髪を伸ばす理由と言えば「女性らしいオシャレ」が多いのですが、「伸びた髪で薄毛を隠したい!」と言う方もいるのでは?
もし長い髪を薄毛隠しができれば、同時に女性らしいオシャレにもなって一石二鳥ですよね。
でも、髪の毛って伸びてほしい時に限って、なかなか伸びないんです。
ショートヘアからのスタートだとしたら、ロングヘアになるまでに数年はかかるのだとか。
なので、自然に伸びるのを待つよりも、髪の成長スピードを速める努力をしながら待つことをおススメします。
全く何もしないのと髪に良い習慣を続けるのとでは、髪の成長スピードも仕上がりの美しさも違いますよ。
そこで、今回は髪の成長スピードを速める方法、長い髪を使った薄毛隠しの方法を紹介しましょう。
Contents
髪が成長する仕組み・スピードは?
髪を伸ばす前に髪が成長する仕組み・スピードを知ったら、気が変わる方もいるかも知れませんね。
なぜなら髪は、
・伸びる仕組み自体は人工的に変えられない
・成長スピードは思ったより早くない
など、理想的な長さになるまでに年月がかかるから。
もちろん、髪が成長する仕組み・スピードを活かした取り組みで、若干なりとも髪の成長スピードをアップすることは可能です。
ここで、「よし、頑張るぞ!」と思ったあなたは、自信を持って美髪習慣を始めてOKです。
まだ迷っているあなたは、髪が成長する仕組み・スピードをチェックしてみましょう。
髪の成長のカギは頭皮の毛根に!
髪が成長するのに、もっとも重要なカギを握っているのが「頭皮の毛根」です。
毛根は髪の根本にあって、頭皮に埋まっている部分です。
・毛根の毛球内の毛母細胞が細胞分裂する
・さらに細胞分裂を繰り返す
・髪が頭皮の表面に押し出される
髪は毛根に送られた栄養をもとに、上記のような仕組みで成長を続けます。
髪に供給される栄養の素は食事で摂取した栄養で、血液を通して頭皮の毛根に届けられます。
なので、普段の食生活・頭皮の血行が、髪の成長スピードをアップする重要なポイントとなります。
髪は1日に0.35mmくらい伸びる
髪の成長スピードは人それぞれ、体質や生活習慣などが大きく関係しています。
これを考慮したとしても、髪は1日0.35mmくらい伸びると言われています。
仮に1日0.35mm伸びているとすると、1ヶ月で1.05cm、半年で6.3cm、1年で12.6cmの伸びることになります。
1年もすればそれなりに大きな伸びですが、数ヶ月では思ったより伸びないと思いませんか。
ちなみに、髪が早く伸びる人とそうでない人とでは、15%は伸び率に差があるのだとか。
この伸び率は日常生活の送り方次第で、十分カバーできる範囲です。
まだ髪を伸ばすか迷っているなら、取り敢えず頑張ってみてから決めるのも有りですよ。
髪を美しく伸ばす美髪習慣5つはコレ!
髪が伸びてもパサつきやクセ毛が目立つのは残念、できることなら美しく髪を伸ばしたくありませんか。
こんなあなたにできる美髪習慣は5つ、
・髪を伸ばす前:傷んだ部分をカット
・シャンプー時:頻度や方法に注意
・ヘアスタイル:自然に下した状態
・生活習慣:適度な運動と十分な睡眠
・食生活:髪に必要な栄養を意識的に摂取
を心掛けることです。
私たちの髪はとても正直なので、色々な方向から髪に良いことをしてみるんです。
髪を美しく伸ばすために心掛けたい、5つの美髪習慣について見ていきましょう。
髪を伸ばす前:傷んだ部分をカット
髪を伸ばす前にやってきたい美髪習慣は、「傷んだ部分のカット」です。
傷んだ部分をそのまま残しておくと、髪が伸びた時にダメージが根元に向かって広がってしまいます。
髪が理想的な長さまで伸びても、広範囲にパサつきやクセ毛があると見た目が美しくありませんよね。
それに、「髪を切る時の刺激が、髪の成長スピードを速めてくれる!」なんて言う噂もあるくらいです。
髪を美しく伸ばすためには傷んだ部分をカットして、今の短い状態の髪で美しくしておくことがファーストステップですよ。
シャンプー時:頻度や方法に注意
髪を美しく伸ばすためには、「シャンプーの頻度や方法にも注意」ですよ。
頭皮は髪の根元がある部分なので、頭皮トラブルは同時に髪のトラブルでもあるんです。
頭皮と髪のトラブルを予防するためにも、毎日のシャンプーで頭皮も髪も清潔に保ちましょう。
頻度:多くても1日1回(それほど汚れていないなら1日置きでもOK!)
