自然治癒力がありますように、たとえ傷ついてもその傷ついた状態からまたもとの美しい髪に立ち直るのも、根本的にはご自身が持つ自然治癒力が大きく関係しています。
もちろん、傷んだ頭髪治療は専門家による力は大きく関係していますが、髪の毛だって私たちの大切な身体の一部です。
仕事上でのストレスや疲れなどから頭髪環境が悪くなることもありますが、ちょっとした日常生活リズムを変えたりするだけで、頭皮環境が大きく変化して、悩んでいた抜け毛が減ったり髪の毛自体のコシやハリだって可能になります。
今回はそんな自分自身でできる髪のセルフケアを探ってみることにしましょう。
Contents
どんなセルフケアがあるのでしょうか?
皆さんの薄毛・抜け毛は人それぞれでタイプもいろいろ考えられますね。
状況も違いますし、さまざまな要素が関係していて、髪の毛の状況を改善するために何が有効になるのかも、とにかくすぐにできることからやる決断が大切です。
やってみる価値あるものは、どんなことでもいいですから、試してみる大切さを知ることから始めましょう!
やるだけで気持ち的に上向いたり、髪の毛の他に身体までもがよくなりそうなら、それを繰り返してやるようにしましょう。
さて、ここで具体的なセルフケアを考えてみましょう。
それは、市販の育毛剤の選び方や使用法、偏りない食事、ストレス解消など髪に良いご自身の力でできそうなことひとつひとつ探っていきましょう。
市販の育毛剤を考えて
ご自身の薄毛・抜け毛が気になりだしたほとんどの方は、まず市販の育毛剤の使用を考えるようですので、最初に育毛剤の詳細情報をご紹介いたします。
皆さんはドラッグストアで販売されている種類の多さに圧倒されてどんなものを購入すればよいやら悩んでいる方のために、その有効成分からどんな効果が期待できるのか?
その作用をまとめてみましたので、ご自身に合った育毛剤を選ぶ上での指針にしてください。
主に配合有効成分からの作用
1. 頭皮や毛根へ十分な栄養を運ぶために血行をよくする末梢血管拡張剤とは
(ビタミンE誘導体、塩化カルプロニウム、センブリエキス
2. 髪の成長に必要不可欠な酵素を活性化したり、毛母細胞にエネルギーを与える毛髪代謝活性剤や毛母細胞活性剤とは
(ペンタデカン酸グリセリド、ニコチン酸アミド、サイトプリン、アデノシン)
3. 頭皮や髪に栄養を与える栄養補給剤とは
(ビタミン類、アミノ酸など)
4. その他として
頭皮の乾燥を防ぐ保湿剤、頭皮に発生する炎症を防ぐ消炎剤、頭皮の角質が肥厚し過ぎないように溶かしてフケを抑える角質溶解剤、頭皮の皮脂の分泌を抑える抗フケ剤、頭皮に繁殖する細菌の活動を抑える殺菌剤など。
以上をまとめると、末梢血管拡張により頭皮内の血流量が増えると血行が改善されて、毛乳頭細胞が増殖して毛母細胞の分裂が活発化します。
髪の毛は太くしかも早く伸びます。
そして皮脂の分泌も抑制されて頭皮の環境も良くなります。
このように、皆さんの髪の発毛を促進のポイントは、毛母細胞を活性化すること、頭皮やその周りの血行を改善する働きが主になるわけですから、多数の育毛剤の中から4種類を選んでみました。
おすすめの育毛剤には
・ 薬用ヘアモア(Hairmore)スカルプエッセンス
高濃度エストラジオール(女性ホルモン)と、L-レチオニン配合で血液の流れを良くし、栄養を隅々まで届ける女性専用の育毛剤
・大正製薬 リアップレディ
育毛剤の代表として主成分のミノキシジルの薬効は髪の専門家も認めているほどで、かなり高い発毛効果を期待できるものです。
・ライオン インベート
主成分のペンタデカン酸グリセリドとサイトプリン、なかでもサイトプリンは、毛根を再活性化して、さらに髪の毛に必要な合成エネルギーを供給するのがペンタデカン酸グリセリドです。
・資生堂 アデノゲン
主成分のアデノシンのパワーにより、発毛促進因子FGF-7を産生します。
このFGF-7が毛母細胞を活発化する育毛剤です。
・第一三共ヘルスケア カロヤンガッシュ
主成分の塩化カルプロニウムのパワーが、頭皮や毛根の血行をよくしていく育毛剤です。
この5種類の上4種類は、毛母細胞を活性化させるために開発された育毛剤で、残りの1種類は、頭皮や毛根の血行改善と考えてください。
皆さんは、ご自身に合った育毛剤を選ぶ場合にどんな考え方を持って選択しますか?
