年齢を重ねてくると白髪に悩まされる方が増えてくるため、中には定期的に白髪染めを行っている方もいるでしょう。
しかし内心、白髪染めが面倒だと感じている方も多いのではないでしょうか。
また年齢だけではなく生活習慣の乱れなどから頭皮の血行が悪くなり、髪を作るために必要な栄養素が毛母細胞まで栄養が行き届かないため、白髪ができやすくなるケースもあります。
そこで今回は、白髪が増える原因や、また白髪染めの回数を減らすための方法などについて詳しく見ていきたいと思います。
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白髪を抜くのは絶対にタブー!
白髪を気にする方の中には、目立つ白髪を1、2本抜くのは構わないと考えている方もいるかもしれませんが、無理に髪を抜くのは絶対にやめるようにしましょう。
無理に引っ張って白髪を抜くと、髪を育てるために重要な毛母細胞がダメージを受け髪が生えにくくなったり、何らかの頭皮トラブルが起きる可能性が高いため、くれぐれも注意が必要です。。
1~2本の白髪がどうしても気になる場合は、ハサミで根元からカットするか、部分的な白髪染めがおすすめです。
部分白髪の原因とは?
全体的に白髪になるのではなく、例えばこめかみや後頭部だけなどというように、部分的な白髪に悩まされているという方も多いでしょう。
部分白髪は、ストレスなどによりその一部分だけ何らかの異常をきたしているのが原因であると言われています。
ストレスを抱えているとその部分のみ血流が悪くなり、メラノサイトの働きが低下して白髪になりやすい状態となります。
また記憶力や思考力などの脳の部分的な疲労が、白髪に影響している可能性も考えられます。
さらに1本白髪になると、その付近の毛根もストレスを抱えるようになり他の部分も白髪になりやすくなるとも言われています。
白髪が増える原因とは?
ここでは、加齢以外で白髪が増える原因について具体的に見ていきたいと思います。
栄養バランスの悪い食事
栄養バランスの悪い食事を取っていると、頭皮まで髪の成長に必要な栄養が届かないため、白髪や抜け毛の原因となります。
白髪を予防するためには、細胞の元になるたんぱく質やカルシウムなどのミネラル類、ビタミンA、C、Eをはじめとするビタミン類などを積極的に摂る必要があります。
不規則な生活習慣
睡眠不足などの不規則な生活が続くと、自律神経のバランスが崩れ体全体の血行が悪くなります。
そのため頭皮の血行も悪くなり白髪の原因となるため、できるだけ規則正しい生活を心がけることが大切です。
ストレス
不規則な生活習慣と同様に、ストレスも自律神経のバランスを崩し白髪になる大きな原因のひとつとなります。
またストレスが引き金となり頭皮の血行が悪化すると、白髪になるだけでなく女性でも円形脱毛症になってしまう方もいるため、くれぐれも注意が必要です。
ストレスをうまく発散することができれば黒髪に戻すことも可能なため、普段から自分なりのストレス解消法を見つけたり、適度に運動することなども効果的です。
過度の飲酒
アルコールは肝臓で分解されてアセトアルデヒドになり、さらに分解酵素により酢酸に変わります。
しかし一度に大量にアルコールを摂取すると、分解しきれなかったアセトアルデヒドが血液中に残ってしまいます。
このアセトアルデヒドによって増加するのが、DHT、つまり脱毛ホルモンのジヒドロテストステロンです。
このホルモンは、女性も発症する男性型脱毛症を引き起こす原因となるため、過度の飲酒は避けるようにしましょう。
紫外線によるダメージ
紫外線は頭皮にダメージを与えると言われており、特に春から夏にかけては最も注意が必要です。
特に紫外線を一番浴びやすい頭頂部は、白髪になりやすい場所であるとも言われています。
ですから外出する際には、髪専用の紫外線クリームやスプレーをつけたり、日傘や防止などを活用するようにしましょう。
いつも同じ場所で髪を分けたり結んだりしている
