女性の薄毛

白髪は生える場所によって理由が違うの?薄毛女性の白髪の生え方で分かるその人の特徴

女性の白髪に多いのは、ストレスからくる白髪ではないでしょうか。

仕事と家庭との両立に、それぞれの悩みを抱えている人も少なくないでしょう。

ストレスをためると自律神経がバランスを崩し、身体的にも精神的にも影響が出てきます。

自律神経が崩れて代謝が下がったり、血液の流れが悪くなったりすると、スムーズに栄養が頭皮に循環しなくなり、白髪になりやすくなってしまうんです。

髪の色は、メラノサイトで作られたメラニン色素が着色されて黒い色になります。

そのメラノサイトが加齢や何らかの理由によって活動が低下すると、着色されずに白髪となって生えてくる仕組みになっています。

しかも人によって白髪になる場所が違いますよね。

右側に多い人もいれば左側に多い人もいます。

それはどちらの脳をたくさん使っているかにもよるのだとされています。

また、場所によっては病気のサインである可能性もあるため、注意が必要です。

では今回は、白髪は生える場所によって理由がちがうということと、白髪の生え方で分かるその人の特徴についてお伝えしていきましょう。

白髪は生える場所によって理由が違う?

加齢などによって全体的に白髪になる前に、部分的に白髪になっていく人が多いようです。

そして白髪が生える場所によっては理由が全部違うため、一カ所だけ白髪が集まって生えている場合は、病気の可能性もあるんです。

基本的に白髪は頭皮の血行状態が良くないと起こりますので、白髪がある場所は血液の流れが上手くいっていないということになります。

そこでここでは、白髪が生えやすい場所のそれぞれの理由を、詳しくお伝えしていきましょう。

生えやすい場所

顔の周りの生え際や、髪の分け目から白髪が生えてくる人は多いのではないでしょうか。

元々色の付いていない髪が黒い色になるためには、メラノサイト細胞で作られるメラニン色素の着色が必要です。

そしてメラノサイトが機能するためには、血液によって運ばれてくる栄養が必要不可欠です。

ただ、身体に摂取した栄養は命に係わる場所に優先して運ばれるため、頭皮や爪などの心臓から遠い場所で直接命にかかわらない部分に、栄養が運ばれるのは最後です。

他の部分に充分に行き渡ってから、ようやく頭皮に回ってきます。

そのため、元々摂取している栄養が足りていない場合は、頭皮にまで充分に行き渡る栄養がないため、白い髪を黒く着色することも難しくなります。

また、顔の周辺や髪の分け目は特に、血液の流れが滞りやすくなる場所のため、白髪になりやすいのです。

では次から、白髪が生える場所別に詳しく説明していきましょう。

頭頂部の白髪

頭頂部は一番紫外線を受けている場所です。そのため、紫外線による頭皮老化やダメージが原因になる場合もあります。

また、消化不良や胃潰瘍などの胃の不調や病気に関わっている部分でもあります。

そのため、頭頂部に白髪が生えやすい人は、ストレスが多かったり、自律神経が乱れていたりする場合もあります。

もう少し詳細に分けると、頭頂部の左右に集中している場合は肝臓やストレス、むくみなどに関係しています。

そしてつむじ周辺に集中している場合は、心臓や肺の不調に関係しています。

【対策】
充分に身体を休めてストレスをためないようにすることと、髪の分け目を変えること、生活習慣の見直しなどです。

右前頭部の白髪

右前頭部に白髪が多い人は、腎臓に関係している可能性があります。

腎臓は血圧の調整や老廃物のろ過などの役割を担っています。そのため、腎臓機能が低下すると、足や顔が浮腫みます。

普段お酒をたくさん飲む人や喫煙者などは、腎臓の負担になっている場合がありますので注意が必要です。

【対策】
アルコールやタバコを減らし、バランスの良い食事を摂取することです。

左前頭部の白髪

左前頭部に白髪が多い人は、ストレスや食生活の乱れなどから、肝臓に関係している場合があります。

また肝臓機能が低下すると代謝も下がって血液循環も悪くなりますし、生活習慣病になるリスクも高まります。

【対策】
食生活の見直しとストレスの解消。また、肝臓は症状が出にくいため、健康診断などを定期的に受けていると良いでしょう。

前頭部の白髪

前頭部に白髪が集中して生えている場合は、自律神経の乱れやホルモンバランス、便秘や下痢、痔などの肛門に関係している不調の場合があります。

また、胃腸などの消化器系の悩みを抱えている場合もあるでしょう。

【対策】
リラックスできる環境を整えて、自律神経の乱れを改善し、心身ともに安定させていきましょう。

こめかみの白髪

