色々な髪型を楽しむのは、おしゃれの幅も広げるために重要です。
しかし、使っている整髪料などで薄毛になってしまう可能性も向上していかなければいけません。
特にボーイッシュな女性が使用する機会も多いジェルは、注意しなければいけないポイントがいくつも揃っています。
便利に使えるジェル
非常に多くの整髪料が手に入るようになり、選択肢の幅も広がった中で、髪形を固定するためにジェルが選ばれるようになりました。
髪の長い女性に比べて、ボーイッシュな女性は髪型をきっちり固める傾向がありますが、そのままでは髪型が崩れてしまうため、ジェルはとても便利です。
男性がよく使う整髪料の一つで、ポリマー樹脂と水を混ぜ合わせて作られています。
水分が乾燥すると一気に硬化するように作られており、強力に髪型を維持できる整髪料です。
硬化の力をコントロールすることで、ハードタイプやソフトタイプが作られてきました。
仕上がりも見た目も大きく違いますが、水分があるように見せるウェットタイプまであります。
がっちりと固めるだけではなく、柔軟な選択ができるのがジェルの特徴ですが、一度交換してしまうとなかなか直せません。
ポリマー樹脂が固まってしまうためで、後からブラシを入れて手直しもできないと考えなければいけないのです。
そのため長い髪ではなく、ボーイッシュに見せるショートに向いていると言えるでしょう。
他にもロングの人で前髪だけをセットするために使われたりもします。
ワックスとの違い
ジェルに似たような整髪料にワックスがあります。
整髪料としてしっかりとキープ出来る特徴を持っていますが、基本的な部分で違いがあるのです。
ワックスは油分を乳化させて作られたもので、ポリマーのようなものではありません。
そのためクリーム状で販売されているものが多く、手にとって髪になじませスタイルを作っていきます。
つける量によっても変わってきますが、固めてしまうというよりも髪にコシを与えるようなものであり、強力に固めてしまうものではありません。
柔らかく動きをつけると行った時にはワックスが向いているでしょう。
種類も豊富に販売されるようになったことで、艶を出すために使うワックスや、セット力をコントロールされたものなどもあります。
長い髪でも使えますが、動きをはっきりとさせる部分では、やはりボーイッシュなショートヘアーが向いて整髪料です。
ジェルとは違い固めてしまうわけではないのでブラシも使えますし、後から直したりもできます。
ジェルを使うと薄毛につながる理由
ジェルが薄毛になると考えられているには色々な理由があります。
その中で、油と水を混ぜ合わせるために使われている界面活性剤がポイントです。
一般的に水と油は混ざりませんが、親水性と親油性の両方の性質を持っている界面活性剤を使えば混ぜ合わせることができます。
代表的なものとして中性洗剤がありますが、使うことで油汚れを浮き上がらせ水で流せるようにできるのです。
他にも汚れやホコリを吸着してくれる作用を持っており、タンパク質まで分解できるので洗剤によく使われています。
ジェルにもこの界面活性剤が多く使われていますが、内部の水が揮発することによって、高いセット力を発揮できるのが特徴です。
髪を少しずらして使ったりもしますが、一度固まれば簡単に落ちなくなるでしょう。
これが頭皮や髪の根元でも起きているのです。
毛穴などにも付きやすく、頭皮で異物となって付着してしまうことも少なくありません。
タンパク質を奪ってしまうという特性を持っており、フケやかゆみの原因となるのも見逃せないポイントです。
何度も使ってしまいがちな特徴も持っています。
ジェルは再セットをしにくい整髪料で、ブラシなどを使うと結束力を壊してしまい元に戻せません。
そうなると上からジェルを使って固め直すという方法もとられるでしょう。
本来はこのような使い方をするべきではありませんが、出先で髪型が崩れてしまった時にはどうしてもやってしまう方法です。
そうなると中途半端にセット力が残ったまま新たなジェルをつけて固めるため、髪の根元から引っ張られてしまうような力もかかります。
ジェルだけの力だけではなく、引っ張られたダメージも増えてしまうのは大きな問題です。
簡単に手に取り使いやすいというところもあり、使いすぎてしまって頭皮や髪に残るというのも注意しなければいけません。
適量で使って行かなければいけませんが、セット力を上げようとすると、使いすぎてしまうことも増えるのです。
適切な量で負担を減らす
髪の負担が増加してしまいがちなジェルの場合、適切な使用方法を守るのが薄毛に繋げないために必要な方法です。
ジェルを使う場合には、髪を少し水に濡らしてから使って行きます。
ですが、あまりに水分を含んでいると髪のダメージが大きくなるため、シャワー後などでは乾かしてから使わなければいけません。
そのままにしておくと、頭皮など付着しなくてもいい場所に付いてしまいやすいのも問題だからです。
量としては、あまり大量に使ってはいけません。
ヘアスタイルによって適量は変わってきますが、ミディアムヘア辺りまでは500円玉大というのが一般的な量です。
毛先だけ動きをつけるといった量であれば、10円玉大の大きさでも十分機能します。
逆にいきなり大量のジェルをつけてしまうのではなく、少し付けてセットしながら量の調節をするのが大切です。
先に大量につけてしまうと、洗い流す他に対処方法がなくなってしまいます。
髪につける場合には、まずは手のひらで伸ばしてから使いましょう。
いきなり髪にジェルをつけてしまうと、うまく伸ばすことができずに一箇所に固まってしまうからです。
これだけでもセットする時に負担になりますし、別の場所にまたジェルをつけなければいけなくなります。
悪循環となるので、必ず手のひらで伸ばしてから使うのが大切です。
作る順番は前髪から初めて頭頂部へ行き、横につけて後ろに伸ばすといった流れがいいでしょう。
手のひらにジェルの量が多い時には前髪をセットし、見えない頭頂部などは後回しにするといった流れです。
頭皮にジェルがついてしまうのを防ぐためにもこの流れが丁度良くなります。
何度もつけたりしないように一度で決めるのも大切です。
スタイリングを変えようと思うと、ジェルの量だけが増えてしまいます。
これでは逆効果になるため素早くスタイリングするのが必要です。
時間をかけているだけで固まってしまうため、どのような形にまとめるのかも頭に入れておくと良いでしょう。
洗い流す時も注意が必要
洗い流すときもしっかりと注意しなければいけません。
できれば長時間つけたままにしないというのが大切なので、戻ってきた時には早めにシャワーを浴びるなど考えておいた方がいいでしょう。
シャンプーをする前には、お湯でしっかりと洗い流します。
この時点で汚れもかなり落とせるため、この後に使うシャンプーの量も減らすことができるのでしっかりと洗いましょう。
あまり引っ張ったりせずゆっくりとお湯でふやかすように落としていくと、負担を減らしながら綺麗に出来ます。
なかなか落ちきらないようなことを出てくるので、2回洗ってみるのもポイントです。
その後、頭皮に残らないようにシャンプーもリンスもコンディショナーもしっかりと洗い流さなければいけません。
洗うよりもすすきの時間をとるようにすると、頭皮にかかる負担を減らせます。
まとめ
ジェルは、スタイリングには欠かすことができない整髪料となりました。
それだけ強いセット力も発揮するため、便利ではありますが、注意点も守って使うと良いでしょう。
女性のショートヘアには欠かすことができない以上、ジェルで薄毛になったりしないように注意が必要です。