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白髪の人はハゲないって本当?!真相、調べてみました!
白髪の人はハゲないってよく聞きませんか?
白髪家系の人はハゲないって思っている人も多いのではないでしょうか。
本当に白髪の多い人は薄毛にならないのか、真相を調べてみました。
都市伝説
結論からいうと、白髪の人がハゲないという科学的な根拠はありませんでした。
ではなぜ、そんな噂が広まったのでしょうか。
理由その1ー目の錯覚ー
黒髪と地肌、白髪と地肌、同じ頭髪量なら、どちらのコントラストのほうが強いでしょうか。
黒髪のほうがより、地肌が目立ちますよね。
白髪の方が地肌の色に近いため、地肌がより目立ちにくいんです。
そのため、白髪のほうが薄毛が目立ちにくい=白髪の人はハゲない
という認識が広まってしまったのだと思われます。
理由その2−ハゲない人が白髪になるー
「白髪の人はハゲない」と「ハゲない人が白髪になる」
この2つはとても似ていますよね。
ですが、よく考えてみると全然意味が違うのです。
薄毛にならなかった人の髪の毛は白髪になっていきます。
ですので、「白髪の人がハゲない」のではなく、「ハゲなかった人が白髪になる」というのが噂の真相です。
白髪の人も要注意!
白髪って抜くと増えるって聞きますよね。
抜くと増えるなら、抜いたら増毛するのか?!と簡単にはいきません。
髪の毛の生え変わりのサイクルではなく、強制的に抜くと毛根が傷つきます。
毛根が炎症を起こすこともあります。
それにより、もう髪の毛の生えてこない毛根になってしまう可能性もあるのです。
ですから、白髪をむやみに抜くことは控えましょう。
そして、白髪染めも薄毛の原因になることがあります。
頻繁に染めず、最低でも一ヶ月の間を開けて、頭皮に刺激の少ないカラー剤を選ぶことも大切になってきます。
白髪の原因と薄毛の原因は似てる?
白髪の原因、薄毛の原因、それぞれありますが、共通した原因も多いのです。
1,亜鉛不足
亜鉛はミネラルの一種です。
亜鉛の働きのひとつにタンパク質から髪の毛を作ってくれる役割があります。
白髪にも薄毛にも必要な栄養素なのです。
ですから、亜鉛が不足すると、白髪、薄毛ともに進行してしまいます。
亜鉛を含む牡蠣、レバー、チーズ、アーモンド、海苔などを摂取するように心がけましょう。
2,ストレス
ストレスは薄毛にも白髪にもよくありません。
ストレスを受けると、自律神経が乱れ、ホルモンバランスも崩れます。
ホルモンバランスが崩れると髪の毛の寿命を長くしてくれる「エストロゲン」が減少するため、抜け毛が増えてしまいます。
そして、ストレスを受けると髪の毛の色素であるメラニンの分泌がストップするので、白髪の原因にもなります。
3,食生活の乱れ
脂っこいものを多く摂っていると、頭皮の毛穴が詰まりやすくなり、抜け毛の原因となります。
好き嫌いがあったり、栄養が偏っていたりすると、頭皮や頭髪に必要な栄養が行き渡らず、白髪の原因となります。
食生活の乱れは白髪にも、抜け毛、薄毛にも影響があるのです。
このように白髪、抜け毛、薄毛には共通する原因も多いのです。
ですから、「白髪の人はハゲない」どころではなく、白髪にも薄毛にもなる危険がある、ということになります。
では白髪と抜け毛、薄毛のメカニズムの違いについても少し説明していきたいと思います。
白髪のメカニズム
私達の髪の毛を黒くしているのは「メラニン色素」です。
このメラニン色素が何らかの原因により、作られなくなると白髪になってしまいます。
その原因は主に3つ。
・加齢
・ストレスや外的要因
・遺伝的要因
です。
加齢
加齢によってメラニン色素が減少してしまいます。
誰にでも起こる現象ですが白髪が生える年齢にはすごく個人差があります。
ストレスやその他外的要因
ストレスや、服用している薬、栄養状態などがメラニン色素の生成を妨げる原因になります。
遺伝的要因
他の原因を考慮にいれないとき、白髪になりやすい人と、なりにくい人の差は遺伝です。
メラニン色素を作るメラノサイトの維持に重要な役割を担う遺伝子の発現率は遺伝によることろが大きいということがわかっています。
薄毛のメカニズム
女性の薄毛の原因の大半は「びまん性脱毛症」です。
・加齢によるホルモンバランスの変化
・生活習慣
・ストレス
によって髪の毛が細くなり、抜け毛も目立つ状態になってきます。
加齢
加齢によって、女性ホルモンが減少するとヘアサイクルの成長期が短くなり、結果抜け毛が増えてしまいます。
生活習慣
生活習慣が乱れると、栄養状態や、自律神経が乱れ、血行も悪くなり、発毛や髪の成長に必要な栄養素や酸素が行き渡らなくなってきます。
結果、抜け毛が増えてしまいます。
ストレス
ストレスを受けることにより、副交感神経が刺激され、血管が収縮してしまいます。
すると血行が悪くなり、薄毛、抜け毛の原因となってしまいます。
以上のことから、白髪と抜け毛、薄毛の関係性がわかってきました。
それでは、体毛の濃さと頭髪は関係があるのでしょうか。
体毛が濃いとハゲる?
体毛が濃いとハゲやすいという噂もよく耳にしますよね。
頭髪は女性ホルモン、体毛は男性ホルモンの影響を受けるということから、体毛が濃い=男性ホルモンが多い=女性ホルモンが少ない=ハゲる という考えからこの噂が成り立っているようです。
しかし、科学的根拠は全くなく、体毛が薄くてもハゲている人もいますし、ハゲていなくても体毛が濃い人もいます。
ですので、体毛と薄毛にはあまり関係がないものとされています。
白髪も、体毛も薄毛には関係ありませんでした。
それならば、ハゲやすい人にはなにか共通点があるのではしょうか。
ハゲやすい人の共通点
ここで、ハゲやすい人の共通点を4つまとめてみます。
1,肥満
肥満であるということは、病気が原因である場合を除き、栄養バランスも悪く、脂っこい食事も多く、運動不足気味で健康の管理が苦手だということになります。
ここで挙げた肥満である理由は全て、薄毛、抜け毛の原因となるものです。
ですので、必然的に肥満の人が薄毛、抜け毛にとってよくない生活をしている、ということに繋がります。
頭皮が固い
頭皮が固いと血行も悪くなり、栄養も行き届きません。
ハゲている人のほとんどが頭皮が固いと語る美容師さんもいらっしゃるほど、頭皮が固いということは抜け毛、薄毛の原因となるのです。
慢性的な寝不足・不眠
慢性的に睡眠時間が不足すると、成長ホルモンが減少して髪の毛や頭皮の修復が行われません。
結果、抜け毛の原因となるのです。
ストレスを感じやすい
ストレスを感じやすい人ほど、薄毛になりやすいです。
ストレスは女性ホルモンの分泌にも、自律神経の乱れにも関係してきます。
女性ホルモンのエストロゲンが減少すると発毛サイクルが遅くなったり、乱れたりして薄毛、抜け毛の原因となってしまいます。
まとめ
白髪の人はハゲやすい、のではなく、ハゲない人が白髪になる、ということがわかりました。
しかし、白髪になる原因と、薄毛になる原因には共通点も多く、気をつけるべき点も同じでしたね。
睡眠をよく摂って、栄養バランスのよい食事、そしてストレスを溜めないようにする。
白髪も抜け毛、薄毛も同時に予防して健康な髪の毛にしていきたいですね♪