2018年の流行語大賞にノミネートされた「グレイヘア」。
最近では、年齢に負けない美を競う芸能人でも、グレイヘアの人が増え、益々気になるところですよね。
その美しさに私もあんなグレイヘアになれるかしら?と気になっているあなた。
でも、その気持ちと裏腹に、白髪染めを止めてから、美しいグレイヘアにたどり着くまでの「移行期」も気になるところです。
ショートやボブスタイルの方でも、移行期は1~2年、ミディアムやロングなら3~4年はかかる長期戦。
そこで、そんな移行期でもおしゃれに過ごせる方法をご提案したいと思います。
ぜひ、変化していくご自分の姿を楽しんで下さいね。
Contents
グレイヘアを目指して
グレイヘアの言葉の由来ってご存じですか?
黒髪と白髪が混ざって、髪全体が灰色(グレイ)に見えることから名付けられました。
日本では、灰色なんて言われると負のイメージがつきまといますが、英語圏では、グレイは「円熟した」とか「老成した」という意味合いがあるのです。とても素敵ですよね。
わざわざ白髪を隠そうなんて発想自体がないのです。
日本も、そんな欧米文化がようやく上陸してきました!
老いは恥ずかしいことではない。
女は若さだけが魅力ではない。
日本でも認識され始めました。
でも、老いを受け入れることと、老け込んでしまうのは話が別です!
白髪という老いを受け入れつつ、女のプライドとして、凛とした美しさは保っていたいものです。
次に、素敵なグレイヘアを目指して移行期の具体的な過ごし方をご紹介します。
グレイヘアに向けて移行期の過ごし方
さあ、心構えはできましたか?
移行期を過ごすために大切なのは、まず味方を作ることです。
まだまだ、日本のヘアサロンは、白髪染めを勧めてくるところが多いのが現状です。
未だに、白髪は染めるものという認識を持っている人が大多数で、その大多数の要望に答えたいというサロンが多いのです。
ですから、グレイヘアを目指したい!という相談をして、親身になってくれる美容師さんを探すことが、移行期という長期戦に勝つポイントですね。
ただ、単に白髪染めを止めただけでは、白髪と黒髪が調和せず、悪目立ちをしてしまいます。
更にヘアカラーの白髪染めは、染料がかなり強いため、なかなか完全には落ち切らず、白髪が金髪や黄ばんだように見えてしまうのです。
それはときに、不潔に受け取られてしまうことがあります。
これでは気持ちも沈み、グレイヘアへの道を諦めてしまいそうですよね。
実際、一旦はグレイヘアを目指したものの、挫折してしまう人が6割り近くいます。
ただ白髪染めを再開してしまうと、一からやり直しになり、頑張った移行期の時間が無駄になってしまうのです。
そこで、具体的な過ごし方ですが。
まめにカットする
思い切って、今までのしてこなかったショートスタイルにしてみるのも良いかもしれませんね。
白髪染めで傷んだ部分を切り、若々しいスタイルにしたり、軽やかにウェーブをかけてみるのも良いですね。
今までの白髪を隠すことに努力してきた発想を180度転換し、黒髪を目立たなくすることに注視するのです。
白髪の生え方は、人によって違うので、その癖を美容師さんに見極めてもらいつつ、カットの仕方を工夫してもらうことが、大切ですね。
ウィッグや帽子を着けてみる
今は、療養中など様々な理由により、ウィッグの需要が増えています。
更に技術も発達し、種類も豊富になってきました。
予算を考えつつ、いくつかおしゃれアイテムとして購入してみても良いかもしれませんね。
帽子もまた、実に種類も価格も豊富です。
そして忘れてはならないのが、紫外線はお肌と同じように髪(特に白髪)や頭皮をも乾燥を促し、傷みの原因となります。
日除け効果がある帽子は、その予防にも最適です。
髪や頭皮にも負担のない白髪染めを使う
グレイヘアを目指すのに白髪染め?と思われるかもしれません。
理想のグレイヘアになるように、白髪と黒髪の混ざり具合を確認しながら、徐々に頻度を減らして行っていくのがポイントです。
更に、グレイヘアを目指す一因として、白髪染めによる髪と頭皮のダメージを上げる方も多いですよね。
これは、染料の強いヘアカラーによるものです。
これを避けた白髪染めの方法として、ヘアマニキュアやヘアカラートリートメント、カラーシャンプーがあります。