方法:お湯で頭を軽く洗って、よく泡立てたシャンプーを頭に付ける。根元を中心に指の腹で優しく洗う。
シャンプーの頻度は多すぎても頭皮や髪に負担になるので、1~2日に1回で十分です。
方法は「とにかく頭皮に優しく洗うこと」を心掛けて、最後のすすぎではシャンプーを確実に落としましょう。
ヘアスタイル:自然に下した状態
髪を美しく伸ばすためには、「自然に下した状態のヘアスタイル」でいることも大事な美髪習慣です。
暑い時期や髪が邪魔になる時は、ついヘアゴムやシュシュでまとめたくなりますよね。
オシャレのためにヘアカラーとか、パーマをしたくなることもあるでしょう。
でも、髪をまとめると頭皮が引っ張られますし、ヘアカラーやパーマも頭皮や髪にとってダメージになりやすいです。
仕事の身だしなみは仕方ないにしても、せめて仕事以外の時間は自然に下した状態で、頭皮への負担を最小限にしましょう。
生活習慣:適度な運動と十分な睡眠
「適度な運動と十分な睡眠」も、美髪習慣に限らず健康的な習慣としても大切なことですね。
適度な運動:頭皮を含む全身の血行を良くする
十分な睡眠:髪のダメージ修復を促す、細胞分裂をスムーズにする
適度な運動も十分な睡眠も割とスルーされやすいんですが、本当は体の機能アップに効果的なんですよ。
運動不足・睡眠不足のあなた、ほんの少しでもいいから「歩く時間を増やす」「睡眠時間を増やす」などを意識してみましょう。
食生活:髪に必要な栄養を意識的に摂取
髪を美しく伸ばすためには、「髪に必要な栄養を意識的に摂取」することも必須です。
と言うのも、私たちが食事で摂取する栄養は、髪に限らず体を作る材料となっているからです。
中でも特に髪の成長に必要な栄養は、
タンパク質:肉や魚、乳製品、卵、大豆食品など
ミネラル:魚や海藻類、レバー、ナッツ類など
ビタミン:野菜や果物など
イソフラボン:大豆食品
などで、髪の素となる栄養、髪の生成を促す栄養です。
但し、タンパク質に関しては脂肪分の多い肉をたっぷり摂りすぎると、皮脂の分泌が過剰になって頭皮トラブルが起こりやすくなります。
元々肉好きで意識しなくてもタンパク質が摂取できているなら、ミネラルやビタミンに意識を向けた方が良いでしょうね。
特定の食品ばかりをひたすら食べるのではなく、食品の種類を増やしてバランスの良い食事を目指しましょう。
長くなった髪でできる薄毛隠しは?
長くなった髪で色々なオシャレが楽しめるのって、男性にはなかなかできませんよね。
ロングヘアが普通のように思われている、女性だからこそできることなんです。
長くなった髪で薄毛を隠すなら、やはりオシャレに美しくしたいと思いませんか。
そこで、長くなった髪でできる薄毛隠しの方法を、2つ紹介しましょう。
髪をまとめて薄毛の上の乗せる
長くなった髪でできる薄毛隠しの方法、1つ目は「髪をまとめて薄毛の上に乗せる」です。
・前髪を膨らませてアップする(分け目をズラすのも有り!)
・サイドの髪を適量まとめて、ねじりこんで薄毛部分に持ってくる
・後ろの髪をまとめて、ねじりこんで薄毛部分に乗せる
色々な髪のまとめ方があるのですが、「ねじりこむ」のではなく「三つ編み」にして薄毛部分に持ってくるのもおススメです。
髪のボリュームを減らしてふんわりさせる
髪のボリュームが多い人だと、髪が伸びた時に薄毛部分が目立つことが!
こんな場合におススメなのが、「髪のボリュームを減らしてふんわりさせる」です。
残っている髪のボリュームを減らすのは、何となく持ったない感じがするかも知れません。
でも、ボリューム部分と薄毛部分のギャップが大きいほど、薄毛って目立ってしまうんです。
ここは思い切ってボリュームを減らした方が、得られる美しさは大きいですよ。
仕上げに残った髪をふんわりさせると、薄毛はかなり目立ちにくくなります。
まとめ
髪の成長スピードを速める方法、長い髪を使った薄毛隠しの方法をまとめてみました。
まず、髪の成長スピードを速めるためには、
髪を伸ばす前:傷んだ部分をカット
シャンプー時:頻度や方法に注意
ヘアスタイル:自然に下した状態
生活習慣:適度な運動と十分な睡眠
食生活:髪に必要な栄養を意識的に摂取
の5つの美髪習慣を心掛けてみると良いですよ。
美髪習慣に特別なことは必要なく、健康的な習慣を続けることの方が大事です。
こんなふうに美しく長い髪を手に入れたら、
・髪をまとめて薄毛の上に乗せる
・髪のボリュームを減らしてふんわりさせる
などの方法で薄毛隠しができます。
まとめる髪はねじりこんだり、三つ編みにしたりするとオシャレですよ。
髪のボリュームを減らして、ボリューム部分と薄毛部分の差を減らすのも効果的です。
健康的に美しく髪を伸ばして、オシャレな薄毛隠しを楽しんでくださいね。