女性の薄毛

女性の髪が細いと感じたら!薄毛になる前に改善を

髪が細い状態は、スタイリングも決まりにくく、薄毛に見えやすい特徴を持っています。

髪の量が同じでも頭皮が見えてしまうことから、どうしても薄毛に感じてしまうのです。

さらにここから加速し、本当の薄毛になってしまう可能性もあるため、早めに対策をして改善していかなければいけません。

髪の太さとは

自分の髪を見て、太いか細いか判断するのは簡単とは言えません。

どの程度になったら細い髪になるのか、判断するのが難しいからです。

しかし、全体的に俯瞰した場合、薄くなった髪はすぐに分かるでしょう。

実際に髪が薄くなってなくても、細くなった髪ばかりになれば、頭皮の地肌が見えるようになり、薄く感じるようになります。

日本人の髪の太さは、約0.08mmといわれています。

これは平均値であり、実際には0.05mmから0.15mm程度です。

それでも日本人は欧米人に比べると髪が太い傾向があり、地肌が見えにくいのも特徴といえます。

この数値から、髪が細くなったとと感じた時の太さは、だいたい0.06mm程度と考えられるでしょう。

これよりも細くなれば、手で触っても変化を感じられるようになります。

髪が細いのと似たような状態に、柔らかいと呼ぶこともあるはずです。

髪が太い人の方が、ごわついた感じになりやすい特徴を持っています。

しかし、柔らかい髪の人が全て細いというわけではありません。

手触りの感触には、元々の持っている髪質も関係してきます。

このような条件からも、ただ髪が細いから薄くなるというわけではありません。

髪が細くとも、もともと持っている髪質であれば、何も問題はないからです。

それでも、細い髪は絡まりやすく、とかす時も引っ張っているようなら、毛根に負担がかかるため注意した方がいいでしょう。

問題は、生活習慣など後天的な要素で髪が細くなってきた場合です。

その原因を考えた場合、今後薄毛になるリスクが非常に高い状態といえます。

髪が細い原因は

髪が細くなる原因を理解しておくと、自分で見ても判断ができるようになるでしょう。

先天的な部分として起こりうるのが体質です。

言い換えれば、遺伝という原因が隠れています。

父親や母親の髪質を受け継ぐだけではなく、その前の代も含めてみなければいけません。

家族全員が同じような髪質の場合もあり、このような時には、髪が細いからいきなり薄毛になったりはしないと言っていいでしょう。

後天的な要因として、ホルモンバランスやストレスが考えられます。

ホルモンバランスは、常に変化していくもので、エストロゲンの分泌量が影響するポイントです。

髪を成長させるために必要な女性ホルモンであり、様々な要因で減少してきます。

妊娠や出産でもホルモンバランスが変化しますし、加齢によって徐々に減少していくものです。

過度なダイエットによっても分泌量が変化するため、年齢が若いうちに髪が細く弱々しくなる可能性も出てきます。

ストレスがかかると、自律神経のバランスが崩れてくるのが、髪の成長に影響を与える問題です。

健康的な髪を育てていくためには、ヘアサイクルが重要な意味を持ちますが、ストレスによって乱れが生じます。

すぐに影響が現れてくるわけではなく、徐々に変化が出てきますが、ヘアサイクルの乱れは簡単に修正できません。

さらに自律神経のバランスの変化により、血流の悪化も見られるため、全体的に栄養が行き渡りにくくなり、成長が阻害されてしまうのです。

髪が細くなる生活習慣

生活習慣も髪が細くなる原因を作ります。

特に食生活は大きな影響を与えるポイントで、栄養が不足すれば髪は育ちません。

特定の栄養素だけ取るようにしたところで、髪の成長にプラスになるわけではないのも重要です。

人間の体は、さまざまな栄養素が複合的に働いて初めて成り立っています。

過度なダイエットなどをすると、栄養素の摂取バランスが崩れ、体の成長にデメリットを与えるのです。

このような原因を作るのはダイエットだけではありません。

栄養のバランスを崩す原因となるのが、アルコールの摂取です。

人間の体にとってアルコールは少量であればプラスに働きますが、ある一定の量を超えると、ダメージを与える存在となります。

このアルコールを分解するために必要となるのが、ビタミンB群です。

その中でもビタミンB1を大量に消費してしまうため、身体全体の代謝能力が落ちて行き、髪が作られにくい状況につながります。

太く健やかな髪にするために

髪が細いと感じたら、太くするのが適切な対処方法です。

今日行ったことが、明日いきなり効果を発揮するわけではありませんが、髪の成長に関して長期的な視野で対策していかなければなりません。

髪は体の中で作られる以上、しっかりとした栄養摂取を目指す必要があります。

注意が必要なのは、何かに偏らせるのではなく、できるだけ多くの栄養素をまんべんなく摂取するようにする点です。

髪の成長に必要な栄養素として良質なタンパク質や亜鉛、ビタミン類が挙げられますが、これらだけを摂取していれば髪が成長するわけではありません。

それぞれの栄養素は、人間の体の中で単独で働くわけではなく、お互いをフォローしながら利用されていきます。

できるだけ不足しないように注意していくといいでしょう。

特に意識的に摂取するべきなのは、亜鉛やビタミンB類やEです。

これらのビタミンは積極的に摂取したい栄養素で、意識しないとなかなか十分な量にならない性格を持っています。

亜鉛などはうなぎや牡蠣などの食材に多く含まれていますが、毎日摂取したりするのは難しいでしょう。

そこで牛乳や大豆などをうまく組み合わせていく必要が出てきます。

ビタミンB類やEは、ナッツや魚介類、バナナといったフルーツに含まれていますが、これらも意識的に増やしていく必要があるのです。

シャンプーとマッサージ

シャンプーの仕方や種類を考えていくのも、髪を太くするために大切な要素です。

ハリやコシを与えてくれるシャンプー使うと、髪が絡まりにくくなります。

これだけで、髪に与える負担が減るため、少しでも育てやすい環境ができる。

毛根の負担を減らすだけでも、役に立ってくれると考えたほうがいいでしょう。

ただし、どんなに役立ってくれるシャンプーだったとしても、1日に1回に止めなければいけません。

何度も洗ってしまうと、頭皮の皮脂が必要以上に洗い流され、過剰分泌の元を作ってしまうからです。

シャンプーをする時には同時に頭皮のマッサージもするのがポイントです。

血行が良くなれば、血液がそれだけ栄養を運んできてくれます。

頭皮をマッサージすることで、柔らかくして血管が広がりやすくするとともに、毛穴に詰まった汚れも落とせるのです。

効率的な方法となりますが、やり方は難しくありません。

両手を広げた状態で頭皮を包み、爪を立てないように柔らかくもみあげていくだけです。

こめかみの方から始め、頭頂部へ向かって指を動かしていくだけの方法で、時間としても数分で終わります。

ストレスなどをためないためにも、日々体を動かす機会などを作る必要があります。

運動不足になると、睡眠不足にもつながる可能性があり、髪の成長にも悪影響を与えるからです。

まとめ

髪が細くなってしまう状況は、様々な原因があり、ひとつに絞り込めない状況も出て行きます。

それを長期的に影響を与える部分が多いため、ひとつずつ解決して行くしかありません。

生活習慣などに起因する場合、髪が細くなったと感じた段階で、早めに対処していくのが薄毛につなげないために大切です。