薄毛や白髪対策と聞くと、育毛剤やシャンプー、マッサージなどを連想されますね。
実はその根底にもっと大事なことがあります。
それは呼吸です。
ヨガにおいても呼吸がとても重要視されていますね。
深くゆったりとした呼吸は体にとって健康を保ち命をつなぐ欠かせないものとなります。
それと同様に髪にも欠かせないのです。
Contents
薄毛と呼吸の繋がりとは?
頭皮ばかりでなく全身の血流が悪くなり、抜け毛が増える原因に自律神経の乱れがあります。
パソコンなど電磁波に囲まれた現代はストレス社会と呼ばれています。
森林浴のように心と体がゆったり休まるような機会が減り、都会に行けば行くほど減ります。
自律神経には肉体と脳が活発になるときに働く交感神経、眠っているときやリラックスしているときに働く副交感神経の2種類の神経があります。
交感神経が優位な時は、血液が酸性にかたむき血流が悪くなるのです。
逆に、副交感神経が優位な時は血液がサラサラになり、全身の毛細血管にまでいきわたりやすくなります。
深い呼吸で行う腹式呼吸があります。
この副交感神経を優位にすることがとても有効なのです。
しかし、ストレスをため込んでしまったり、生活習慣が不規則な方は日常の呼吸が浅くなりやすいのです。
その場合、交感神経ばかり優位になっている場合が多いでしょう。
ですから、育毛発毛には副交感神経をしっかり働かせ、血流を良くすることがとても重要となります。
意外に多い!腹式呼吸ができない!
常に呼吸が浅く、腹式呼吸が苦手か全くできない方が多くいらっしゃいます。
これは、自律神経の乱れがあるということです。
育毛発毛には呼吸法のマスターが必須です。
髪のお悩みとはいえ、頭皮だけでなく、その土台となる全身を整えるマッサージや骨盤を整えることが大切です。
睡眠中に歯を食いしばってしまうなど、無意識に体にグッと力が入ってしまう方いませんか?
交感神経が優位なときに無意識に起こります。
そういった場合は、腹式呼吸が効果的です。
呼吸が浅い方は腹式呼吸前に大切なこと。
肺の中の空気を出し切ることです。
息を吸うことに集中しても、その前に吐き出しきっていないことで新しい空気が取り込めないのです。
深呼吸や腹式呼吸というと、息を吸うことに意識しやすいです。息を吸うことを意識する前に、まずは息をゆっくりと吐き、最後まで吐ききるようにしましょう。
腹式呼吸のやり方
1、姿勢を正しくして、息を吸う前に息を鼻から全て吐ききります。
2.鼻から息を吸い込み、一旦息を止めます。
3.ゆっくりと鼻から全て吐き出していくのです。
腹式呼吸は、背中が丸まっていると、横隔膜に負荷がかかり充分に吸い込めません。
必ず姿勢を正して行いましょう。
事実、薄毛の人は口呼吸を行っている人が多いと言われています。
習慣になるまでは、意識して腹式呼吸を行いましょう。
薄毛を予防になります。
腹式呼吸のポイント!
お腹に軽く手を当てて、鼻から息を深く吸ってみてください。
その時に全くお腹が動かないか凹む方は要注意‼︎これは交感神経が優位な証です。
腹式呼吸の成功例は、鼻から息を吸ってお腹に入れるとお腹がぷくっと膨らみます。そして口からゆっくりスーッと吐くとお腹が凹みます。
呼吸はコントロール可能!
育毛剤やシャンプーを探すより先に「呼吸法」をマスターすることをオススメします。自身の心と体を休ませることがスタートです。
浅い呼吸が招く
眠れない、体がだるい、イライラする、髪が薄くなったかも!こんな症状があるのは、間違った呼吸法が原因でしょう。
誰もが自然に呼吸はしていることですが、その動作を誤ると息が上がってしまい、浅呼吸の状態になるという。これが問題なのです。
呼吸のリズムが大切!
