若い頃から、洗い上がりや手触り、香りが気に入って、使い続けているヘアケア商品なのに…
気付けば、髪のコシやツヤがなくなっていて、もしかしたら、このヘアケア商品って私の髪に合っていないのかも?
と、お悩みのあなた。
そうなんです!
年齢に従って髪質も変わり、その悩みも変わってくるものなのです。
そんなお悩みに解決すべく、パターン別にヘアケア商品の選び方をご紹介したいと思います。
Contents
あなたの髪のお悩みは何ですか?
お悩みは、髪のコシとツヤがなくなってきたことだけですか?
実は、他にもお気付きのことがありませんか?
・髪が細くなってきた。
・抜け毛が多くなってきた。
・薄毛が気になってきた。
・頭皮が乾燥している。
・頭皮のフケ、かゆみ、臭いが気になる。
・頭皮がベタついてきた。
など。
様々な悩みが挙げられるかもしれません。
これらの悩みって、実はその原因が、案外共通しているものなのです。
そう、加齢によるホルモンバランスの乱れが原因です。
皮脂が過剰に分泌される等、頭皮の老化が起こっているのです。
ですから、お悩みを解決するには、見た目の髪質をきれいにすることではなく、頭皮の環境を整えることが先決になります。
それでこそ、健康な髪が育つのです!
ここから、お悩み別に、ヘアケア商品の選び方をお教えしますね。
頭皮の乾燥が気になるなら
まず、ヘアケアというば「シャンプー」ですよね。
使用する目的は、もちろん頭皮と髪を洗うことです。
1日生活する中で、汗をかいて汚れた頭皮や、整髪料や汚れ、ホコリが付いた髪をきれいにするためです。
では、若い頃のように、すっきりした洗い上がりだけを意識したら良いのでしょうか?
いいえ、違います!
高過ぎる洗浄成分は、より一層頭皮を乾燥されてしまいます。
むしろ、その乾燥を補おうと皮脂を過剰分泌させてしまうという悪循環が陥ってしまうのです。
ですから、何より大切なのは、優しい洗い上がりと、高い保湿成分です。
そこで、お勧めは、アミノ酸系シャンプーです!
そうは言われても、見分け方が分からない…ということがありますよね。
まずは、成分表示を見てみて下さい。
グルタミン酸、メチルアラニン、ココイル、ベタインなどの表示があれば、オッケーです。
頭皮に負担のかからない洗い上がりで、洗髪後も頭皮にカスが残りにくく、かつ髪に潤いも与えてくれます。
更に、弱酸性なので、面等なリンスやトリートメントも必要ありません。
良いことずくめですよね。
ただし、優しい洗い上がりなゆえに、バッチリ整髪料できめた日や、今日は汗をかき過ぎたなあと感じる日は、2度洗いをお勧めします。
頭皮のベタつきが気になるなら
先にお話ししましたが、ホルモンバランスの変化により、頭皮が脂漏になる場合があります。
そのような時、洗浄力の高いものを選びがちですよね。
しかし、それでは、過剰に頭皮に負担がかかり、フケ、かゆみ等のトラブルの原因になりかねません。
一般的に、洗浄力の高さをうたうようなヘアケア商品は、石油系の合成界面活性剤が使われている場合が多いのです。
当然、人工的な成分ですので、体に良いわけはなく、頭皮に過剰な刺激を与えてしまいます!要注意です。
そこで、自然な成分で、かつ適度な洗浄力を求めるなら、石鹸系のシャンプーがお勧めです。
成分表示では、脂肪酸や石鹸素地と書かれています。
ただし、洗浄力は高いのですが、その分、髪がきしみやすいので、保湿成分が合わせて含まれている商品を求めるか、リンスやトリートメントと合わせて使った方が良いですね。
また、石鹸カスが頭皮に残りやすいので、洗髪は入念に行う必要があります。
ちなみに石鹸系は、アルカリ性分で汚れを落とすという性質があります。
ですので、頭皮を中和させるためにも、酸性のリンスやトリートメントをお使い下さいね。
髪が細くなり、抜け毛や薄毛が気になるなら
頭皮の環境を整えつつ、保湿が非常に重要な鍵になってきます!
