ドライシャンプーの名前を聞いたことはあっても、まだ使用したことがない人も多いのではないでしょうか。
そこで、ドライシャンプーの種類や特性、どのような効果があるかなど検証しましたので、ご紹介します。
ドライシャンプーはどんなシャンプー?
ドライシャンプーは、水を使わずに洗えるシャンプーのことです。
頭皮を清潔にしたり、頭皮の臭いを抑制する効果もあります。
また、洗い流す必要がないので、お風呂に入ることができない状況のときでも、ドライシャンプーを使用すれば、髪の毛や頭皮を清潔に保つことができます。
ドライシャンプーの起源は大正時代とも言われています。
「髪洗粉(かみあらいこ)」という髪の毛を洗うための粉がありました。
水やお湯を使わずに使用していたようです。
Contents
ドライシャンプーの使い方
ドライシャンプーの使い方は、とても簡単です。
タオルとくしを用意します。
タオルを肩にかけ、ドライシャンプーが首や肩、洋服に付かないようにします。
くしで髪の毛をとかします。
そして、ドライシャンプーを頭皮と髪の毛全体に適量をつけます。
髪の毛や頭皮になじむように揉みこみ、頭皮も一緒にマッサージします。
髪の毛全体を揉み終えたら、肩にかけたタオルで拭きます。
そして、最後にくしで髪の毛をとかせば終了です。
とても簡単で、タオルとくしさえあればいつでもどこでも使うことができます。
ドライシャンプーのメリット
ドライシャンプーのメリットは、簡単にシャンプーできることです。
水のいらいないシャンプーなので、外出先でも気軽に使うことができます。
夜にお風呂場で普通のシャンプーで髪の毛を洗い流し、昼間、頭皮や髪の毛をすっきりさせたいときにドライシャンプーを使用すれば、常に髪の毛や頭皮を清潔に保つことができます。
頭皮の皮脂や油分を拭い去ることで、毛穴に皮脂が詰まるのを防ぎ、抜け毛や薄毛の予防にもなります。
ドライシャンプーのデメリット
ドライシャンプーのメリットは、普通のシャンプーほど洗浄力が強くないことです。
そのため、普通のシャンプーの代わりにはなりません。
普通のシャンプーと並行してドライシャンプーを使用することをおすすめします。
あくまでも、頭皮の臭いやべたつきを感じたとき、お風呂に入れない場合などに使用するようにしましょう。
ドライシャンプーにはアルコールが使われているものもあります。
皮膚が敏感な方や頭皮の乾燥が気になる方は、パッチテストなどであらかじめ使用しても問題ないか確認して使用するようにしましょう。
ドライシャンプーが活躍する場面
これまで、ドライシャンプーは、介護の現場や災害時など、お風呂に入ることができないときの応急処置として代用されていました。
しかし、ドライシャンプーは、日常の中で使うことをおすすめする場面がたくさんあります。
ジムやヨガをしたあと、共有のシャワーを使いたくない場合は、ドライシャンプーをして頭皮を清潔にして帰宅するといいでしょう。
近年人気が高くなっているキャンプや山登りなどのときにもおすすめです。
また、長時間の飛行機のフライト時にも気軽に使用できるのでおすすめです。
美容室でヘアカラーやパーマをした当日にも活躍します。
カラーやパーマを定着させるために、当日はシャンプーをしないよう促されますが、ドライシャンプーであれば、ヘアカラー当日でも使えます。
ドライシャンプーの種類と特徴
ドライシャンプーにはさまざまなタイプのものがあります。
種類ごとに特徴や用途、使用感も異なります。
そこで、ドライシャンプーの種類と特徴をそれぞれご紹介します。
①スプレー
スプレータイプは、ドライシャンプーの中でもっとも一般的で、種類も多くあります。
スプレーで勢いよく噴射し、直接頭皮に吹きかけることができるので、頭皮に爽快感を与えてくれます。
使用後に頭皮がスッキリするので、頭皮の蒸れを感じたときや、スポーツで汗を流したときに使用すると効果的です。
スプレータイプのメリットは、簡単に使用できることです。
デメリットは、エタノールの含有率が高いものが多いので、アルコールに敏感な方、頭皮が乾燥気味の方は注意が必要です。
②ミスト
ミストタイプは、液体がミスト状に噴射するので、頭皮に直接当てることができます。
特に、頭皮の蒸れや髪の毛のべたつきを感じたときに使用することをお勧めします。
ミストタイプのメリットも、簡単に使用することができる点です。
デメリットは、スプレータイプと比較すると噴射の勢いが落ちる点です。
噴射の勢いが強いタイプが好きな人は、ミストタイプよりもスプレータイプを使用するといいでしょう。
③ジェル
ジェルタイプは、ジェルを頭皮に乗せて使います。
ジェルタイプのメリットは、スッキリとした爽快感が味わえることです。
スプレーやミストタイプと同じ共通点です。
ジェルタイプのデメリットは、スプレータイプと同様に、アルコール含有率が高いものが多くある点です。
アルコールが苦手、頭皮が乾燥肌の人は、事前に注意して使用することをおすすめします。
④パウダー
パウダータイプは、頭皮に直接パウダーをかけて使います。
主に、皮脂を吸着する成分が入っているので、過剰な皮脂を吸着してくれます。
パウダータイプのメリットは、タオルで拭きとる必要がない点です。
タオルがない状況でも使用することができるので、災害時非常用バッグに入れておくといいでしょう。
⑤シート
シートタイプは、シートを取り出しそのまま頭皮や髪の毛にあてて拭きます。
拭き終わったら、シートを捨てるだけです。
シートタイプのメリットは、手軽に持ち運びできる点と、一番場所を選ばずに使用できる点です。
液体や粉が周囲に飛び散らないので、気軽に使えます。
飛行機にも持ち込めるので、フライト中でも使用することができます。
シートタイプのデメリットは、水分が蒸発してしまう点です。
ウエットティッシュと同じように、何枚かのシートが重なって袋に入っているため、1枚取り出すごとに、ふたを密閉する必要があります。
水分が蒸発してしまう前に全部使いきることをおすすめします。
⑥泡
泡タイプは、直接泡で出てきます。
一旦手に泡を出して、その泡を髪の毛や頭皮に当てます。
きめ細かい泡が髪の毛や頭皮にすっとなじむので、頭皮や髪の毛についた汚れを吸収してくれます。
フォームタイプのメリットは、ドライシャンプー初心者でも使いやすい点です。
手に取って頭に乗せるので、使用する量をあらかじめ確認して使うことができます。
また、一番シャンプーに近い使用感を感じらるので、きちんと髪の毛を洗ったと感じることができます。
フォームタイプのデメリットは、髪の毛が濡れてしまう点です。
使用した後は、頭皮や髪の毛をタオルで乾かす必要があるため、他のタイプと比べると、手軽さを感じにくいかもしれません。
ドライシャンプーで頭皮をスッキリ!まとめ
ドライシャンプーの使い方やメリット・デメリット、種類や特徴についてご紹介しました。
ドライシャンプーは水がいらないので、外出時でも簡単に使えます。
頭皮を清潔にしてくれ、臭いも抑えてくれるので頭皮の身だしなみとして最適です。
この記事を参考に、ご自身の用途や好みに合ったドライシャンプーを選んでみてはいかがでしょうか。