いです。
そのため毎日ブラシでブローをしたり、ロングの女性には非常に嬉しい重さとなっています。
朝ブローをするだけで腕が疲れたといった悩みを解消してくれます。
また年齢を重ねた女性にも嬉しい軽さで特に40、50肩で腕が上がらないといった方にもおすすめです。
音が静かだから夜中のドライも気にならない
低温ドライヤーのメリットは風の出る音が静かです。たとえばお子さんが小さかったりお仕事を持っていてお風呂の時間が深夜になってしまう方も多いことでしょう。
しかし低温ドライヤーの乾かす音は静かなので、洗面所などで髪を乾かすのなら外までそこまで音が響いてきません。
小さいことかもしれませんが意外に助かります。
スタイリングブローがしやすい
低温ドライヤーで乾かすととにかくスタイリングやブローがしやすくしかもちょうど良い保湿力で乾かし終えることができるので20代のような艶感のある質感を実現することができます。
いままでドライヤーを使って髪の毛がパサパサになったという方ははっきりいって乾かし過ぎなんです。
8割ドライが美容師の間では常識なので、このプロの技術が自宅でも再現できるのは低温ドライヤーの大きなメリットでしょう。
低温ドライヤーのデメリット
価格が普通のドライヤーの2倍以上する
参考までに低温ドライヤーはその機能が高性能なのでお値段の方も少々お高めです。
通常のドライヤーが5000円前後で買えるのに対し低温ドライヤーは安くてもその2倍程度してしまいます。
でも反対に考えればこれくらいの金額を出すほどのメリットが低温ドライヤーにはあるということです。
私なら5000円でいままでの苦労を考えるならもう5000円出してでも低温ドライヤーを選びいままでの苦労と美容師の技術を再現できる低温ドライヤーを選びます。
低温ドライヤーは軽いけど大きい
低温ドライヤーは軽いけど大きさがちょっと大きめです。ひと昔のドライヤーか?と思ってしまうくらいですが、軽いので許容範囲です。
あとは収納に困るくらいですかね。
デザインが少ない
とにかく業務用ぽさがあるのが低温ドライヤーです。女性ならデザインの可愛いものを選びたいと思いますが、デザインの幅はかなり少なめです。
もう少しすればもしかしたらデザイン性の高い低温ドライヤーも出てくるかもしれません。
低温ドライヤーはこんな人におすすめ
薄毛で悩んでいる方
低温ドライヤーは頭皮や髪の毛に優しい効果があります。
薄毛で悩んでいる方はこうしたドライヤーなどの機能には敏感ではないでしょうか?
こうしたアイテムはこだわった方が頭皮には優しく、また薄毛ゆえ髪の毛のダメージも受けやすので、髪の毛にも優しい低温ドライヤーはおすすめです。
カラーやパーマをしている方
カラーやパーマを繰り返した髪というのはとてもダメージを受けています。
たとえば髪の毛が30cm以上ある方の毛先は約3年前に生えてきた髪の毛になります。(髪の毛は1ヶ月約1cm伸びる)
その間パーマやカラーを繰り返した毛先はダメージしまくりでパサついたり、切れたりしてしまいます。
低温ドライヤーならそうしたダメージ毛にも艶を出してくれる効果が期待できます。
加齢のせいで髪の毛が疲れている方
女性も40代になってくると女性ホルモンの減少や頭皮たるみなどの影響で髪の毛にうねりがでてきたり、乾燥に悩まされると思います。
しかし低温ドライヤーは乾かすときの水分量を調整しやすいので加齢によるうねりやパサつきのある髪の毛をきれいに整えてくれます。
もちろん髪の毛が低温ドライヤーだけでよくなるわけではありませんが、それと同時にケアしていくことで20代のような髪の毛に若返ることができます。
頭皮にフケや湿疹のある方
低温ドライヤーは熱が頭皮に篭らないのでフケ症の方や頭皮湿疹のある方にはおすすめです。
程よい保湿力をのこしつつ速乾性が高いためこれらの皮膚疾患を持っている方でも安心して使えます。
まとめ
以上のことを踏まえてドライヤー選びに迷っているなら低温ドライヤーを選ぶ対象に入れても良いでしょう。
頭皮環境、髪の毛のダメージ軽減にとても有効です。