分け目から飛び出る短い毛気になりませんか?
いわゆる「あほ毛」です。実際には分け目から飛び出る毛だけでなく、髪を結んだ時にピンピンと飛び出る毛も「あほ毛」と言われていますね。
名前にあほと付く位ですからね。
そのままだとなんだかパっとしない印象を与えてしまうだけで、明らかにスタイリングする時に邪魔になっているはずです。
そんな「あほ毛」はどう抑えられるのでしょうか。
Contents
あほ毛の正体
あほ毛は短い毛という事だけでピンとくる方も多いと思います。
あほ毛の正体は「引っ張ったりした影響で途中で切れてしまった切れ毛」→他の髪トラブルの原因にもなるので注意が必要です。
「しっかりと生えきれていない成長段階の髪の毛」→無理に排除する必要はないです。あほ毛だからと必ず悪い毛という訳ではないからです。
成長段階の髪は伸びますので、しっかり生えるまで放置しておくといいでしょう。
あほ毛ができる原因
あほ毛の原因は、頭皮の皮脂バランスの乱れ・毛穴汚れや詰まり・髪の水分・栄養不足と言われています。諸説ありますが、抜け毛や薄毛のサインとも言われているのです。
成長段階の髪の毛であったとしても栄養不足や毛穴の詰まりが原因で成長が出来ず遅くなってしまっている可能性も高いのです。
あほ毛がすべて悪い訳ではないのです。しかし原因があるため、それなりに対策はした方が良いです。
あほ毛が生えないようにするコツ
あほ毛が生えないようにする為にはその正体である「切れ毛」を抑える必要が優先です。
切れ毛は髪へのダメージの蓄積・食生活の乱れが原因ででき始めます。
それらの原因を解消することによって、あほ毛を抑えることができ、生えてこなくなります。
もしも髪のダメージが蓄積しているのであれば、トリートメントなどのヘアケアを徹底することが大切ですし、しばらくの間はカラーリングなどを控えるようにすると、ダメージの蓄積が減らせますので、徐々に改善に向かいます。
食生活は髪に良い栄養が摂取できるバランスの良い献立を3食きちんと食べるようにすると、夜の睡眠にも影響があり、質の良い睡眠がとれるようになります。
シャンプー方法にも注意!
あほ毛の原因は間違ったシャンプー方法にもあるのです。
寒いからと40℃以上の熱いシャワーで洗っていませんか。ゴシゴシと力強くに洗っていませんか。
また、自分の頭皮や髪に合わないシャンプーを使い続けていると、頭皮が乾燥しやすくなり切れ毛になりやすいのです。
シャンプー時のシャワーの適温は38℃前後が適温になります。
指の腹で優しくマッサージするように洗うのが基本となっているのです。
どんな時も髪を労わることが、あほ毛を防ぐことに繋がっていきます。
髪の毛の限界温度って?
温度の目安
髪の毛はケラチンと呼ばれるタンパク質からできていますが、決して熱に強い成分ではないのです。
そのため長時間、熱にさらされる状態だと髪が傷みますし、ツヤとコシを保てなくなるのです。
髪の毛の限界温度は154度なのです。
それ以上の熱を吸収してしまうと形が維持できなくなります。そうすると表面のキューティクルがはがれてしまい、パサついてしまうのです。
ただ、どんな時でも154度というのが目安になるわけではありません。髪の水分量との関係も大いに出てきます。
髪の水分量が少なければ少ないほど限界温度の値も下がってくるのです。
髪の毛は一定の時間、高熱にさらされてしまうとキューティクルがダメージを受けてしまい枝毛や切れ毛などが発症しかねません。
高温になってしまう髪の対策
一般的にドライヤーやコテを使用すると温度が200℃前後まで上がることがほとんどでしょう。
つまり長時間、使用してしまうと高熱にさらされるということになります。髪の質を保つためには控えるか短時間にする方が良いでしょう。
アイロンなどを使用したい方のトリートメント法
トリートメントやオイルなどでキューティクルの表面を保護するような状態にしてから使用すると傷みが緩和できるでしょう。
