ヘアケア

認知症予防のイチョウ葉エキスが ヘアケアや女性の薄毛予防にも効果的だった⁈

イチョウ葉エキス

イチョウ葉エキスはご存知の方も多いでしょう。

銀杏並木などで有名なイチョウの葉。

そこから抽出されるエキスのことをいいます。

このイチョウ葉エキスは実は西洋においては医薬品としても認められている成分と言われています。

アメリカでは健康補助食品としてサプリメントが発売されるなど有効視されているものになります。

イチョウの歴史は古く、2億年以上も前から地球上に存在しているのです。

ご存知でしたでしょうか。

2億年以上前から今日まで生き残ってきたという生命力の強い樹木になります。

その生命力を担っているのが「フラボノイド」・「ギンコライド」と呼ばれる成分になります。

イチョウには「フラボノイド」が30種類以上も含まれているため、強い抗酸化作用が特徴になります。

また「ギンコライド」は、イチョウ独自の成分でもあり、血栓を防ぐなど、アレルギーの緩和にも有効とされているのです。

これらの栄養成分が、効果的と言われているのは…

・喘息

・生理前症候群

・更年期障害

・高血圧・耳鳴り

・めまい

・脳卒中

・心臓病

・視力改善

・冷え性

・肩こり

このように広く効果をもたらしているのです。

肩こりに関しては、凝ることによって心臓や脳、肺、耳、ホルモン分泌、血流の滞りの一歩手前の症状になります。

ただ、背中や肩、首が凝ることでも、そこから病を引き起こすきっかけになりかねないため、イチョウ葉エキスはオススメです。

抗酸化作用になる

まずはイチョウ葉エキスが持つ「抗酸化作用」がありますが、ヘアケアにも効果的なのです。

年齢を重ねること、ストレスを受けることによって、私たちのお肌は酸化してしまうのです。

お顔が乾燥しやすかったり、手足の皮膚だけにとどまらず、頭皮においても乾燥したりの原因にも繋がります。

そこでイチョウ葉エキスが登場します。

頭皮の酸化を防ぐことで悪玉コレステロールを抑制することができ、頭皮を健康に保ってくれるようになります。

また、アレルギーも抑えてくれるため、炎症などがおこりにくくなります。

万が一アレルギーなどが起きたとしても、抗炎症効果があるため、早期に沈める事が出来るのです。

つまりは髪が健康に育つ頭皮環境を整えることにとても効果的な役割があるのです。

血流促進作用

イチョウ葉エキスが髪に与える効果は、頭皮の健康はもちろんですが、それに加えてもう1つあります。

それは「頭皮の血流促進作用」になります。

いくら頭皮が健康に保たれたとしても、保たれているだけでは育毛には繋がりません。

重要なのは健康に保たれた頭皮に充分な栄養素が送られることで、毛母細胞が成長するため、髪の育毛に繋がります

イチョウ葉エキスの血流促進作用をもたらすことで、血流に乗って充分な栄養素が届けられるようになるため、血液がドロドロになるなど、赤血球同士がくっつき血管壁に沈着することを防いでくれるのです。

イチョウ葉エキスは「抗血液凝固作用」も持ち合わせていますので、非常に安心です。

そのため、サラサラと血液を流しやすくするため、毛根に栄養を届けることができ、育毛につなげる事が出来るのです。

日々のヘアケアにイチョウ葉エキスを取りいれてみてはいかがでしょうか。

イチョウ葉エキスに含まれているフラボノイドはどんな食材に含まれているのでしょうか。

糖尿病や高血圧、認知症などにも効果があると言われています。

それらをご紹介します。

フラボノイドは野菜、果物、緑茶、大豆に含まれる

フラボノイドは、野菜や果物などの植物に含まれる色素成分のことをいいます。

そして、ビタミン様物質として「ビタミンP」とも呼ばれていますね。

フラボノイドの特徴として、抗酸化作用が強く、血管を強くする働きがあるのです。

フラボノイドの種類によっては、糖尿病や高血圧、動脈硬化、脳卒中に効果があるなど、抗がん作用、認知症予防の効果があることが確認されているのです。

フラボノイドの種類

☆ブドウの果皮やレタスなどの緑色野菜に含まれている「フラボノール」や「アントシアニン」。

→ブドウの果皮や葉に含まれるフラボノールは、赤ワインの色に独特の深みをもたらしているのです。

 そのため、脂肪の多い食事をしているフランス人に動脈硬化や心臓病が少ないと言われているのは、赤ワインのアントシアニンによるものと考えられているのです。

フランスでは「フレンチ パラドックス」と呼ばれているのです。

☆タマネギやパセリなどに含まれる「ケルセチン

☆ブロッコリーに含まれる「ケンフェロール

☆ミカンやオレンジなどの柑橘類に含まれる「フラバノン

☆緑茶など茶類に含まれる「カテキン」、大豆に含まれる「イソフラボン

→緑茶に含まれるカテキンがありますね。

お茶の苦みや渋みをもたらしています。

これらがフラボノイドになります。
 

フラボノイドの摂取量を増やすコツ

コツとして、野菜を多く食べることです。

緑黄色野菜をたくさん食べている人は、フラボノイド摂取量も多いでしょう。

 日本人の伝統的な食事スタイルでは、味噌や豆腐などの大豆食品がベースになります。

そして野菜や緑茶を多く摂取することがオススメです。

日本人は1日に数百mgのフラボノイドをとっていると言われています。

 フラボノイドを含む野菜や果物は、β-カロチン、ビタミンC、食物繊維などの宝庫になります。

1日の望ましい野菜の摂取量は350gになります。

 日本栄養士会は2010年から「野菜たっぷり350運動」を展開していますが、成人は野菜や海藻、きのこ、いもなどを1日5つから6つ食べることをオススメします。

 フラボノイドは水溶性ですので、体内にとどまる時間は短いのです。

そのため、たまに野菜を食べるだけでは、血中のフラボノイド濃度は高まるのは食べた直後のみでの効果しかなく、蓄積しないため、毎食、野菜を食べなければ、常にフラボノイドを体内にとどめることができないのです。

フラボノイドで糖尿病リスクが低下

フラボノイドを多く摂取していると、2型糖尿病の発症リスクが低下するという研究発表がありました。

 発表では、1万8,146人が2型糖尿病と診断されましたが、その中でフラボノイドを多く摂取している人は、糖尿病を発症する割合が9%低いことがわかりました。

 また、フラボノイドを1日に500mg摂取することで、糖尿病の発症を5%減らすことができるのです。

 ハーバード大学公衆衛生大学院が行った研究では、アントシアニンの豊富なブルーベリーをよく食べている人は、2型糖尿病を発症する割合が23%低下することが発表されました。

この研究は、15万9,559人の女性・4万1,334人の男性を対象に行ったものです。

 糖尿病の治療を続けている人にとっても、フラボノイドは強い味方になることでしょうね。

フラボノイドを食事で摂取することで、2型糖尿病の女性で、心臓病の危険性が低下すると発表されています。

 英イーストアングリア大学の研究では、2型糖尿病のある閉経後の51〜74歳の女性93人の女性の研究結果として、大豆に含まれるイソフラボノイドを多く摂取した女性は、10年間に心臓発作が起こる危険性が3.4%低下になったそうです。

フラボノイドの摂取によって、インスリン抵抗性とコレステロール値も改善も期待できるのです。