薄毛の悩みを抱えていると、スマホやパソコンなどを使用していろいろと調べてしまいますよね。
ただ、スマホやパソコンを長時間使用することでも眼精疲労になり、薄毛の原因になっていることをご存知でしょうか?
理由を先に説明すると、眼球周りの筋肉が疲労して眼精疲労になると、血行不良になるため、髪に必要な栄養が頭皮の毛細血管に行き渡らくなり、健康で美しい髪を作ることができなくなるんです。
また、睡眠を取っても目を休めたりしても回復しない目の疲れは、蓄積されていくと肩こりや頭痛、めまいや吐き気や食欲不振まで引き起こし、健康被害にまで及びます。
そのため今回は、眼精疲労が原因で体調不良や抜け毛に影響があることを説明します。また、目の疲れをとることで抜け毛も改善していく方法もお伝えしていきましょう。
Contents
抜け毛が増えたのは眼精疲労が原因?
眼球の周りの筋肉が緊張して硬直状態になると、目の周りから血流が悪くなります。
パソコン作業、スマホやゲームなどの使用後にふと目を他に移したとき、ピントが合わずにぼやけて見えたり、二重になって見えたりしたことはありませんか。
また、ふと鏡を見たときに目が充血していたことはないでしょうか?
目の充血は、酸素不足で目がうっ血の状態になっているということです。
髪を作るのに血液の流れは大切なのは、髪を作る栄養素が血流によって運ばれるからです。
眼精疲労によって血行不良になると、健康な髪を育てることができなくなるので、抜け毛に繋がります。
ではここからは、眼精疲労と抜け毛の関係を詳しくお伝えしていきましょう。
そもそも眼精疲労とは?
目が疲れたことを眼精疲労というわけではなく、慢性的な目の充血や痛み・かすみの他、頭痛や肩こり・吐き気などの症状が出て、なかなか改善しない状態のことをいいます。
ただ、現代は常にスマホやパソコンで作業することが多いため、ほとんどの人の目が疲れていると言ってもいいのではないでしょうか。
眼精疲労は、抜け毛や薄毛が進行する原因になります。
そのため、軽度の状態のときであればすぐに回復しますので、疲れてきたなと思ったら、目を閉じて休ませるなどして疲れを取り除き、慢性化することを防ぎましょう。
眼精疲労が起こる原因は、パソコンなどでの目の酷使以外にも理由があり、コンタクトレンズを長期間使ってドライアイになっても起こりますし、ストレスからくる自律神経の乱れなどが原因になることもあります。
また、近視や乱視などが原因で眼精疲労になることもありますので、覚えておいてください。
抜け毛と眼精疲労の関係
ではここからは、眼精疲労と抜け毛の関係がどのようになっているのか、お伝えしていきます。
先にお話ししたように、眼精疲労の原因は、近視や乱視などによる目の調節機能によるものと、ストレスなどによる自律神経の乱れによるもの、パソコンなどで目を酷使するものに、分けられます。
そして抜け毛と関係が深いのは、ストレスによる眼精疲労と目を酷使することです。
理由としては、目の周りから血行不良になっていくと、目の周りの筋肉が硬くなるだけでなく、肩の筋肉も硬くなって肩こりになりますし、首や頭皮も繋がっていますから、当然硬くなっていきます。
頭皮が硬く、血流が悪い状態では、髪を作るために必要な栄養素が頭皮全体に行き渡らなくなります。
また、頭皮が硬い状態が続くと、毛穴が詰まってなおさら頭皮環境が悪化し、薄毛が進行します。
簡単に理由をまとめると、眼精疲労によって薄毛になる原因は2つ。
血流が悪くなることと、栄養が行き渡らなくなることです。
では順番に見ていきましょう。
血行不良による抜け毛
髪に必要な栄養素は血液によって毛母細胞に運ばれます。血液は心臓から各体内に供給されるため、流れとしては肩を通って首に行き、最後に頭皮という順番です。
眼精疲労によって肩こりや首コリが酷い状態にあると、血行不良となり、頭皮までの血流も悪くなります。
血流が悪くなるということは、必要な栄養素が十分に髪に行き届かないということになりますので、太くて強い髪が作られずに、薄毛や抜け毛の原因になるということです。
栄養が消費されるために抜け毛になる
次の眼精疲労からの抜け毛の原因は、必要な栄養が消費されてしまうため、髪にまで行き渡らないということです。
人間の身体は目の疲れを回復させるために、ビタミンBやL-シスチンという成分を多く消費します。
ビタミンBやL-シスチンは、髪のタンパク質を合成するのに必要な成分のため、眼精疲労によって使われると、髪に使われるはずの大切な成分がなくなってしまいます。
