髪艶や髪質を保つためにシャンプーやトリートメントに気を配ることは大切ですね。
しかし、これらは髪の外側からのヘアケアになります。
そして同じくらい大切なことが身体の内側からのヘアケアにあります。今回は身体の内側からのヘアケアについてご紹介します。
Contents
髪の毛は身体を作る栄養のリサイクル品?
人間は食事によって栄養を摂取します。そしてその栄養素で身体が作られています。
髪はその余りもので作られているのです。いわばリサイクル品なのです。
栄養状態が良くないと髪質が悪くなるのはこの事ですね。
髪の毛は血液を作るために使われた栄養の余りで作られているため、血液の役割として、酵素というエネルギーや熱を身体の隅々に運ぶことにあります。
この働きが充分に行えるだけの栄養を摂取できていれば、髪の毛にも栄養を生き渡せることができるのです。
血液循環を良くして、ヘアケア効果が期待できる食材?
血液に栄養を与えることで、結果として髪にも栄養が行き渡ることができるため、身体の内側からのヘアケアに繋がります。
血行を良くするための栄養素
それは、ビタミンEとオメガ脂肪酸を含む食材になります。
ビタミンEを多く含む食材には?
タ
ラコ、ウナギ、イワシ、モロヘイヤなど。
オメガ脂肪酸を多く含む食材には?
青魚全般・エゴマ油。
これらには非常に豊富なオメガ脂肪酸が含まれていることで有名。
これらの栄養食材はどれも和食に使われることが多いですね。このことから和食はヘアケアに有効な料理になりますね。
ここで血流を良くして髪に栄養が生き渡せるようにするためには逆立ちが育毛効果があった!
逆立ちといえば、子供の頃にしたという方もいるでしょう。しかし、大人なるに連れて子どもの時以来全くしていないという人がほとんどでしょう。
逆立ちをすることが育毛に一定の効果を表すのです。
逆立ちと髪の関係性
逆立ちが髪に良いとされるのはその姿勢にポイントがあるのです。
私たちは重力の影響を受けて生活をしているため、どうしても血液が下に溜まってしまいがちなのが原因で、頭皮の血流も滞りやすくなってしまうのです。
しかし、逆立ちをすると下に溜まった血液が逆流しはじめるため、頭皮に十分な血液が届けられます。そのことによって、血液循環を活性化することができるのです。
頭皮の血液循環が促進されるということは、頭皮にたっぷりの栄養と酸素が届けられるようになります。育毛に適した環境が出来上がります。
肩こり軽減で髪を育毛
逆立ちをする効果はそれだけの効果ではなく「逆立ち健康法」と言われているように、普段使っていない筋肉を使用し、逆に酷使している肩周辺の筋肉の強張りをリラックスさせることができます。
肩こりはその部位で血流をせき止めてしまうため、頭皮の血流を悪くする原因の1つになります。
しかし、その筋肉を解してリラックスが出来させられたら、より頭皮に向かう血流量が正常化してくれるようになります。
つまりは、育毛効果を最大限に発揮できる環境が整います。
アメリカでは反転法として注目
逆立ちをすることは、健康大国アメリカでは「反転法」として有名です。多くの女性から注目されています。
逆立ちをすることで1週間に2.5センチも髪が伸びたというデータもあります。日本人でも1.3センチ伸びたということもあり注目されているのです。
逆立ちをするときのポイント
逆立ちをするときのポイントと注意しておきたいことがあります。
効果的な逆立ちとは?
