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美容師に薄毛が少ない理由
美容師さんで薄毛の人を見たことがありますか？
美容師でも歳を取るのは私たちと同じはず・・・。
一般の人より髪の毛に気を遣ってはいるだろうけど、それだけ？
なにか特別な理由でもあるのでしょうか。
疑問に思ったので調べてみました！
シャンプー
ちょうどヘアサロンに行くタイミングだったので、担当の女性美容師さんに聞いてみたところ、シャンプーにはとても気を使っているということでした。
シャンプーの質にはこだわる
シャンプーには並々ならぬこだわりがある美容師さんが多いようで、美容師さんでドラッグストアに売っている量産品のシャンプーを使用している人はほとんどいないそうです。
地肌に優しいシャンプー、髪の毛に潤いを与えてくれるシャンプー、汚れをしっかりと落としてくれるシャンプー、くせを抑えてくれるシャンプーなど、その人それぞれにこだわりがあるとのことでした。
中でもしっかりと汚れを落としてくれるクレンジングシャンプーを使用して、その日の汚れをリセットしている人が多いのです。
美容師さんはヘアセットしている人が多く、ワックスやヘアオイルなどでスタイリングをされています。
ですので、その整髪料の汚れもしっかり落とさないと頭皮にも髪の毛にもよくありません。
だから、洗浄力の高いシャンプーが人気なんですね。
普段から整髪料をそんなに使用していない人はそこまでの洗浄力があると頭皮の乾燥の原因となるので、自分の髪の毛や頭皮に適したシャンプーを選びましょう。
シャンプーの仕方も丁寧に
私たちはシャンプーを汚れを落とすもの、と思っていますが、美容師の方々は「髪の毛と頭皮をケアするもの」という認識でいます。
シャンプーに対する意識から違うんですね！
ですから、シャンプーの仕方もとても丁寧です。
まずは予備洗いから始めます。
お湯のみでよくすすぎ、汚れを流し、脂を浮かせます。
それからシャンプー剤を付けて洗うのですが、ここでも洗うというより「ケアをする」感覚でマッサージをするように指の腹でやさしく洗います。
そして、その後のすすぎに１番時間をかけます。
色んな方向からシャワーを充て、すすぎ残しのないように、指の腹を前後左右に動かしながらすすぎます。
丁寧にすすぐことで、シャンプーだけでは取り除けない毛穴の詰まりなども解消できます。
洗うことよりもすすぎにかける時間が大切だと教えてくれました。
マッサージで血行促進
ヘアサロンでシャンプーをしてもらうと、とても気持ちいいですよね。
洗ってもらうことでさっぱりするのはもちろん、洗いながらマッサージをしてくれるから。
このマッサージにはお客さんに喜んでもらうのはもちろんですが血行促進のためでもあるんです。
シャンプーの際、ホットタオルを首に当ててくれるお店もありますよね。
これも同じ理由です。
血行がよくなると髪の毛に栄養が行き渡るので髪の毛にツヤやハリが出てきます。
それだけではなく、頭皮も柔らかくなり、酸素も行き渡るので抜け毛、薄毛防止にもなるのです。
マッサージのポイントはこめかみと頭頂部。
洗う時にこめかみをやさしく押しながら後ろまで指を滑らせます。
頭頂部は指の腹で揉むように洗います。
毎日何気なく行っていたシャンプーも、これから少しだけ気にかけて丁寧に優しく洗うだけで薄毛予防になるので、ぜひチャレンジしてみてくださね。
潤いと栄養を与える
クレンジング力のあるシャンプーで洗ったら、潤いを与えるのも忘れてはいけません。
ヘアサロンでもシャンプーのあと、頭皮用のローションやオイルをつけてくれますよね。
それを毎日、美容師さんも習慣にしているのです。
ヘアローションや育毛剤をつけるときも、マッサージしながらつけます。
血行が良い状態でつけると、吸収もよくなり効果がアップすると言われています。
きちんと落として、潤いを与える、ということが大切なんですね！
頭皮に潤いと栄養を与えるには、
・頭皮用ローション
・頭皮用オイル