結果として、栄養不足の細くて弱い髪しか作れなくなることが、抜け毛や薄毛の原因です。
目の疲れからくる抜け毛改善法
ではここからは眼精疲労を軽減・改善する方法をお伝えしていきましょう。
パソコン仕事の人は、一日の大半の時間パソコンを使用して目に疲れがたまってしまいがちですので、一定の時間が来たら肩や首を回したり、視線を移して窓の外を眺めたりと、疲労をためない工夫をすることが大切です。
では、改善方法を紹介します。
質の良い睡眠
人間の身体は夜10:00を過ぎると体を休める準備に入り、2:00までの間に眠ることでダメージを受けた部分が回復する仕組みになっています。
同じ睡眠時間を取っていても、眠る時間帯によって回復の度合いが変わってきます。
質の良い睡眠をとって、目だけでなく体から疲れをとり、健康な髪を育てる環境を整えていきましょう。
デスクワークでも簡単にできる眼精疲労をとる方法
デスクワークの人はその日の疲れ目が治っても、次の日またパソコンを長時間使用して目を酷使するため、眼精疲労になりやすいです。
そんな状況下の中でも慢性化する前にできることお伝えします。
座ったまま簡単にできることは、一定時間ずつ肩や首を回してコリを取ることです。
あとは、最近ではブルーライトカットの眼鏡が販売されていますので、使用してみるのも良いでしょう。
可能であれば、ときどき立ち上がって場所を移動し、景色を眺めるようにすると目の疲れを少しでも回復することに役立ちますので試してみてください。
ホットタオルを目に当てる
自宅ですぐにできる眼精疲労回復方法は、ホットタオルを目に当てて休ませることです。
【ホットタオルの作り方】
では作り方からお伝えしましょう。
1.タオルを水で濡らして軽く絞ります。
2.電子レンジで30秒~1分程度温めます。
3.出来上がったタオルを目に当てて休ませて終了。
目の周りの凝り固まった筋肉をほぐし、血流を良くする効果があります。
簡単にできますので、目が疲れたと思う日は試してみてください。
血流が良くなることで頭皮にも血液がスムーズに運ばれるようになり、育毛効果にも繋がります。
眼精疲労を軽減するマッサージ
誰にでも簡単にできる、眼精疲労を軽減するマッサージを紹介しますので、やってみてください。
1. 薬指で下瞼から眼球の下、目尻と、ゆっくり優しく押してください。
2. 上瞼も同様に行ってください。
3. 3回程度繰り返してください。
4. 目頭から目尻に向かって指を優しく動かし、リンパを流します。
5. 指をこめかみにもっていき、終了です。
注意事項として、圧迫すると逆に血流が悪くなりますので、強く押さないでください。
眼精疲労予防の食事
では次は食事の面から眼精疲労の回復によいものを見ていきましょう。
眼精疲労に良いのはビタミンやDHAですが、ビタミンは種類も多いため、全てを摂取していくのは難しいですよね。
そこで目に良いとされている代表的な栄養素を紹介します。
【アントシアニン】
アントシアニンには目の角膜の色素を助ける働きがあるため、目がかすんでいるときなど、疲れ目のときに摂取すると効果が見られます。
アントシアニンを含む食材で有名なのは、ブルーベリーです。
【ビタミンA】
ビタミンは髪を生成するうえでもとても大切な栄養素ですが、眼精疲労時に必要なのがビタミンAで、皮膚や粘膜などの健康維持にも関わっています。
ビタミンA群を摂取することは、ドライアイの防止にも繋がります。
また、抗酸化作用があるため、白髪や抜け毛の防止にも効果がありますので、積極的に摂取していきましょう。
ビタミンAは緑黄色野菜などに多く含まれていますから、野菜を中心にバランスの取れた食生活を心掛けて、抜け毛予防をしてください。
まとめ
今回は、眼精疲労によって抜け毛になることと、目の疲れからくる抜け毛改善策をお伝えしました。
目は疲れたという軽度の状態のときに解消するようにして、疲れをためないことが大切です。
パソコンやスマホなどの長時間使用は避け、使いすぎたときは目を温めたりゆっくり眠ったりして疲労回復を意識した生活をしましょう。
デスクワークの人は一定時間ずつ視線を移したり肩を回したりすることで、血行促進と目を休める時間を作るようにしてください。
そのうえで、帰宅したらホットタオルで目の疲れを取るようにしてください。
目の疲れを溜め込まないことで、抜け毛予防も心掛けていきましょう。