ヘアケア

子どもと大人の髪質が変わる!その理由とは?

子どもの頃はストレートだったのに…大人になったらくせ毛⁈

その逆もあります。

子どもの頃はくせ毛だったのに大人になったらストレートになった!など経験がありますか?

どうして大人になると変わるのでしょうか?

これを解決するために『科学』があるのです。

この現象には「成長」と「髪の太さ」が関係してきます。

「第一次性徴」と「第二次性徴」が関係しています。

赤ちゃんから成長し、小学校・中学・高校・・・と成長していく中で、1~12歳が一つの区切りになります。

この頃までは「髪の太さ」もまだ「子供」ですので、髪も「細い毛」なのです。

ちょうど第二次性徴に入る13歳以降に男女とも体が「大人」へと変化していくと同時に「髪の太さ」も「太い毛」に成長するのです。

この髪の太さが成長するにつれて変化していくため、髪質の変化も共に変わるのです。

・ストレート→くせ毛
くせ毛の様に髪の毛自体が扁平していると、うねっていても、細いと見た目にはストレートに見えてしまいますが、成長とするに従い髪も太くなります。
扁平した髪がストレートからうねりになって出てくることがあります。
これは大人になると変化するというより毛質が太くなるため、くせ毛が目立つようになるということです。

子ども-ストレート→大人-くせ毛

・くせ毛→ストレート
髪の毛自体は真円に近いストレート毛に見えるかもしれないですが、毛質が細いと自然にうねりが出てしまうことも!
例えば、細い紐と太い紐をぶら下げてみると、細い紐の方がうねりますよね。
これと同じ現象が髪で起こります。
このことから成長して毛質が太くなり、髪にコシやハリがでて、ストレート毛になったように見えてくるのです。

子ども-くせ毛 → 大人-ストレート

年齢と髪の関係

幼児毛(ぜい毛) 〜1歳  最大直径20
小児毛(一次硬毛)1〜12歳 最大直径60
成人毛(二次硬毛)13歳〜  最大直径100
軟毛       30歳〜 最大直径 4

子どものヘアケア

子どもと大人の髪の違いとは?

子供と大人では、成長過程の子どもの髪質と成長しきった大人の髪質がの太さが異なるため、適切なヘアケア方法が異なってきます。

子供の髪は大人の髪と比べてみると、見た目でもわかるようにフワフワとして柔らかい。

そのため外部からの刺激にもとても敏感で弱いため、より繊細なヘアケアが必要とされます。

子どものヘアケアでの注意

子供のヘアケアでは髪質の違いに加えもう1つあります。

それは、頭皮の違いがあることです。

これを注意しなければなりません。

成長過程の頭皮は、まだ薄いため刺激に弱いため、ヘアカラー剤や、パーマ剤などの刺激の強い薬剤などでカラーリングやパーマの施術は、とても慎重になります。

大人の皮膚になるまではやらない方が頭皮は守れます。

子どものためのヘアケア

子供のためのヘアケアで、最も重要になってくるのは使用するシャンプーになります。

子供のシャンプーには「乾燥肌」「髪の絡まり」「頭皮のベタつき」「乳児脂漏性湿疹」などの原因になる危険があります。

適切なケアが必要となります。

「乾燥肌」
子供に使用しているシャンプーの洗浄力が強すぎるものもあり、シャンプーの回数が多すぎると起こる頭皮トラブルになります。
痒みも併発しますので、子供が痒みを訴えた時は乾燥肌を疑ってみると良いでしょう。
その場合は、お湯で数日洗うなどしてシャンプーをつけないことが大切です。

「髪の絡まり」
子供の髪は細く柔らかいため、絡まりやすいです。
ですので、シャンプー前にブラシで優しくブローすることで、絡まりにくくします。
その後シャンプーを施すと絡まりを予防できます。

「頭皮のベタつき」
シャンプー後の洗浄をしっかり出来ていない時に起きやすいのです。
また、シャンプーが肌質や髪質に合っていないのかもしれません。

「乳児脂漏性湿疹」
低年齢の子供に生じる湿疹であり、フケ、異臭などの症状が現われてしまいます。
シャンプーの刺激が強すぎることが原因になります。
シャンプーをどのようにした方がいいのでしょうか。

子どもに施すシャンプー方法

基本的な部分は大人も子供も同じです。

1.ブラッシングをして絡まりを予防しやすいように解かしながら髪の汚れを軽く落とします。

2.ぬるま湯のみで洗います。この時の温度は30度前後が適温です。
 
そして摩擦をなるべく与えないように、指の腹で優しく洗髪します。

3.流す時はシャンプーが残らないように、しっかりすすぎ洗いします。

4.ドライヤーで乾かします。

子供の髪から30センチほど離しドライヤーを当てます。

熱によるダメージを注意しながら乾かすと良いでしょう。

子どもと大人の髪の違い

最近の子どもも大人が顔負けしてしまうほど、おしゃれやメイク好きですね。

しかしながら、子供の肌や髪は大人と同じではないのです。

カラーリングやパーマも美容室に行けばやってもらえますが、その薬液は子どもの頭皮に悪影響を与えてしまいます。

美容室でも中には子どもにもカラーリングしたり、パーマをかけてもらえるところもあれば、子供には髪を切る以外は断固として行わないところがあるなど、お店によって考え方もさまざまだと思いますが、カラーリングやパーマなどの薬剤は、髪の薬剤は子供向けには作られていません。

子供は大人のように髪も身体も成熟していなく成長段階なのです。

この成長段階では薬品の影響を受けやすく、大人の何十倍もの影響があります。

そもそも、世の中にあふれている薬液などの毒性は長年の使用でどんな影響があるのかわかっていません。

成長段階の幼い子どもには、この先どんな影響が出て来るかわからない、いわば毒性のあるものと知りながら気軽に取り入れたいとは思わないはずです。

自己責任で子供におしゃれの意味でカラーリングやパーマをする人もいるでしょうが、まずは子供の健康や将来を考えて、後悔のないようにすることが大切です。

子どもの髪に悪影響

子供でもストレスが原因で抜け毛になってしまうことがあります。

そして、白髪が出る事もあります。

このように家庭内や身近に何かトラブルや生活環境の問題などがあると、抜け毛や白髪を誘発しているのかもしれません。

このような観点で見ると、抜け毛の原因がはっきりわかる事もあります。

子供の髪や頭皮は大人よりも新陳代謝が激しくなります。

そのため毎日きちんと清潔にすることをオススメします。

頭皮のかゆみがある時は、アレルギー反応が出ているかもしれません。

花粉やホコリ、ダニなどが考えられます。

一度アレルギー検査をすることをオススメします。

毎日のシャンプーも刺激の強い大人用のシャンプーを使うよりも、子供向けの優しい成分でできたシャンプーがありますので、その方が毎日使っても頭皮にも優しいです。

自分で洗える子どもは、頭皮を爪を立てて洗っていないか確認してあげるとダメージにならなくてすみます。

大量のフケが出ているときは、

A.乾燥によるものアレルギー
B.シャンプーが合っていないのか
C.刺激が強すぎるのか
D.爪を使って頭皮に傷をつけていないか

を確認すると原因がわかります。

子供の髪にカラーリング・パーマ・エクステをつけることは髪を老化させてしまう可能性になります。

カラーリングでブリーチ剤を使っていると、まだ幼い子どもの頭皮や髪は見えない悲鳴となります。

わざわざ成長過程の中にいる子どもの髪を劣化させてまでする必要はないですね。