髪の毛に手軽にツヤを出したい時におすすめのヘアマニキュア。
ヘアマニキュアという言葉は聞いたことはあるけど、どういうものなのか知らないという方も多いですよね。
今回はヘアマニキュアについて、
・カラーリングとの違い
・どのくらいの期間保つのか
・自宅でもできるのか
以上の要点について詳しくご紹介していきます。
Contents
ヘアマニキュアはなぜツヤが出るの?
ヘアマニキュアという言葉自体、ツヤがでるイメージがありますよね。
ヘアマニキュアは実は和製英語。
髪の毛を示すHAIRと、ツヤのイメージやカラーのイメージから爪に塗るMANICUREを合わせた和製英語になります。
MANICUREもそもそも、海外ではネイルポリッシュと呼んでいて「ネイルポリッシュを塗る」行為が海外ではMANICUREと呼ばれています。
ネイルをすると爪がピカピカでツヤツヤになりますよね。
爪の内部までは浸透せず、表面だけをコーティングするイメージから名付けられたようです。
髪の毛をコーティングしてくれるので、ツヤが出やすいんですね。
ヘアカラーとヘアマニキュアの違いは?
カラーリングとヘアマニキュア、どちらも髪の毛を染めるものなので、なかなか違いがわかりにくいですよね。
そんな方のために、この2つがどう違うのか、そもそも髪の毛を染める仕組みが違うことについて、詳しく説明していきたいと思います。
この違いを知ることで、自分に合った薬剤を選ぶことができるようになりますので、セルフで染める場合にも役立てることが出来ます。
カラーリングは髪の毛の内部まで薬剤を浸透させます。
髪の毛は本来は透明の筒です。
そこにメラニンという色素が入って、色がついています。
地毛が黒髪の人は黒い色素が詰まっていて、茶色の人は茶色の色素が詰まっているイメージですね。
その髪の毛の内部にある色素を脱色して、そこにカラーを入れていくのがカラーリングになります。
一方、ヘアマニキュアは内部まで浸透せず、爪に塗るマニキュア同様に髪の毛をコーティングするだけです。
ですので、脱色しない分、カラーリングよりも傷みにくいと言われています。
ヘアマニキュアは白髪も染まる?
カラーリングでは白髪が染まらない場合が多いですが、ヘアマニキュアは周りをコーティングするので白髪も染まります。
ただし、脱色はしないので白髪ではない黒髪は色が付きにくい(ついているけど、黒の上に塗り重ねるので目立たない状態)となります。
ヘアマニキュアはどのくらい落ちない?
ヘアマニキュアはヘアカラーよりも早めに色落ちしてしまい、早い人だと約2週間ほどで落ちてしまいます。
長い人は4週間くらい保つ人もいますが、平均して約3週間〜4週間ほど。
そのため、短期間だけ髪色を変えてみたい、という人にも人気です。
洗髪するたびに少しづつ色が落ちていきます。
数週間かけて少しづつ落ちていくので、落ちていく過程もいきなりではなく、キレイなまま維持できるのも利点です。
ヘアマニキュアのメリットとデメリット
メリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
<ヘアマニキュアのメリット>
・短期間で落ちる
・地肌が荒れにくい
短期間ですぐに落ちます。
デメリットにもなりますが、色んな髪色にチャレンジしてみたい人、短期間だけ染めたい人にはもってこいですね。
カラーリング剤は医薬部外品になります。
しかし、ヘアマニキュアは化粧品に分類されるほど、刺激が少ないのが特徴です。
そのため、カラーリングで地肌が滲みたり、荒れたりしたことのある人でもヘアマニキュアなら大丈夫ということが多々あります。
髪の毛も他の薬剤より、乾燥しにくかったり、傷みにくいと感じる人が多いのも特徴です。
では、ヘアマニキュアのデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
<ヘアマニキュアのデメリット>
・黒髪は染まらない
・根本が染められない
・短期間で落ちてしまう
脱色せずに、髪の毛の周りをコーティングするだけです。
ですので、黒髪に色を重ねても染まりません。
黒い画用紙に水性絵の具で色を塗るイメージを想像するとわかりやすいでしょうか。