現代では、意識をしていないと呼吸が表面のみで行われる浅呼吸になっています。
呼吸は、肺が『膨らむ⇔しぼむ』のリズムに合わせることが重要です。
そうすることで、頭の先から足の指先まで、新鮮な酸素が血液やリンパなどと一緒に全身を巡ります。
この呼吸循環、体液循環をスムーズに行うことで健康な体や髪をつくるのです。
緊張すると⁈
人間は緊張状態になると息を吐くというよりも吸ってばかりしているのです。
息を吸うと、体が内側から外側へ膨らむ力が入ります。
浅い呼吸や止まりがちな呼吸は体を膨らませてしまうのです。
膨らむ圧力が体の中で生じ続けてしまうと、筋肉は緊張しやすくなり、関節の動きはぎこちなくなり、神経の働きや内臓の働きなどの循環も悪くなるのです。
浅呼吸は日常の行動で起きています。
1.「よいしょ!」と気合を入れて朝、起きる。
掛け声とともに手のひらを床についてパッと起き上がると、体は傾いて体勢が崩れます。
その時、首とお腹に力が入り、呼吸の通り道が圧力や衝撃によって狭くなり浅呼吸になってしまうのです。
2.背筋を伸ばして歩かない
背筋をピンと伸ばして胸を張ると、呼吸の通り道に負荷がかかります。
また、カバンもギュッと握る持ち方をする人も多いですが、力を入れて握ると息が止まるのです。
体が力んでしまうのもマイナスなのです。
それと同様にマイクをギュッと握ると肺が収縮する肺活量が減るため、声が出づらくなります。
3.電車の座席に「ドスン」と座らない
ドスンと身を投げ出すように座ると、その反動で上体はのけぞりますね。
腰の位置はそのままで上体だけを前に起こすので、猫背になります。
呼吸の通り道がつぶれてしまうのです。
4.シャンプーする時に息を止めない!
頭皮を強く洗ってしまうと、指先に力が入るため、肘や腕、肩に異常な力が入ります。
呼吸はほとんど停止状態になります。
頭皮の汚れが落ちず、傷める原因にも繋がるため、髪にとってよくないですね。
実は、人さし指の力を抜くだけで、薄毛進行がやわらぎますので、一度お試しください。
やることは、日々の習慣を少し意識するだけです。
習慣になると、息が楽な状態になり、睡眠時に無呼吸予防にも繋がります。
習慣を見直すことで、その後の動作が楽になります。
まずは4週間から8週間続けてみてください。
よく眠れるようになった、集中できるようになったという方が増えています。
呼吸に余裕をもつことが必要です。
呼吸は感情とのつながりも深い!
浅い呼吸をしていると、不安やストレスを感じやすくなるともいわれています。
一連の心身の不調の背後に「隠れ酸欠」が潜む。
呼吸が浅い人が増えている原因として、スマートフォンの普及があります。
スマホ操作時に指先を使うため、経絡の流れでは前のめりになるため、背中を丸め、肩が前に入り込んだ姿勢になりがちですね。
猫背や前かがみの姿勢は肺を圧迫しやすく、息を深く吐いたり吸ったりできなくなります。
浅い呼吸を改善するには、姿勢を良くし、深呼吸を習慣にすることが一番です。
そのうえで、呼吸するときに動く筋肉に働きかける。
呼吸時は、肺を収めている骨格「胸郭」の周りにある筋肉群「呼吸筋」が収縮します。
呼吸筋を柔らかくほぐすストレッチをオススメします。
呼吸筋は加齢や悪い姿勢によって硬くなります。
しなやかさを取り戻せば、深くゆったりした呼吸がしやすくなります。
筋肉の柔軟性を高める!
呼吸筋の中でも、息を吸うときに使う筋肉の柔軟性を高めるには、背中と胸のストレッチが有効となります。
ストレッチA
1.足を肩幅に開いて立ち、背筋を伸ばします。
2.胸の前で両手を組み、ゆっくりと鼻から息を吸いながら背中を丸め、腕を前に伸ばしていきます。「胸に大きなボールを抱えるイメージで背中を丸めるのがコツです。」
3.息を吸いきったら、口からゆっくりと吐きながら元の姿勢に戻りましょう。
ストレッチB
息を吐くときに使う筋肉は、肺の外側にある胸壁と呼ばれる部位のストレッチで解すといいでしょう。
1.足を肩幅に開いて立ち、腰の後ろで両手を組んで、ゆっくりと鼻から息を吸います。吸い切るまで。
2.口からゆっくり吐きながら、組んだ両手を下へ伸ばしていきます。
「胸を張り、肩甲骨を中央に引き寄せるように!」1セット3~6回が目安にやります。朝晩、昼休みなど一日のうちに何度か取り組むとよいでしょう。