ヘアケア

薄毛女性の方必見!たまごが美髪にいいって本当?!

以前読んだ「美」をテーマにした本の中に、「たまごが美髪の秘訣」と書いてあったことを思い出し、色々調べてみると、「たまご」には髪の毛の生成に必要な栄養素のほとんどが含まれており、美髪にとてもいいことがわかりました!

この記事では、そんな「たまごのパワー」について紹介します。

たまごの種類

日本のスーパーなどで10個パックで売られている白いたまごは、「ホワイトレグホン」という鶏が産むたまごで、赤いたまごは「ロードアイランドレッド」という鶏が産んでいるものです。

「ヨード卵」とは、ヨードを多く含む海藻粉末などのエサを与えて、栄養価を高くしているものです。
「地卵(じたまご)」は、特に明確な定義はないようですが、大量飼育ではなく、放し飼いにしていたり、昔ながらのエサなどを与えているもので、希少性などの影響でお値段に差があるようです。

また、「有精卵」とは、受精したたまごで、温めるとヒヨコが生まれる可能性があるものです。

因みにスーパーなどで売られているたまごは「無精卵」です。
小さい頃にスーパーで買ったたまごを体で温めてもヒヨコが生まれなかったのはこれが理由でした。

人間がいつ頃からたまごを食べていたのかわかりませんが、紀元前1500年頃のエジプトの文書によると、鶏が産卵期以外にも毎日産卵していた記されており、この頃には既に産卵用に品種改良されていたと考えられます。

日本では、ニワトリは今から2000年以上前に朝鮮半島より伝わりました。

当時ニワトリは神聖な存在として扱われ、肉を食べることを禁じる禁令などが出されたこともあり、たまごを食べる習慣はありませんでした。

今のようにたまごが食べられるようになったのは江戸時代からで、さまざまなたまご料理がその頃から作られるようになりました。

江戸時代の有名な料理本で、珍しいたまご料理が載っている「卵百珍」(たまごひゃくちん)には、103種類ものたまご料理が紹介されています。

中でも「黄身返しのたまご」(黄身と白身がひっくり返ったゆでたまご)などが有名です。

次に、たまごにはどのようなパワーがあるのか説明します。

たまごのパワーとは?

たまごは、ビタミンCや食物繊維以外のビタミン、タンパク質、亜鉛、葉酸などのすべての栄養素を含んでいます。

また、たまごには、髪が生成されるのに必要な栄養素がほとんど含まれているため、アメリカで信頼のおける医療サイトでは、髪の毛に良い食べ物の第一位は「たまご」だったそうです。

たまごには「タンパク質」が豊富に含まれていますが、髪の毛のほとんどは「ケラチン」という「タンパク質」でできており、「ケラチン」は「シスチン」など18種類のアミノ酸で構成されています。

この「シスチン」には、髪の毛に弾力やハリを保つ働きがあり、この「シスチン」の働きを助けるのが、たまごに含まれる「含硫アミノ酸」です。

「含硫アミノ酸」は、体内で作り出すことができないため、食べ物から摂る必要があります。

卵黄には「ビオチン」が豊富に含まれていて、「ビオチン」は”ビタミンH”や”美容のビタミン”と言われ、育毛効果が高い成分として知られており、髪の毛を作る「ケラチン」の生成に重要な働きを担い、アミノ酸の代謝を促します。

卵白には「リゾチーム」という酵素が含まれており、殺菌作用や免疫力アップなどの働きがあります。

生たまごを割った時に黄身にくっついている白いひものようなものがありますよね。
なんか気持ちが悪いと取り除いてしまったこともあるかもしれませんが、これは「カラザ」といって、「シアル酸」が含まれていて、免疫力向上やアンチエイジング効果、毛髪の生成を促す働きがありますので、是非捨てずに食べていただければと思います。

うずらのたまごに豊富に含まれている「セレン」は、抗酸化作用があり、アンチエイジングの強い味方ですが、過剰摂取により髪の毛の脆弱化のリスクがありますので、摂りすぎには注意しましょう。