生え際やこめかみに白髪が集中して生えている場合は、眼精疲労や食生活の偏り、血行不良などが関係しています。

【対策】
目を駆使するのを避けて眼精疲労を軽減することと、睡眠を充分にとって目も身体も休ませること、食事バランスの見直しなどです。

後頭部の白髪

後頭部に白髪が多い人は、生理不順や不妊、精力の減退など生殖器に不調がある可能性があります。

また、疲労が蓄積していたり、自律神経が乱れてたりしている場合もあります。

人間の身体は、精神面と肉体面に密接な繋がりを持っています。

メラノサイトが機能するためには、充分な栄養や酸素が血液によって運ばれることが条件です。

そのため、血行不良の状態では、頭皮に充分な栄養が運ばれず、メラノサイト細胞が活発に活動することができません。

自律神経は、全身に信号を送って働きかけているため、精神面からでも肉体面からでも自律神経に影響を及ぼすと、身体の機能にも影響が現れてきます。

男女ともに精神面から自律神経が乱れて生殖機能に影響がでる場合がありますが、髪のトラブルも同様です。

女性は経験がある人も少なくないと思いますが、悩みを抱えていたり、強いストレスがかかっていたりすると生理が遅れたり逆に早く来たりするケースがあります。

また、周りからのプレッシャーでなかなか子供を授からなかったりする人もいます。

【対策】
質の良い睡眠を充分にとること、リラックスできる時間を確保すること、休暇休息でリフレッシュすることなどです。

耳周辺の白髪

耳の後ろに集中して白髪が生えている場合は、聴覚障害の疑いがあります。

また、耳周り全体的に多い場合は、歯や歯茎に関係している虫歯や歯槽膿漏の可能性があります。

【対策】
歯科に定期的な検診にいくことです。

ひげ・眉毛

髭に白髪が生えている場合は、毛細血管の機能が低下している可能性があります。

眉毛に白髪が生えている場合は、眼精疲労や表情筋が低下している可能性があります。

【対策】
目を休ませて疲れをとり、顔の筋肉をきたえることです。

顔の表情が乏しいと筋肉が衰えますが、顔の筋肉は少ないため表情筋を鍛えるのはそれほど時間を要しません。

白髪の生え方で分かる特徴

人それぞれ白髪の生え方には特徴があります。右側に多い人もいれば、左側に多い人もいますよね。

何が違うのかというと、左脳をたくさん使う人は左に白髪がでやすく、右脳をたくさん使う人は右側に白髪がでやすくなるといわれています。

ただ、生活する上で一般的には右脳を自然と使っていることが多いとのことで、右側に白髪が生える人が多いようです。

ではここでは、白髪の場所によってその人の特徴を見ていきましょう。

左側に多い人

職業が経理や税理士など、数字を取り扱って計算に長けた職業をしている人や、理論的に思考を展開する職業に就いている人は、左側に白髪が多くなる傾向とのこと。

単純に、常に左脳をたくさん使うため、左側の栄養を消費しているという結果となります。

右側に多い人

芸術関係者や音楽関係者などのクリエイティブ関係や、空間構成に関わっている職業に就いている人は、右側に白髪が多くなる傾向とのこと。

これも、常に右脳をたくさん使うため、右側の栄養を消費しているという結果となります。

白髪対策

ではここでは白髪対策をお伝えしていきましょう。

白髪の対策で効果的なものは、頭皮マッサージです。そして、頭皮の状態は常に清潔を保っている必要があります。

頭皮の血行が促進されて頭皮環境が整えば、健康でキレイな髪が生えやすくなります。また、メラニン色素は睡眠中に活発に作られますので、寝室の環境を整え、質の良い睡眠をとって熟睡するようにしましょう。

そして白髪になる原因に多いストレスを、上手に解消してリラックスできる時間を作ることが大切です。少しぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、散歩などの有酸素運動を軽く取り入れたりしていくと良いでしょう。

また、髪を作るには栄養素の摂取が基本ですから、バランスの良い食生活も心掛けてください。

まとめ

今回は、白髪は生える場所によって理由が違うということと、白髪の生え方で分かるその人の特徴をお伝えしました。

白髪は加齢とともに増える人が多いですが、白髪が生える場所によって病気を示している場合もあるため、集中的に一部分で白髪が生えているときは注意が必要です。

また、職業によって右と左でどちらの脳を駆使しているかによっても、白髪の生え方は変わるようです。

白髪の生える場所と、白髪対策を参考にしながら自分の状態を確認してください。病気の可能性がある場合は、無理せず病院に受診しましょう。