壁に向かって行う完全倒立
→両腕で体全体を支えていること。
3点倒立
→両腕に加えて頭部を床につけて支える。
ヨガのサルワーンガアサナのポーズ
→仰向けで下半身を上方にあげ、肩と首で支える。
頭部を床につけてしまうと、頭皮に刺激を与えてしまい抜け毛が増えるのではと思われますが、摩擦もないので時間も短いため心配はいりません。
逆立ちは1日1回、30秒から1分程度で十分です。
あまり長い時間してしまうと、一気に頭に血流が昇るため、立ちくらみやふらつきを起こしかねないのです。
また、脳梗塞や脳疾患がある方や血圧が高めの方に関しては、負荷が強いため避けておくほうが危なくないでしょう。
また胃酸が逆流するため、食後すぐではなく、空腹時が胃に負担がかからないのでオススメです。
胃は重力でどうしても下垂しやすく、正しい位置にあることが少ないため、下垂していると胃の消化を遅らせてしまう可能性があります。
この状態を放置してしまうと胃の逆流が起きてしまい、逆流性食道炎になりやすいのです。
そのため、空腹時などに逆立ちをしてから水を飲むといいでしょう。
逆立ちをしたからといっても、急激に髪を育てるのではないため、毎日少しずつ続けることに意味があるのです。
1日に一度ヨガに取り入れられるなど健康にも相乗効果が生まれます。無理のないペースがベストになります。
消化吸収が鈍くなると血行不良につながる!
油っぽい食べ物にはオメガ6系脂肪酸が多く含まれています。
そのため腸内の善玉コレステロールの減少につながるのです。
そうすることで、腸内に悪玉コレステロールが増えてしまい、腸の消化吸収能力が低下してしまいます。
善玉コレステロールが低下することで、血流が悪くなる可能性に繋がります。
そのため油っぽい食べ物は血行不良の原因となるのです。
結果的に血流が悪くなり頭皮を固くしてしまうため栄養が届かない状態になるためヘアケアに悪影響を与えてしまいます。
油っぽいものといえば、ジャンクフードなどの脂っぽい物です。
ジャンクフードをはじめとした、脂質の多い物をよく食べる方は油っぽい中でも要注意。
脂っぽい食事は、頭皮の皮脂の分泌量を増やしてしまうためです。
皮脂の分泌量が増えてしまうと、体全体が酸化しやすくなります。老化体質を招いてしまうことや髪質も悪化してしまうのです。
スナック菓子やファストフードといった食品添加物が多く含まれる食べ物も避けましょう。
こういった食べ物は体内で消化しきれないまま残りカスが腸内で腐敗してしまうのが原因になります。
私たちの髪や皮膚、爪などは、口にした物が腸から吸収されることで作られているため、消化しきれずに腐敗した食べ物のカスが残った腸から作られた髪や皮膚は、質も下がってしまいますね。
なお、消化不良を起こしやすく、腸内環境が悪化しているので悪玉菌が増えている状態といえるでしょう。
悪玉菌の増加は、髪や肌の質を下げてしまうだけでなく、便秘を引き起こす原因となってしまうのです。
きれいな腸内環境を保つためにも、食品添加物の多い食べ物や油っぽいものは避けるべきでしょう。
身体の内側からヘアケア
髪の栄養は血液を作る栄養の余りで生成されるため、血行促進に効果のある食材に関しては、ヘアケアに有効な食材といえるでしょう。
血行促進に有効な栄養素はビタミンEとオメガ脂肪酸ですね。
和食にはこれらの栄養素を含む食材を多く使わなれていますね。
和食は髪を内側かキレイにしてくれるヘアケア向きになりますし、消化吸収にもいいのです。
油っぽい食べ物は血行不良の要因に繋がるため、控える方がヘアケアのためにもいいでしょう。
そういう意味でも油をあまり使わない和食は優秀な食事です。
美しい髪を保つために、食生活にも気を配りながらヘアケアをすると内側からキレイになるため髪艶を維持することができるようになります。
おわりに
毎日、シャンプーやトリートメントできちんとヘアケアしているのに、髪の状態がなかなか良くならないとお悩みがある方には、ヘアケアをしながら日々の食事や睡眠に問題がある可能性も視野に入れて考えるのもオススメです。
一度、自身の生活習慣を振り返り、改善できるところから変えていくことが大切です。
食事と栄養バランスを整えることで、きれいな髪を作っていきましょう。