「美女と野獣」に出てくるガストンは、1日に60個も食べていてあの魅力的な体が作られたという設定になっていましたが、実際は健康な人でも1日1~2個程度にした方がよく、コレステロール値が高い人は、食べ過ぎには注意してください。

次に、「たまごの食べ方」について紹介します。

たまごの食べ方

たまごに含まれる「ビタミンB群」や「レシチン」は、熱に弱いため、生で食べることでこれらの栄養をまるごと摂取できるのですが、卵白に含まれる「アビジン」という成分が、育毛によいとされる「ビオチン」の吸収を妨げてしまうため、卵黄と卵白を分けて、卵白は他の料理で使用するのもいいでしょう。

ゆでたまごや目玉焼きは、白身と黄身が分かれた状態で火を通しているため、「ビオチン」を十分に摂ることができます。

余った卵白を使う場合は、卵白だけを使ったオムレツや卵焼きなどを作ったり、スープやお味噌汁などに加えるのもおすすめです。
メレンゲやクッキー、クレープなど、お菓子作りに利用するのもいいですね。

また、タンパク質の吸収率が一番いい食べ方は、温泉たまごで、次に半熟たまごとなっており、生たまごより吸収率は高くなっています。

固ゆでたまごより加熱時間が短いことで、ビタミンBやレシチンの減少を抑えるメリットもあります。

たまごに含まれる「タンパク質」は「炭水化物」より消化に時間がかかるため、腹持ちがよく、ダイエット時にも向いています。

このように、たまごには髪の毛や美容に欠かせない栄養がたっぷり含まれていますので、お好みの食べ方で上手に食生活に取り入れてくださいね。

次は、「たまごを使ったヘアケア」について説明します。

たまごでヘアケア

ここでは、たまごでお手軽にできるヘアパックの方法を紹介します。

たまごに含まれる「レシチン」という成分が髪に潤いを与え、サラサラにする効果があり、ご紹介するパックは市販のたまごでリーズナブルにでき、コスパがいいので是非お試しくださいね。

「たまごヘアパック」のやり方は以下になります。

①たまご3個をボールに割り、箸でよく混ぜます。(髪の長さによって、個数は調整してください。)

②オリーブオイル大さじ2、ハチミツ小さじ2を加えて混ぜます。加えることで髪のパサつきを抑える効果がありますが、なくてもOKです。

③タオルを濡らしてラップで包み、電子レンジで30秒~60秒温めて、蒸しタオルを作ります。

④②のたまごパックを髪の毛全体につけていきます。手でつけていくと下に垂れてくるので、注意しながらつけていってください。(大きめのボールや洗面器に髪を浸す感じにしてもOK。)

⑤髪の毛をラップでくるみ、③の蒸しタオルを上から巻きます。たまごが垂れてくるのを防ぐため、その上からヘアーキャップをかぶるといいです。

⑤20分~30分程度そのままパックをしてから洗い流し、通常通りシャンプーをします。

たまごのニオイが髪の毛に残る場合がありますので、パック後はしっかりシャンプーで流しましょう。

また、高温のシャワーだと、卵が固まる可能性があるので、ぬるま湯で流すようにしてください。

上記では全卵を使用していますが、ダメージがある髪には黄身のみ、脂っぽい髪には白身のみでもOKです。

卵白には「リゾチーム」という成分があり、殺菌作用や炎症を抑える働きなどが期待できるので、泡立てた卵白を頭皮に塗ってマッサージすることで、余分な皮脂を取り除き、殺菌効果で菌の繁殖を防いでくれます。

卵黄を髪につけて、残った卵白を頭皮マッサージに使ってもいいですね。

頻度は、月に1度~2度くらいがいいと思います。是非お試しくださいね。

まとめ

今回は「たまごのパワー」について紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?

いつも身近にある「たまご」ですが、髪に必要な栄養素を豊富に摂ることができ、さらにヘアパックに使用することで、しっとりしたサラサラヘアになることがわかっていただけたかと思います。

髪は手をかけた分だけ応えてくれますので、是非美髪のために「たまごパワー」を活用してくださいね。