ヘアケア

オシャレな女性は要注意!帽子をかぶると抜け毛が増え薄毛になるって本当?

ファッションアイテムのひとつとして帽子を利用する女性も多く見られますが、実は使い方によっては薄毛や抜け毛を招く原因になるとも言われています。

そこで今回は、帽子をかぶると抜け毛が増えると言われている原因や、女性が帽子をかぶる際に注意すべきポイントについて詳しく見ていきます。

帽子と抜け毛や薄毛の関連性とは?

髪の成長に必要な栄養素や酸素は、頭皮の毛細血管を流れる血液により運ばれています。

抜け毛が増える主な原因としては、不規則な生活習慣による睡眠不足や栄養バランスの偏った食生活による栄養不足、また頭皮の炎症による頭皮環境の悪化などが考えられます。

ただし規則正しい生活を送っているにも関わらず急に抜け毛が増えたというような場合には、帽子をかぶっていることが要因となっているケースもあります。

頭皮の毛細血管は細いため、例えば帽子で頭皮が圧迫されたりすると血流が滞りがちになり、薄毛や抜け毛を引き起こす可能性があります。

ですから帽子を選んだり使用する際には、サイズやかぶり方に注意が必要となります。

帽子をかぶることにより抜け毛が増え薄毛になる原因とは?

ここでは、帽子をかぶることにより薄毛になる原因と考えられる事柄について詳しく見ていきます。

帽子の締め付けによる血流不足

帽子をかぶる際には、自分の頭の大きさに合ったものを着用することが大切です。

帽子による締めつけが強いと、頭皮の毛細血管を圧迫して血流を滞らせ、血行不良に陥る可能性があるため注意が必要です。

頭皮の蒸れによる雑菌の繁殖

帽子を長い時間かぶり続けていると、頭皮が蒸れて雑菌が繁殖しやすい状態となります。

雑菌によって頭皮に炎症が起こると、かゆみなどが起こり頭皮環境が悪化して、薄毛のリスクが高まる可能性もあります。

特にマラセチア菌というカビの一種が頭皮で繁殖すると、脂漏性皮膚炎を発症する場合もあるためくれぐれも注意が必要です。

皮脂や汚れが毛穴に詰まる

頭皮が蒸れて湿気がこもると、皮脂や汚れが毛穴に詰まりやすい状態になってしまいます。

頭皮の皮脂には乾燥を防いで保湿し、外部からの刺激から守る役割がありますが、皮脂が増えすぎてしまうと酸化して毛穴に詰まってしまうため、髪の成長を妨げたり、頭皮トラブルにより抜け毛が増えて薄毛を引き起こす場合もあります。

摩擦などによる髪や頭皮への負担

帽子を長くかぶっていると、髪と帽子が摩擦を起こして頭皮にダメージを与えてしまいます。

特にキャップなどをかぶる場合、頻繁に向きを変えると摩擦により髪が痛んでしまうため、向きを変えたい場合には一度帽子を脱いで向きを変えるなど工夫することが大切です。

摩擦によるダメージを受けて髪が痛んだりパサついてしまうと、抜け毛が増えてそのまま薄毛につながる可能性もあるため注意が必要です。

帽子をかぶることは紫外線対策に最適

帽子をかぶることは、紫外線対策のためには最適な手段です。

紫外線による日焼けは頭皮や髪にダメージを与え、薄毛のリスクを高めてしまいます。

特にUVカット仕様の帽子をかぶるようすれば、紫外線による頭皮と髪への影響を最小限に抑え、ダメージから守ることができます。

帽子をかぶることにより起こるトラブルを防ぐ方法とは?

