女性の薄毛

女性の薄毛に効果的な食べ物·NGな食べ物をご紹介

「最近髪がよく抜けるようになった」

「以前に比べて、髪のボリュームがなくなってきた」

年齢を重ねると、女性でもこのような髪に関するさまざまな悩みが生じます。

もし薄毛などの悩みがある場合は、できるだけ早く対応することをおすすめします。

ところで薄毛の改善には、毎日口にしている食べ物や飲み物が大きく関わってくることをご存知でしょうか。

ですから薄毛に効果を発揮する食べ物やあまりよくない食べ物について知ることで、薄毛の進行を遅らせたり、また薄毛を改善することができます。

そこで今回は、薄毛に効果的な食べ物·NGな食べ物について具体的にご紹介していきたいと思います。

また薄毛の原因などについても触れていきますので、髪について悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそも薄毛の原因とは?

薄毛の主な原因は、加齢の他にも不規則な生活習慣や栄養の偏った食生活、またストレスによるホルモンバランスの乱れなどがあり、またシャンプーによる頭皮の洗い過ぎやヘアスプレーの刺激が引き金となる場合もあります。

特に食生活の乱れや栄養不足は、薄毛をさらに進行させてしまうだけなく、生活習慣病を引き起こす原因ともなってしまいます。

私達人間の髪や身体を作っているのは、毎日食べたり飲んだりしているものです。

ですから普段の食生活を見直し改善することで、薄毛が改善することが可能となっています。

薄毛に効果的な食べ物や飲み物とは?

ここでは、薄毛に効果を発揮する食べ物や飲み物について詳しく見ていきたいと思います。

▪卵
卵には髪の毛の成分となるレシチンの他にも、タンパク質やビタミンA、ビタミンB2やビタミンB12、ビタミンEや亜鉛など髪の毛が作られるために必要なほとんどの栄養素が含まれています。