比較的色持ちを重視するなら、ヘアマニキュアですし、手軽さを求めるならヘアカラートリートメントかカラーシャンプー、もしくは両方ですね。
植物アレルギーのパッチテストをしてからですが、ヘナによる白髪染めも天然成分で、髪や頭皮に優しいですよ。
一時的な白髪隠しを使う
気になる時に、気になる箇所にだけ使うことができます。
洗髪や、時により雨に濡れたり、汗で落ちることもあるので、注意は必要です。
ボールペンのような形で、先がブラシ状になっていているスティックタイプ、その名の通りスプレータイプ、粉状になっていて、ポンポン付けて伸ばすだけのファンデーションタイプがあります。
スティックタイプは、ワンプッシュしてとかすだけなので、部分的に使うのに便利です。
スプレータイプは、広域に噴射することができますが、色ムラができたり、服が汚れてしまう危険性があります。
ファンデーションタイプは、広域に塗り伸ばすことが可能で、慣れてしまえば、案外使い勝手が良いですよ。
ブリーチやハイライトを入れる
この移行期に、特におしゃれにこだわりたい方向けですね。
白髪染めで、頭皮や髪を傷めやすかったり、既に傷めている方には、あまりお勧めできません。
白髪染めで染めていた髪をブリーチ(脱色)し、一旦明るくしてから、希望のカラーを入れます。
またハイライトは、白髪の生えているところに線状に入れ、明るいカラーを乗せていくことで、陰影ができ、立体的に見せることができます。
ブルー系やアッシュ、ピンク等、今までのしてこなかった色に挑戦しても良いですね。
何れにせよ、徐々にその頻度を落とし、グレイヘアを目指していきます。
様々な方法をご紹介してきましたが、ご自分の現状と、これから目指している姿を、美容師さんと密に相談しながら進めていくのが、挫折しない近道ですね。
グレイヘアへの移行期に気を付けたいこと
前章では、素敵なグレイヘアを目指して、移行期のアンバランスな髪をどう整えるかお話ししてきました。
その他にも、美しいグレイヘアを育てる意識を持って、できることはあります。
食事に気を付ける
忙しいからと、偏った食事はよくありません。
また良かれと思って、特定のものをだけを食べるのもあまりお勧めできません。
バランス良く!これが一番大切ですね。
赤のタンパク質、緑のビタミン・ミネラル類、黄色の炭水化物をまんべんなく食べるように心掛けましょう。
適度な運動を行い、充分な睡眠を取る
生活の基本ですね。
体を動かす習慣をつけ、きちんと寝る時間を確保することで、体を健康に保ち、凛とした姿を作ります。
トリートメントをする
ついつい面倒と、シャンプーのみで洗髪を済ませていませんか?
白髪は、黒髪よりも水分量が少ないため、パサつきやすく、更に白という色は膨張色なので、ごわついているように見えがちです。
すると、年齢以上に老け込んだように見えてしまいます。
グレイヘアの自然な美しさを際立たせるためにも、やはり潤いとツヤにはこだわり、トリートメントで補ってあげましょう。
メイクやファッションを変える
肌にツヤがないと、また老け込んで見えがちです。
潤いを与えるために、粉のファンデーションからリキッドタイプのものに変えてみるのも良いですね。
また、ご自分の顔を良く見直して、何となく入れていたチークの位置が正しいか確認します。
更にグレイヘアが進んでいき、白髪の割合が増えていくと、輪郭がぼやけやすくなります。
ハイライトを入れてみたり、リップに赤系を使い、メリハリを持たせるのも良いですね。
同様にファッションは、くすんだ色は脱ぎ捨て、明るい色を心掛けましょう!
メリハリが出ますし、気持ちも上がります。
赤系や濃いピンク色なんかは、グレイヘアとの相性も抜群です。これを機に、服を変えてみるのも楽しいですよ。
まとめ
素敵なグレイヘアを目指して、移行期の過ごし方をお話ししてきました。
グレイヘアになったときのご自分の姿が待ち遠しくないですか?
まるで、生まれ変わるみたいですよね。
思い切って、ヘアのショートにしてみたり、メイクやファッションもがらりと変えることができます。
移行期は憂鬱な期間なんて思わず、グレイヘアを育てるための助走期間と考えてみませんか。
完成形を頭に思い描きつつ、是非その期間をも楽しんでみて下さいね。
グレイヘアになることで、心も体も解放され、あなたが元々持っている自然な美しさが引き出されることを願っています。