そのところをちょっと探っていきましょう。
毛母細胞活性化と血行促進を考えて
まずは、ここで大切なことは、ご自身が何故薄毛・抜け毛が起きているのか?
考えてみたときに、どちらのタイプの育毛剤を選べば良いのでしょうか?
ご自身の髪は、結構脂っぽい、血行促進もいいなんて考えている方はどうでしょう。
ここは少しご自身の髪の変化を考えてみてほしいですね。
例えば、ご自身の髪がある時期を境に、短くなってきて髪の毛も細くなり明らかにボリューム感もなくなってしまったとしたらどうでしょう。
このタイプの方は、毛母細胞活性化タイプの育毛剤を選択すべきであると考えてみてください。
また、血行が悪くなったり身体全体の調子も、ちょっとどうかな?これでは髪の毛に必要不可欠な栄養分が摂れていないかもしれないと感じたならば、ここはぜひ血行促進系の育毛剤を選択すべきではないでしょうか。
このようなタイプの印象は、冬寒い季節になると手足の先が冷えやすい、身体全体は細い上に胃腸系が弱く、結構、肩こりや目の疲れたり、ある時期を境に、抜け毛が増えて薄毛になったと言ったパターンが多いようです。
皆さん、周囲の方をよく観察してみてください。こんなケースでは結構頭髪がうぶ毛に似た細く短い、頼りないといった印象を受けますよ。
育毛剤の使用の難しさは
ただ実際のところ、その育毛剤を使用していかないと分からないところも多いようです。
逆に考えれば、使用してみてはじめて自分に合った、使い心地がよかったなどと、今まででそれなりの良い結果が出てくれるならば、まさにその方にとっていい育毛剤と言うことになります。
しかし、皆さんが育毛剤を使用してみて、いいなあ!と感じたとしても今週はこの育毛剤、来週はあの育毛剤のように、短期間であれこれと育毛剤を変えてしまうと、結局のところ、どの育毛剤がどの程度の効果があったものなのか?分からなくなってしまいますね。
皆さん、前述のように市販の育毛剤は、毛母細胞の活性化や血行促進を働きかけて髪の成長を見ていくわけですから、変化が見られるまでにはそれなりの時間が必要になります。
やはり少なくとも半年は必要になるのではないでしょうか?
育毛剤の使用説明書をご覧になれば分かると思います。
なかには、早ければ3カ月くらいから効果が実感できたという方も居るかもしれません。
ここで皆さんの方の中に、より良い育毛剤の使い方を知りたいという方にどんなところに注意して使用したら良いのか探ってみましょう。
育毛剤の使用はシャンプーの後に
育毛剤の使用での基本は、説明書通りの使用法を厳守することです。
どんな育毛剤でも、用量や使用回数などその他の注意事項は、説明書に記載通りです。
そしてもう一つに、育毛剤の成分は、なんと言っても頭皮の毛穴から吸収しますので、シャンプーで脂やフケを可能な限り除去してから、清潔な状態で頭皮に使用すると、育毛剤の頭皮への吸収も良くなり効果も期待されるので、おすすめはシャンプー後に使用してください。
まとめ
いかがでしょうか?
傷んでしまった皆さんの髪は、その基本は頭皮環境にあります。
いずれにせよ、傷んだ髪の改善にはケアはもちろんですが、自然治癒力は何よりも大切です。
髪の治療での薬剤による治療は、補助的なものと考えていくことで育毛効果を上げられる方法ではないのではないのでしょうか?
そこではじめて自然の力を実感できます。