ただ卵を60℃以上で調理してしまうと、レシチンの細胞が壊れてしまうため薄毛の改善のためには卵かけごはんとして食べるのが理想的と言えるでしょう。

▪脂身の少ない肉類
肉類の中でも鶏肉や豚レバー、また牛肉には亜鉛が多く含まれており、薄毛の改善には最適の食材となっています。

またレバーには亜鉛だけでなく、ビタミンAも含まれているため頭皮環境をよくしてくれる働きも期待できます。

また、鶏肉に含まれるコラーゲンには乾燥肌を予防し、皮脂の過剰な分泌を抑制する効果もあります。

ただし肉類でも脂身が多い部位は、頭皮の皮脂分泌が多くなるため薄毛を促進してしまう可能性があり注意が必要です。

▪緑黄色野菜
緑黄色野菜には、ミネラルをはじめビタミンAやビタミンB2、ビタミンCやビタミンEなど多くの栄養素が豊富に含まれています。

髪の毛はタンパク質やビタミン、ミネラルで作られているため、どの栄養素も髪の健康のためには欠かすことができません。

ただし、冷え性の女性の場合、サラダなどで緑黄色野菜を摂ると体を冷やしてしてしまい、血行不良となりかえって薄毛の改善に悪影響を与えます。

ですから緑黄色野菜を摂取する際にはサラダは極力避け、温野菜や野菜炒めなどにして摂るようにしましょう。

▪ 牡蠣
牡蠣には、必須アミノ酸を全て含んだタンパク質やカルシウムや亜鉛、グリコーゲンやビタミンB群、ビタミンCやビタミンEなど多くの栄養素が含まれています。

その中でも特に亜鉛には、細胞分裂を活性化させ肌の再生サイクルを正常化させる働きがありに髪を強く丈夫にしてくれます。

▪納豆
納豆の元となる大豆にはイソフラボンが多く含まれています。

大豆イソフラボンは女性ホルモンと似たような働きをして男性ホルモンを抑制し、薄毛の原因となる、悪玉脱毛ホルモンDHTの生成をブロックしてくれます。

さらに、納豆キナーゼにより血液がサラサラになり、血液を体の隅々まで送ってくれるため頭皮の血行をよくして、さらに髪の毛を作る細胞も活性化しさせます。

▪ナッツ類
ナッツ類には、抗酸化作用のある良質の油が多くまれているため、発毛環境を改善しする効果が期待できます。

ナッツ類の中でも、薄毛の改善するオメガ3脂肪酸が豊富に含まれているくるみは特におすすめですよ。

またナッツ類に豊富に含まれているビタミンEには、血液の流れをよくしてれ頭皮に必要な栄養素が行き渡るように働きかける効果があります。

ナッツ類は小皿1皿分を毎日摂取することで、強く丈夫な髪の毛を維持することができます。

▪フルーツ
薄毛に悩んでいる方には、バナナやリンゴ、ブルーベリーなどのフルーツがおすすめです。

特にブルーベリーに含まれているアントシアニンには抜け毛を防ぎ、頭皮の老化を予防する働きがあります。

またバナナに含まれている必須アミノ酸のロイシンや、リンゴに含まれているリンゴポリフェノールは、頭皮の健康を保つために役立ちます。

▪常温の水
人間の体は約60%が水分でできているため、生きていくために水はかかせません。

特に常温の水には代謝に必要な適度な酸素が含まれており、体内に速やかに吸収されます。

また水分が不足すると、血流が悪くなり頭皮にも悪影響を与える可能性があります。
 
ですから少なくとも1日に最低でも500mlは常温の水を飲むように心がけましょう。

▪ココア
ココアにはポリフェノールが含まれており、ポリフェノールには抗酸化作用があるため、頭皮の老化や抜け毛を防ぐ効果が期待できます。

▪ごぼう茶
ごぼう茶にはサポニンという成分が含まれています。

このサポニンには、血液の流れを促して老廃物を除去する働きがあるため、頭皮環境を整えてくれます。

さらに、サポニンには抗酸化作用もあるため、頭皮の健康の維持にも役立ちます。

髪にNGな食べ物とは?

以下では、摂り過ぎると髪にとってあまり良くない食べ物や飲み物について見ていきたいと思います。

▪ファストフードや霜降り肉
適度な脂肪分は頭皮を乾燥から守り、髪にツヤを与えます。

しかしあまり過剰に摂取すると、頭皮の脂肪の分泌過多となり、抜け毛や薄毛の原因となる可能性があります。

また髪のためではなく身体の健康を保つためにも、ファストフードや揚げ物、霜降り肉やフォアグラといった脂肪分多い食べ物の摂取はできるだけさけるようにしましょう。

どうしても脂っこいものを食べたいという時には、霜降り肉では赤身の肉に変えたり、油で揚げない調理法を選択するなど、脂肪の摂取量を減らす工夫をすることが大切です。

▪コーヒーやお茶
コーヒーやお茶を夜に飲んだら眠れなくなった、という経験をされた方も多いのではないでしょうか。

これらの飲み物に含まれているカフェインには覚醒作用があるため、就寝前にカフェインを摂取すると熟睡できなくなり、髪を育てるために必要な成長ホルモンなどの分泌が抑制されることがあります。

またカフェインに含まれている成分の中には、発毛の促進を阻害するものが含まれているため注意が必要です。

▪ビールや日本酒などのアルコール
飲酒すると、人間の体内ではアルコールを分解するため、アミノ酸やビタミンが多く使われます。

これらは髪を作る上で必要不可欠なものであり、アルコールを飲みすぎるとこの髪を作る栄養素が足りなくなる可能性があるため注意しましょう。

厚生労働省では、一日に摂取するアルコールの適量は純アルコール量20g程度であるとしています。

これはだいたい日本酒であれば1合、ビールであれば500ml程度に相当する量となっており、これぐらいであれば許容範囲であると言えるでしょう。

しかしアルコールの適量には個人差がかなりあるため、過剰摂取にはくれぐれも注意しましょう。

まとめ

今回は、薄毛に効果的な食べ物やNGな食べ物について詳しく見てきました。

卵や脂肪分の少ない肉類、また緑黄色野菜など、髪によい食べ物を毎日の食生活の中に取り入れてみてくださいね。

また髪に良くない脂分の多い食べ物であるファストフードや霜降り肉、カフェインを多く含むコーヒーやお茶、またアルコール類の摂取はできるだけ避けるようにしましょう。

また薄毛の改善には、食生活だけでなく不規則な生活習慣や運動不足などを見直すことも非常に大切です。

毎日の食事や生活習慣を振り返り、髪にも身体にもよい健康的な日々を送るように心がけましょう。