・育毛剤
などがあります。
【頭皮用ローション】
頭皮ローションにはいくつか種類があります。
・頭皮の保湿効果のあるもの
・臭いのもととなる雑菌を抑えてくれるもの
・頭皮の脂を抑える効果のあるもの
などがあります。
目的にあった頭皮用ローションを選ぶことが大切です。
【頭皮用オイル】
ヘアオイルには髪の毛用のものと、頭皮用のものがあります。
髪の毛用のヘアオイルは髪の毛の乾燥を防いだり、癖を抑えてくれたり、色々なものがありますが、総じて髪の毛のために作られています。
植物性のものなら頭皮に付いてしまっても大丈夫ですが、頭皮用ではないものが頭皮に付着したままだと、毛穴の詰まりの原因となります。
また香料が配合されているものもあるので、肌の弱い人は注意が必要です。
ですからヘアオイルは頭皮用のもの、あるいは頭皮にも髪の毛にも使用できるものを選びましょう。
天然のオイル１００％の椿油、ホホバオイルなどは両方に使用でき、顔についても問題ないのでおすすめです。
【育毛剤】
育毛剤には髪の毛だけではなく頭皮にいい成分が配合されています。
育毛剤には主に、毛母細胞という髪の毛の生成や育成に関わる細胞に効果のある成分が配合されています。
有効成分は育毛剤によって色々ですので、
・抜け毛を減らしたい
・髪の毛をしっかり太くさせたい
・髪の毛にコシを与えたい
・頭皮を健やかに保ちたい
など、自分の目的にあった有効成分が配合されたものを選ぶといいでしょう。
しっかりとシャンプーをして汚れや皮脂を落としたあと、マッサージをしながら使用することで効果がアップします。
薄くなってきたらすぐに対策
これだけ予防していても、美容師さんだって薄毛になります。
同じ女性ですから、出産や妊娠、更年期などでホルモンバランスだって崩れます。
なのに美容師さんに薄毛が少ないと感じるのは、気がついたらすぐに対処しているから。
そして、髪の毛に気を遣っているので、気がつくのも早いのです。
美容師さんが薄毛に気がついたらすぐに行っている対処法は
・パーマ
・ヘアセット
・髪型を変える
・帽子
・ウィッグ
などだそうです。
【パーマ】
パーマでボリュームを出し、薄毛部分をカバー。
ただし、頻度や薬剤によって余計薄毛を促進することもあるので、美容師さんに相談してみましょう。
【ヘアセット】
根元を立ち上げるようにセットしたり、逆毛を立てワックスなどでセットすることによってボリューミーに見せる方法。
逆毛は髪の毛が痛む原因にもなりますので、使用するブラシなどにも気をつけ、髪の毛を痛めないようにしましょう。
髪の毛を多少ひっぱるので、頻繁に行わないようにしましょう。
セットするときに使用した整髪料はその日のうちにしっかりとシャンプーで落とすことが大切です。
【髪型を変える】
薄毛部分の目立たない髪型に変える方法。
簡単なものだと、分け目を変えるだけでも効果があります。
自分の髪の毛の流れをよく観察して、その流れに逆らった分け目にすると、髪の毛が立ち上がりボリュームが出ます。
【帽子をかぶる】
オシャレな帽子を被った美容師さんいますよね。
あれはオシャレのためだけではないかもしれません。
薄毛隠しにはなりますが、通気性が悪くなったり汗をかいたりしますので１日中室内でも帽子はおすすめしません。
夏の紫外線予防、冬の寒さ予防なら薄毛予防につながるのでおすすめです。
【ウィッグ】
今は部分用ウィッグも手軽に買えるようになりました。
全体のウィッグだと高価なものでないと不自然に見えますので、薄毛部分だけをカバーしてくれる部分ウィッグがいいでしょう。
前髪や頭頂部用など色んな種類があり、カラーも豊富です。
帽子やヘアアクセサリーと併用するとウィッグとの境目も目立たずおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。
美容師さんはやはり、髪の毛のケアにとても気を遣っているんですね。
とりわけ、シャンプーには強いこだわりのある人が多いようです。
薄毛予防にぜひ、参考にしてみてくださいね。