髪を傷めることを最小限に抑えることが必要です。
また、もしこのようなアイテムを使用する時は髪を少し乾かしてから行うようにしましょう。
髪が濡れた状態でヘアアイロンを使用してしまうと髪の水分が急激に蒸発し、髪を傷める可能性が高まります。
ヘアアイロンを使う時は、温度調節が可能なものが多く販売されていますね。限界温度を考慮してみると、150度前後の温度調整して使用するといいでしょう。
それ以上を上げてしまうと、髪の毛に与えるダメージが強くなる可能性が高く、使えば使うほど髪へのダメージがエスカレートしてしまいます。
冷風
他にもドライヤーで髪を乾かす時はドライヤーと髪の毛の間隔を10cmから20cm程度離して使用すると良いでしょう。
そして最後は冷風に切り替えて、髪の毛の熱を冷ますような状態にすることが大切です。
髪が冷たくなったらドライヤーを終了させるのが最適になります。5分程度は冷風で乾かすとキューティクルを保護でき、キューティクルが逆立たない状態になったら終了することがオススメです。
注意することは、前髪や髪の細い部分は、しっかりした太い髪と同じ高温にさらしてしまうと、細い髪は熱伝導が早いため、太い髪に比べると損傷して歪んでしまう可能性が高まります。
熱を使うドライヤーやヘアーアイロンを使用する前に、トリートメントや髪のPHバランスを整えてくれるヘアオイルやヘアスプレーなどで保護ができます。
こういったアイテムは夏場の紫外線からも保護できるため紫外線対策にも有効になります。
ヘアケアは高熱にさらす前の事前対策が重要ということになりますね。
ストレートパーマや縮毛矯正は効果がある?
ツンツン飛び出ているアホ毛を直すために、ストレートパーマや縮毛矯正をする方もいますが、どうなのでしょうか。
パーマや縮毛矯正をかけることで、髪の毛がまっすぐになりますので、同時にアホ毛が起きにくくなりますが、産毛で短い毛の場合は、立っているような状態のアホ毛には効果があまりないのです。
髪の毛がところどころにウネウネしている髪の毛があり、それがたくさんあってアホ毛になっている状態には縮毛矯正やストレートパーマがよく効きますので、まっすぐになります。
ただし、ストレートパーマは髪の毛のもともとのクセをしっかりと伸ばすだけの力はないのです。
パーマを落としたり、全体のボリュームをダウンさせるために使われるパーマがストレートパーマになります。しっかりとアホ毛を直したいのであれば縮毛矯正が効果的ですのでオススメです。
白髪のあほ毛は染めるといい?
ついつい気になる白髪のあほ毛!
短く切ったり抜いたりする人がいるでしょうね。
短くなった白髪は黒髪よりも目立ちやすくなります。
半端に残して目立つよりも、白髪染めで一色にした方がアホ毛も目立ちにくくなりますので、抜くより染めることをオススメします。
あほ毛は抜いちゃダメ⁈
気になるあほ毛ですが、抜きたくなる気持ちも分かります!しかし、あほ毛は抜いてはいけません。
あほ毛は、成長途中の髪の毛か、短くなって立っているだけの毛なのです。
これから太くなる髪の毛かもしれませんし、まだしっかりと生えている髪の毛を無理矢理抜くことは頭皮環境を悪くしてしまう可能性があります。
白髪が気になってすぐ抜くクセのある人は、気づいたら薄毛になっている場合があります。
抜かずにまとめる!これが出来たら一番安全な対策方法になりますね。
まとめ
☆アホ毛対策
・食事と睡眠の見直し
・質良いシャンプー・トリートメントを使用
・正しいシャンプーの仕方やシャンプーの種類
・ドライヤーは根元から乾かし、冷風で整える
・紫外線&摩擦対策をする
☆すでにできてしまったアホ毛の直し方
・分け目を変える
・頭皮ケア
・保湿をする
・「コーム」と「スプレー」「ヘアオイル」
・ヘアワックスを使う
・ストレートパーマをかける
・コテを使う。150度以下の温度
・ウェットヘアにスタイリングする