染めたものの、黒色のせいで全く目立たないので意味のない行為になってしまいます。
また、根本1cm〜3cmほどは染めることが出来ません。
頭皮に付着してしまうと、頭皮にも色がついてしまうため、頭皮に付着しないように根本は染められないんですね。
髪の毛の主成分であるタンパク質に反応して染まる仕組みになっているので、タンパク質で出来ている頭皮も染まってしまうというわけなんです。
白髪がたくさんあって、根本まで染めたい人はヘアマニキュアではなく、ヘアカラーや白髪染めにしましょう。
ただ、まれに高い技術を持っている美容師さんは根本ギリギリまで頭皮に付着しないように薬剤を塗布できることがあります。
白髪を染めたいけど、ヘアカラーはイヤな人は美容師さんに聞いてみましょう。
経験豊富な美容師さんや理容師さんなら、もしかしたら根本まで塗布してくれるかもしれません。
そしてヘアマニキュアは洗髪するたびに少しずつ色が落ちてしまいます。
これも爪に塗るマニキュアと同じですね。
少しずつコーティングが剥げてしまうためです。
ですので、2週間〜4週間ごとにこまめに染める必要があります。
こまめに染めるのが面倒な人には向いていないですね。
髪の毛のケアのために、こまめにヘアサロンに通うのが苦ではない人にはおすすめです。
ヘアマニキュアのあとにカラーリングできる?
「ヘアマニキュアをしてみたけど、やっぱりカラーリングがいい」と思っても、すぐにカラーリングはできません。
ヘアマニキュアは髪の毛をコーティングします。
ですので、そのコーティングが全て剥がれた後ではないと、カラーリング剤が内部まで浸透しないのです。
ですから、ヘアマニキュアをした後にカラーリングをしたい場合はしばらく期間を開けないといけません。
白髪があるなどの理由で、放っておく期間があるのが不安だと言う人は、最初からカラーリングや白髪染めにしましょう。
ヘアマニキュアが向いている人はこんな人
・白髪はあんまりない人
・色んな色を楽しみたい人
・短期間だけ染めたい人
・カラーリング剤で荒れたことがある人
・髪の毛の痛みが気になる人
このような方におすすめです。
夏休みなどの短期間、次のカラーを決めるまでの間や普段は染めたくないけどイベントのために染めたい、という人にも人気です。
1日だけ染めることのできる薬剤もありますが、シャンプーで落ちるタイプのため、汗をかいたり雨が降ったりすると流れてしまい、洋服を汚してしまう恐れも。
ヘアマニキュアならその心配はありません。
また、短期間で落ちやすいのでカラーリングで本格的に染める前に、その髪色が自分に合うのかどうがをお試しする「試着」のように利用する人もいます。
数週間で落とせるので、たまには違う色にしたいなどの気分転換にもいいですね。
自宅でもできる?
ヘアマニキュアは自宅でセルフでもできます。
ドラッグストアなどにも1,000円前後で安く購入することができます。
ただし、カラー剤と違って頭皮につかないようにしなくてはいけないので、自信のない人はヘアサロンで施術してもらうのが無難です。
セルフで染める場合は爪や手、顔に付着しないようにも気を配る必要があります。
薬剤にビニール手袋などがセットされている場合もありますが、ない場合もあるので購入する前にチェックしてから購入しましょう。
ただ市販されているヘアマニキュア剤はサロンのものよりも弱めにできていることもあるので、頭皮に付着しても数日で落ちる場合もあるようです。
購入するまえにしっかりとチェックしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はツヤのアップするヘアマニキュアについてご紹介しました。
簡単にツヤ髪にすることのできるヘアマニキュア。
刺激が少ないので、お肌の弱い人でも髪色を楽しむことが出来ます。
髪の毛を洗う度に落ちていくので、気軽にチャレンジできるのもいいですよね。
また、薬剤も刺激の少ないものが多いので、頭皮が滲みやすい、肌が弱くて心配、などという方にも人気となっています。
自宅でも気軽に行うことができるので、手軽に髪色をチェンジしたいという方はぜひ試してみてくださいね。