メガネと薄毛、一見なんの関係もなさそうに見えますよね。
でも、実は密接な関係があるということがわかりました。
今回はメガネと薄毛にはどんな関係があるのか、ご紹介したいと思います。
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メガネと薄毛の関係
メガネの人は薄毛になりやういという話しを聞いたことはありますか?
都市伝説というか、またそういう噂なのかと思っていたのですが、それにはきちんとした根拠がありました。
メガネの人が薄毛になりやすいといわれる理由をこれからご紹介します。
眼精疲労
当たり前のことですが、メガネをかけている人は目が悪い人になります。
ですので、毎日目を酷使しているんです。
目が悪いと眼精疲労が起こります。
これは網膜がピントを合わせようとして水晶体という目の中のレンズの役割をしている部分の厚さを調節しようと筋肉が頑張って緊張した状態が続いてしまうため。
しかも、視力が悪くなるとどうしてもよく見ようとして、目を凝らしたり、眉間にシワを寄せたり、前のめりになったりします。
目を凝らす動作は目の周りの筋肉が緊張しますし、前のめりの姿勢が続くと首や肩の筋肉が硬直します。
それが日常的になると、首筋や肩の血行が悪くなります。
首や肩が凝ると、頭皮にも影響がでて、頭皮も硬くなります。
頭皮が硬くなると、頭皮の血行も悪くなるため、髪の毛や頭皮に栄養が運ばれなくなります。
結果として、髪の毛が育たない、切れ毛になる、抜け毛が増える、などの症状がでてきてしまうのです。
また、慢性的な眼精疲労で気をつけたいのは生え際です。
目を凝らしたり、目が悪い人は眼球周りの筋肉をすごく使います。
筋トレなどとは違い、この筋肉の使い方はただの疲労にしかなりません。
眼球周辺の筋肉が緊張することで、その部分の血流が滞ってしまうのです。
慢性的な血行不良が薄毛の原因になってしまうんです。
ストレートネック
ストレートネックとは首の骨が真っ直ぐな状態のことを指します。
人間の骨は本来、背中にかけてS字に湾曲しています。
その曲線で思い頭を支える力を分散しているんですね。
なので、曲がっていたほうが首に負担がないということになります。
しかし、ストレートネックはその湾曲がなく、ストレートの状態。
首にとても負荷がかかります。
生まれつきの場合も、後天的の場合もあり、視力が悪い人は後天的にストレートネックになりやすいと言われています。
また、スマホやタブレットが普及した現代において、そのスマホがストレートネックの原因になっていることも。
視力が悪いと、スマホとの距離が近いですよね。
その姿勢をずっと取っていることでストレートネックになりやすいと考えられています。
目が悪い人はストレートネックになる可能性が高いんです。
ストレートネックの症状に血行不良があります。
血行不良が続くと、頭皮や髪の毛に栄養が運ばれず、薄毛や抜け毛の原因になります。
ストレートネックは慢性的な血行不良なので、薄毛になる可能性大ということですね。
予防方法と対処方法
では、どうしたら視力が悪い人でも薄毛を防ぐことができるでしょうか。
手術をしない限り、視力がよくなるということはまず、ありません。
ですので、眼精疲労の予防、そして眼精疲労が起こった時と、ストレートネックに対しての対処をするしかありません。
これから、その予防法と対処法をご紹介します。
温める
眼精疲労になってしまった時、もしくは目を酷使したのでなりそうな時におすすめの方法です。
ホットタオルで目の周りを温めます。
血行が良くなるのと、蒸気でドライアイ防止にもなります。
また、温めることで目の周辺の筋肉の緊張もほぐすことができます。
筋肉をほぐすことは眼精疲労予防にとても効果的です。
目の周りをマッサージ
目の周りにはたくさんのツボがあります。
マッサージすることでツボも刺激し、血行がよくなります。
攅竹(さんちく)
眉頭の下にある深いくぼみにあるツボ
睛明(せいめい)
目頭と鼻の付け根の間にあるくぼみにあるツボ
絲竹空(しちくくう)
眉尻(にある小さなくぼみにあるツボ
名前が難しいと、身構えてしまいますがこめかみや目頭など、普段目が疲れたな、と思っったときにみなさんが押しているツボです。
このツボをマッサージしていきます。
目の周りの皮膚は薄く、とても敏感な部分です。
強く擦ったりしないで優しく押してください。
もし、皮膚がつっぱったりするようなら、乳液やオイルなど滑りがいいものを塗ってからマッサージすると刺激を与えず、いいですね。
また、マッサージをする前にホットタオルで温めたり、お風呂で温まったりして血行をよくしておくとさらに効果アップが期待できます。
首のマッサージ
首まわりの血行が悪いと頭皮にも繋がっているので影響が出てきます。
首周り、肩の血行をよくすることは、薄毛や抜け毛予防に繋がります。
首にもたくさんツボがあります。
首の付け根
首の付け根のくぼみ部分をマッサージします。
ゆっくりと気持ちいいと感じる強さで揉みます。
この時、手が冷たいと首が冷えてしまい逆効果になってしまいます。
冷え性の人は手を温めてから行いましょう。
お風呂でマッサージをするのも効果的です。
頭皮のマッサージ
頭皮の硬さは目の周りの筋肉の緊張と関係があります。
頭皮をこめかみ辺りからギューッと持ち上げるようにマッサージしてみてください。
こめかみ部分に親指を置き、そのまま親指を頭頂部に持っていくイメージでマッサージします。
顔のコリ、目の周りのコリ、眼精疲労に効果があるので目がすっきりします。
パソコンの画面を見すぎた時など、1時間に1回くらいマッサージすると効果的です。
栄養素を摂取する
目にいい栄養素、ビタミンA、アントシアニン、ビタミンB、DHA、ビタミンC、などを積極的に摂取しましょう。
ビタミンA:レバー、うなぎ、卵
アントシアニン:ブルーベリー
ビタミンB:レバー、かつお、まぐろ
DHA:さんま、アジ、いわし
ビタミンC:野菜、果物
などに多く含まれます。
食事で補うのが1番ですが、なかなかそうもいかない場合はサプリメントなども併用しましょう。
休憩をとる
パソコンやスマホを見る時間の合間に休憩を5分〜10分挟みましょう。
その間、外の景色を見たり、目をつむったりして目を休ませましょう。
パソコンなどのブルーライトをカットするフィルムやメガネなども有効です。
蛍光灯を変える
蛍光灯も明るさや色によっては目の負担になることも。
あまり部屋が明るすぎないようにセッティングしましょう。
読書など、明るさが足りない時は読書灯や電気スタンドなどで用途に合わせて光の量や明るさを調節するのもいいかもしれません。
メガネの度を確かめる
メガネやコンタクトの度が合っていないと眼精疲労になりやすいです。
前よりも見えにくくなったな、と感じたらメガネの度を見直す必要があります。
また、度数があっていても乱視を矯正できていなかったりすると、頭痛などの原因にもなりますので、1度眼科などで視力を測ってもらいましょう。
まとめ
いかがでしたか。
まさか、メガネと薄毛に関係があるとは思いませんでしたね。
目が悪いと、姿勢も悪くなったりとよくないことが起こりがち。
少しだけ意識して姿勢を整えたりするだけでも効果がありますので、明日から実践してみてくださいね。