アミノ酸系のシャンプーがお勧めですが。
更に、保湿効果の高い成分が含まれている商品を選ぶようにして下さい。
例えば、クレイ(泥)や海洋ミネラルなど。
よくテレビでも見かけますよね。
海底の泥を髪や顔に塗って保湿効果をうたっている。あの成分です。
また、植物系の天然由来保湿成分もあります。
シアバターやアルガンオイル、ホホバオイル、ツバキオイルなど。
保湿効果だけでなく、髪にツヤも与えてくれますよ。
一気に髪が若返る感じですね。
頭皮のフケ、かゆみが気になるなら
先にお話した通り、ホルモンバランスの関係はもちろんのこと、現代社会の敵であるストレスも関わってくるので、かゆみは厄介です。
そこで、適切に汚れを落としてくれる石鹸系のシャンプーをお勧めしたいのですが。
もう一点、シリコンについてお話ししたいと思います。
最近、ノンシリコンシャンプーという言葉を聞くことがありませんか?
何か、良さそうな気はするけれど…一体何が良いの?と、思いますよね。
一般的なシャンプーには、シリコンが入っていることが多いです。
それにより、髪の表面をコートし、きしみにくく手触りを良くして、髪同士の摩擦を減らしてくれる効果があります。
コートするのですから、もちろん、ドライヤーの熱からも守ってくれます。
良いことずくめな気がしますが、逆に、コートをするという言葉通り、洗髪しても落ちにくいという性質もあるのです。
すると、頭皮に残ってしまい、フケ、かゆみの原因となります。
もちろん、嫌な頭皮の臭いのもとにもなりますよね。
また、シリコンの重みで髪が潰れやすいという心配もあります。
若い頃のように、多少ボリュームをダウンさせたいなら良いですが、ボリュームアップを試みたい年代にとっては、余計な作用ですよね。
ですから、かゆみ等の不快な症状を引き起こし、ボリュームまでダウンさせてしまうシリコンは、必要なないと考えます。
できる限り、天然成分のノンシリコンシャンプーを選ぶべきですね。
その他にも、頭皮や髪に良くない成分としては、バラベン、エタノール、着色料、香料等があります。
成分表示を確認してから、購入するようにして下さい。
シャンプー以外のヘアケア商品の選び方は?
若い頃からの名残で、シャンプーにリンス、トリートメントとフルコースで行っていませんか?
実は、美容師さんの間では、リンスは必要ないというのが今の常識なのです。
シャンプーが高性能になったこともありますが。
元々リンスは、髪の摩擦を減らすために、先にお話したシリコン等を用いて、髪の表面をコーディングする役目しかないのです。
一方で、トリートメントは、髪の内側まで浸透し、毛皮質を保護する役目があります。
シャンプーにプラスして行うなら、リンスではなく、トリートメントなのです。
では、トリートメントの選び方はと言うと、何よりシャンプーとの相性が大切です。
シャンプーとセットのものを使うのが一番です。
ただ、毎日の生活が忙しく、シャンプー後に毎回トリートメントを行うのは荷が重いなあと思われるなら、2~3日に1回、1週間に1度でも問題ありません。
ストレスを溜めてまでやることではないので、気分が上向いて余裕のある時に、髪の毛のケアもしてあげて下さいね。
更に今は、便利な商品が出ており、洗い流さないタイプのトリートメントもあります。
そちらを使ってみても良いかと思います。
シャンプーと一言にいっても、ディスカウントストアの特売品から、美容師さんお勧めの高価なものまで様々です。
天然由来の成分や品質にこだわれば、キリがないほど高価な商品もあります。
いきなり大きなボトルを買ってしまうと、後悔するかもしれませんよね。
今は、お試しパックなど便利な商品もあります。
それらを賢く利用して、あなたの体質に合って、なおかつ悩みに的確に答えてくれる商品を探してみてはいかがでしょうか。
シャンプーは、毎日使うものです。
無理のない金額の範囲内で、あなたが納得のいくのヘアケア商品に出会えることを願っています。