以下では、帽子をかぶることにより起こる可能性のある薄毛や抜け毛のリスクを回避する方法について詳しく見ていきます。

自分の頭のサイズに合った帽子を選ぶ

サイズが小さい帽子や頭皮を締め付けるタイプのものは、血行不良の原因となるため、自分の頭の大きさに合わせた帽子をかぶるようにしましょう。

通気性が良い帽子を選ぶ

帽子を購入する際には、メッシュ生地や麻素材、ニット素材の帽子や麦わら帽子など、できるだけ通気性が良い帽子を選ぶことが大切です。

またこれらの帽子は通気性がいいため蒸れにくくなっているだけではなく、多少蒸れてもすぐに湿気がなくなるため、蒸れによる不快感を軽減してくれま。

ただし通気性に優れている帽子は、紫外線を十分に遮断できない可能性があるため、UVカット率が高いものを選ぶようにするといいでしょう。

汗をこまめに拭く

帽子をかぶると、普段より多く汗をかきます。

ですから顔や首に流れてきた汗だけではなく、帽子を脱いで頭皮と髪についた汗をこまめにしっかりと拭き取るようにしましょう。

帽子を取り頭皮と髪を乾燥させる

帽子を長時間かぶり続けているといると、頭皮と髪が蒸れてしまうため、1~2時間に1回程度は帽子を取り乾かすようにしましょう。

特に熱い夏場など大量に汗をかく時期などには、帽子をもうひとつ持ち歩くことをおすすめします。

また帰宅後は帽子をハンガーにかけるなどしてしっかり乾燥させるようにください。

布製品用の除菌スプレーを吹きかけておくのもおすすめですよ。

帽子を清潔に保つ

寒い冬場などは汗をかいていないように感じていても、実は帽子には汗や皮脂が多く付着しており、放置しておくと臭いの原因にもなるため注意が必要です。

帽子に一旦臭いがついてしまうとなかなか取れなくなってしまうため、使用した帽子はできるだけこまめに洗濯するようにしましょう。

帽子をかぶる際に分け目を変える

同じ分け目にして帽子をかぶっていると、同じ箇所にだけ負担がかかりそれが薄毛の原因となることがあります。

ですからこまめに分け目を変え、頭皮への負担を経験することをおすすめします。

毎日シャンプーして頭皮を清潔に保つことも大切

帽子をかぶった日はもちろん、毎日入浴した際にはシャンプーをして頭皮や髪を清潔に保つようにしましょう。

頭皮や髪は汗や皮脂により汚れています。

皮脂は増えすぎると雑菌の繁殖につながり頭皮環境を悪化させてしまうため、しっかり洗って汚れを落と必要があります。

ただしあまり過剰にシャンプーしすぎると、今度は頭皮が乾燥して皮脂の過剰分泌を引き起こし、やはり頭皮トラブルが起こりやすくなるため、シャンプーは多くても一日に1~2回に留めておきましょう。

また熱いお湯ではなくぬるま湯で、シャンプーをしっかり手のひらで泡立てて丁寧に洗うことで、適度に皮脂を落とすことができます。

トリートメントまで終わったら、きちんとタオルドライしてからドライヤーで髪や頭皮を乾かしてください。

自然乾燥させようと髪を濡れたまま放置しておくと、雑菌が繁殖してしまい頭皮トラブルを招く原因となるため注意するようにしましょう。

ドライヤーをかける際には、熱風によるダメージを抑えるため、髪や頭皮から30cm以上離して乾かすようにしてください。

まとめ

夏は強い紫外線から、冬は寒さから頭皮や髪を守ってくれる帽子は、生活に欠かせないという方も多いでしょう。

帽子をかぶると抜け毛や薄毛を招くという話もありますが、うまく活用すればオシャレに役立つだけではなく、頭皮を外部の刺激から保護する有効な手段となります。   

帽子をかぶると抜け毛が増えるというのは、サイズの合わない帽子をかぶることによる頭皮の締めつけや、長時間かぶり続けることによるムレなどが引き金となり、雑菌が繁殖して頭皮環境が悪化することが主な原因であると考えられます。

ですから帽子を選ぶ際には、蒸れにくい素材を選び、冬場でも汗をかいたと感じたら帽子を取り湿気を逃がしたり、こまめに汗を拭き取ることも大切です。

このように帽子は選び方や使い方を間違えなければ、頭皮や髪を守り薄毛を防ぐアイテムにもなります。

帽子をうまくファッションや日常生活の一部に取り入れて、女性として楽しい時間を過ごしましょう!