それぞれのつむじの方向などの影響もあり、髪の分け目がいつも同じになりがちなという方も多いのではないかと思います。
しかしいつも同じ場所で髪を分けていると、その部分に常に紫外線が当たり、頭皮がダメージを受けることになってしまいます。
ですから時々分け目の位置を変えたり、分け目を覆うようなヘアスタイルにするなど工夫するとよいでしょう。
またいつも同じ場所で髪を結んでいると、その部分の頭皮の血行が悪くなり白髪の原因になるため、できるだけ避けるようにしてください。
いつも帽子をかぶっている
紫外線を予防するために外出時に帽子をかぶることは、とても有効な手段です。
ただし通気性の悪い素材でできた帽子をずっとかぶっていると、頭皮が蒸れて毛穴に汚れが詰まりやすくなったり、血行不良につながる場合もあります。
それが原因で白髪になる可能性もあるため、帽子をかぶる際にはできるだけ通気性のいい素材を選ぶようにしましょう。
間違ったヘアケア方法
シャンプーの際に爪を立てて洗い頭皮を傷つけたり、髪だけをゴシゴシ洗った結果、頭皮の汚れが残ってしまうな間違ったシャンプーの方法は避けるようにしてください。
またあまり洗浄力の強いシャンプーを使うのもNGです。
さらに洗った後に髪を乾かさずに寝るのは髪を痛める原因となります。
濡れた髪はキューティクルがはがれやすい状態になっており、キューティクルがはがれてしまうと髪が乾燥しやすくなり、頭皮トラブルを起こしやすく白髪もできやすくなります。
ですからシャンプーした後は、必ずドライヤーで髪を乾かしてから寝るようにしましょう。
白髪染めの回数を減らす方法とは?
毎日の食生活を見直す
白髪を減らすためには、毎日の食生活を見直して髪に必要な栄養素であたんぱく質や亜鉛、ビタミン類を摂取する必要があります。
たんぱく質は肉や魚、大豆、亜鉛は牡蠣や海藻類、赤身肉などに多く含まれています。
たんぱく質の代謝を手助けしたり血行をスムーズにする役割を担うビタミンEは白米や魚介類、赤身肉に、ビタミンBはレバーや豚肉、マグロなどに多く含まれています。
これらの栄養素を摂取して健康的な髪を育てることも、白髪予防につながります。
睡眠不足を解消する
規則正しい生活を送ることで、睡眠不足を解消させることも白髪を減らすためにはとても重要です。
十分な睡眠を取ることで、睡眠中に分泌される成長ホルモンが色素細胞に働きかけ、メラニン色素作りを活性化してくれます。
ですから普段から睡眠時間が少ないと感じている方は、最低でも6~8時間の睡眠を取れるように努力しましょう。
上手にストレスを発散する
ストレスは血液の循環を悪化させ、白髪になりやすくする原因となります。
ですからなるべくストレスを溜めないよう没頭できる趣味を持ったり、軽い運動などを行うとよいでしょう。
またストレスを軽減するためにはリラックスすることも大切ですので、ヨガやアロマテラピーなどでゆったりとした時間を過ごし、ストレス解消するのもおすすめです。
頭皮マッサージを行う
パソコンを使い仕事をしている方やスマホを手放せないという方は、肩こりや眼精疲労になりやすく、頭皮の血行が悪くなります。
また交感神経を高める原因ともなり、さらに頭皮が凝って固くなると血液により髪に必要な栄養素運ばれにくくなり、白髪が増えてしまいます。
頭皮の血行が悪いという時には、頭皮マッサージすることをおすすめします。
頭皮マッサージを行い頭皮を柔らかくすることで、栄養素がしっかりと頭皮まで運ばれ、白髪の改善につながります。
まずは健康的な生活を心がけよう
白髪は加齢の他にも、不規則な生活習慣やストレスが引き金となり急速に増えることがあります。
ですからこれまでの生活習慣や食生活を見直したり、うまくストレスを発散する方法を見つけるなど、できるだけ健康的な生活を心がけることが大切です。
健康的で規則正し生活は、髪を守るだけでなく心身ともに健やかに過ごすためにも大事なポイントであると言えるでしょう。