天使の輪がキラキラ光っているような、ツヤツヤとしたキレイな髪に憧れますよね。
「自分の髪質は生まれつきパサパサだから」「年齢のせいでツヤがなくなったから」と、諦めてはいませんか?
毎日のヘアケアを少し丁寧に行うだけで、美しい髪を手に入れることが可能です。
この記事では、家で簡単にできるセルフケアについてご紹介します。
今日から実践できることもありますので、ぜひ参考にして理想のツヤツヤ髪をゲットしてください。
Contents
髪のツヤにはキューティクルが影響している
「キューティクルを守る」という言葉を目にしたり聞いたりすることがありますよね。
しかし「キューティクルについて実は詳しく知らない」という方も多いのではないかと思います。
まずはキューティクルとは何なのか?について解説します。
髪の毛は3層構造になっており、「キューティクル」とは髪の表面を覆っている一番外側の部分の名称です。
主な成分はタンパク質です。キューティクルはうろこ状に重なっていて、外部の刺激から髪を守る役割を果たしています。
髪のツヤは、このキューティクルの状態に左右されています。
キューティクルが整っていると、光がきちんと反射してツヤツヤに輝きます。
しかしキューティクルが剥がれてしまうと、髪のサラサラ感が失われ、ツヤが無くなったり枝毛になってしまいます。
また、キューティクルは一度痛んでしまうと再生することはありません。
そのため髪を美しく保つためには、日々のヘアケアでキューティクルを守ることが重要です。
ツヤ髪のための簡単セルフケア
ツヤツヤな髪をつくるために、気をつけるべきことをご紹介します。
普段やっていることに少しプラスしてケアをするだけで、美しい髪を手に入れることができますよ。
シャンプー前にブラッシングする
キューティクルは、摩擦に弱いという特徴があります。髪が絡まった状態のまま濡らしてしまうと、シャンプーするときにダメージを受けてしまいます。
髪を濡らす前に、ブラッシングをして髪をほぐしておきましょう。
シャンプー前にブラッシングをすることで、髪についたほこりや汚れを落とすこともできます。
ブラッシングするときは、毛先から丁寧にブラッシングしてください。
髪が絡まっている部分に無理にブラシを通そうとすると、切れ毛の原因になってしまいます。力を抜いて、優しくブラッシングするのがコツです。
シャンプー前の予洗いが重要
シャンプーをする前に、お湯で髪の毛を濡らしますよね。
この時、2〜3分間かけて根元からしっかりと汚れを洗い流すようにしてください。
髪のツヤを保つためには、このシャンプー前の「予洗い」が重要です。
予洗いのお湯の温度は、36〜38度のぬるま湯程度が適温です。
温度が高すぎると皮脂を落としすぎてしまい、頭皮が乾燥する恐れがあります。少しぬるいと感じる程度のお湯で洗いましょう。
シャンプーをするイメージで頭皮を指の腹でこすりながら、しっかりとすすぎます。
丁寧に予洗いすると、頭皮や髪の汚れの大半を落とすことができます。
また、シャンプーをつけた後の泡立ちも違ってきますので、予洗いは入念に行ってください。
シャンプーは頭皮を洗う意識で
シャンプーは髪を洗うのではなく、頭皮を洗うものです。
頭皮を清潔に保つことは、美髪にもつながります。
シャンプーを手に出したら、まずは手の上で軽く泡立てます。
泡がモコモコするまで泡立てる必要はありません。
軽く泡立ったら、シャンプーを頭皮全体になじませていきます。
頭皮を傷つけないように、指の腹で優しく洗ってください。シャンプーを洗い流すときは、3分以上時間をかけて行うと良いでしょう。
洗い残しがあると、頭皮に吹き出物ができるといったトラブルの原因となります。
正しいやり方でシャンプーをして、頭皮をきれいにしましょう。
トリートメントを正しくつける
トリートメントは、髪を内部から補修してくれるものです。普段から使っている人も多いかと思います。
しかし、トリートメントの正しい付け方は意外と知らないという人も多いのではないでしょうか。
これからご紹介する正しい方法で使用すると、さらにトリートメントの効果を引き出すことができます。
シャンプーが終わった後、いきなりトリートメントをつけてはいけません。まずは髪を優しく絞って水分を軽く落としてください。
髪の水分が多すぎる状態だと、トリートメントが薄まって効果が弱まってしまいます。
トリートメントは、髪の中間から毛先につけるようにしてください。頭皮につけると毛穴がつまったりフケの原因となる場合がありますので、注意しましょう。
トリートメントをつけたら、髪の内部まで成分が浸透するように時間を置きます。3〜5分程度を目安にしてください。
トリートメントをつけた髪をホットタオルやキャップで包んで時間を置くとさらに効果が期待できます。休日など余裕がある時にやってみると良いかもしれません。
トリートメントを流すときは、すすぎすぎないように注意してください。
ぬめりが完全になくなるまですすいでしまうと、トリートメントの効果がなくなってしまいます。
すすぎ洗いはヌルヌル感が気にならない程度で終わりにしましょう。
必ずドライヤーで髪を乾かす
お風呂上がりにドライヤーで乾かすのが面倒で、つい自然乾燥させてしまったりしますよね。
また、ドライヤーの熱は髪の痛みの原因だと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、自然乾燥は髪にとってダメージがかなり大きいです。髪が濡れるとキューティクルが開いてしまい、髪を守る役割を果たせなくなってしまいます。
せっかく浸透させたトリートメントの効果も薄くなってしまいますので、髪が濡れたままの状態でいる時間はなるべく短くするように心がけましょう。
髪を洗ったら、まずはタオルで大まかな水分を取り除きます。
タオルや髪同士の摩擦でもキューティクルは傷んでしまいますので、ゴシゴシとこするのはやめましょう。
タオルで優しく髪を包むように、ポンポンと軽く叩いて水分を取るのがコツです。
髪の乾燥が気になる場合は、タオルドライの後に洗い流さないトリートメントをつけましょう。
ドライヤーは、頭皮から毛先に向かって風が当たるようにします。
毛先に直接風を当てると髪が痛んでしまいますので、注意してください。一箇所に長時間当てないように、ドライヤーを揺らしながら風を当てましょう。
また、髪が完全に乾くまでドライヤーを当ててしまうと、熱でキューティクルが剥がれてしまう危険性があります。
髪が8割程度乾いたら、ドライヤーを冷風にして冷やしてください。
冷風を当てることによって、キューティクルがしっかり閉じて髪にツヤが出ます。
紫外線から髪を守る
キューティクルは紫外線に弱く、長時間浴び続けるとダメージを受けてしまいます。
そのため、肌のUV対策をするように、髪も紫外線から守ってあげる必要があります。
長時間屋外で活動する日は、帽子を被ったり日傘をさしたりして紫外線を防ぐように心がけましょう。
髪をまとめて、紫外線が当たる面積を小さくするのも効果的です。
髪用の日焼け止めも販売されていますので、そういったアイテムも活用してみてください。
日々のケアの積み重ねでツヤ髪になれる
お家でいますぐにできる簡単なヘアケアについてご紹介しました。
ツヤツヤの美しい髪を手に入れるためには、日々の小さな努力が大切です。
ぜひご紹介したことを一つでも実践してみてください。
毎日の習慣を少し変えるだけで、だんだん髪質が変わってくるのを実感できますよ。