ヘアケア

女性の炭水化物の取り過ぎは薄毛の傾向に?頭皮に悪影響になる⁈

最近話題が続いている炭水化物ダイエット。その本質には炭水化物に含まれる「糖質」の摂取を制限することになります。

これが髪にどのような影響をもたらすのでしょうか。

髪のためには炭水化物を控える?

髪のために炭水化物を控えた方が良いのかと問われると実は一概には言えないのです。

というのも、皆さんが同じ状況にないため、身体が今どのような状態にあるのかによって答えが変わります。

このダイエットの本質は「糖質」の制限になります。

糖質は活動エネルギーの元となる大切な栄養源になりますが、一日の摂取量はとても大切です。

それは、糖質は唯一脳の活性化に繋がります。

しかし、摂りすぎると肥満を招いてしまい健康を損ないかねません。

炭水化物ダイエットが人気になっているのは、身体に低負担で早く痩せることができる点にあるでしょう。

そのためメタボや肥満、食習慣の不摂生などから来る抜け毛や髪のダメージには、その早い回復をもたらすという点ではいいのではないでしょうか。

肥満気味の方は血管の状態も悪くなっていて、血の巡りも滞りがちになり、さらに頭皮も皮脂過剰になりやすいため、育毛環境はよくありません。

そのため改善する必要があります。

ですから炭水化物を控えて早めに肥満を脱することで育毛環境も良くした方が良いでしょう。

糖化による影響

また糖化といって、過剰な糖を摂り過ぎることで髪のたんぱく質を劣化させて髪質を悪くしてしまう可能性もあります。

糖質を控えると良いのではく、摂りすぎることで糖化のリスクが高まってしまうため、量の調整が必要ということが正しいでしょう。

一方で低栄養状態になることで健康を害する事はもちろんですが、髪の毛の状態も悪化させるのです。

不健康な体内状態の場合、健康な髪の毛が生育されることはないからです。

極端なダイエットで抜け毛が促進されると言えば、低栄養による毛根の生命力の低下によるものが強いです。

これも髪にはよくないですね。

炭水化物を摂らないのではなく「控える度合い」を調整する意識を持つことが肝要になります。

髪にいい食事の仕方

肥満気味でもない健康体の方は、摂り過ぎに注意するだけで、制限する必要はありません。

ダイエットをする場合も極端な炭水化物制限は控えることが必要であり、ご飯やパンを少し減らすといった程度がよろしいでしょう。

低栄養になることで、毛根の生命力を下げないように調整が必要です。

肥満気味の方は、それよりも少しキツメな制限をかけても良いでしょう。

これにより肥満改善のスピードを早めることができるため、頭皮環境も整いやすくなるため、育毛環境の改善が早まります。

ただし、極端な制限は体に負担がかかっています。

糖質は脳を活性させるため、精神的に不安定になることがありますので、うつ病などにも繋がります。

結果として健康を損なう危険もあるということを念頭に抑えておくことが大切になります。

自分の体調や食生活を見直してから進めるようにしてください。

炭水化物は良くないとまったく食べない方もいますね。

確かに食べ過ぎは太ります。それだけ少量でもカロリーがあります。

しかし、ブドウ糖をエネルギーにしている脳は、ブドウ糖がなくなることで集中力が失われてしまう可能性に繋がるのです。

脳は「ブドウ糖」をエネルギーとして働く

脳にとって主なエネルギー源はブドウ糖、つまり糖質=炭水化物になります。

脂質もエネルギーになります。しかし脳ではエネルギーとして使えないですよね。

炭水化物抜きダイエットで糖質を大幅に制限してしまうと、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足してしまうことで、脳がいわゆるガス欠状態となって集中力がなくなり、思考回路が低下します。

これによって無気力になるため、頭が働かなくなってしまう。

ブドウ糖は不足しても「生きる」ことは可能だが…

脳へのエネルギー供給がストップしてしまうと、人は生きられません。

人の脳はブドウ糖をエネルギーとして動いていますが、摂取したブドウ糖がなくなると、肝臓などに貯蔵してあったブドウ糖を使い、それがなくなったとしても、とりあえずは「生命を維持」することは可能なのです。

なぜなら、

1. 脂肪やタンパク質からブドウ糖を作り出せるから。

2. ブドウ糖が枯渇してくると作られる「ケトン体」も脳のエネルギーとして使える。

このように、摂取した糖質がなくなったとしても脳へのエネルギー供給をすることはできるのです。

ただし、これらのエネルギー調達方法は、あくまでも生命を維持するための「奥の手」であります。

私たちが日常生活を送る中で十分なエネルギーを得られるわけではないのです。

お腹が空くことで元気が出ない、頭が働かない、集中力がない、考えがまとまらない…。

こんな経験は誰にでもあると思います。

脳に十分なエネルギーを送ることができれば、こんなことは起こらないのです。

エネルギッシュに活動するためには、「ブドウ糖(炭水化物)」を摂る必要が少なからずあるのです。

1日の摂取量とは?

1日に必要なエネルギー摂取量が2,650kcal。

糖質で摂取すべき量はその50~65%になる1,325~1,590kcalになります。

糖質は1グラムが約4kcal。重さにすると約330~950グラムになります。

つまり健康維持のために糖質制限をするなら、330~950グラムの範囲をオススメします。

米飯の重さはお茶碗1杯で約150グラムです。

米飯を1日に食べる量はお茶碗2杯程度がベストですね。

糖質過多は髪に必要なホルモンも減らす⁈

髪の成長には、タンパク質が大切ですが、それだけではなくビタミンや亜鉛などの成分が必要といわれていますね。

これらの成分を摂り入れるためには、普段からの食事のバランスが大切になります。

現代人は食が欧米化になりつつあるため、バランスが崩れやすくなっている傾向があります。

その他にも過度なダイエットを行うことで栄養のバランスを崩す原因にも繋がります。

最近、ダイエットに良く取り入れられている糖質制限になりますが、ダイエット効果は高いものの制限することでバランスが乱れるため栄養不足になることから、抜け毛や薄毛の原因になってしまうのです。

逆に、糖質の摂りすぎも健康に影響を与えますね。

では実際に糖質過多は、髪や頭皮にとってどのような影響を及ぼすのでしょうか。

糖質過多による髪はどうなる?

糖質が多く含まれているものといえば炭水化物の他に甘いものです。

普段から甘いものを摂り過ぎてしまうと頭皮の皮脂が過剰に分泌してしまうのです。

皮脂の過剰分泌は毛穴を詰まらせる原因になるため、雑菌が繁殖することがあるので注意が必要です。

また、糖質の摂り過ぎは身体の中を流れる血液循環を妨げてしまい、頭皮が固くなり栄養が届かなくなるため糖質過多は薄毛や抜け毛を早める原因に繋がります。

髪に必要なホルモンとは?

ホルモンの分泌量は様々な要因によって変わるのです。

特にホルモンは女性に関しては、妊娠や出産の影響によって増減しやすいため、生活習慣の乱れによっても分泌量が変化するのです。

糖質の摂りすぎは髪に悪影響を与えるだけでなく、ホルモンのバランスを乱す原因にも繋がる可能性があります。

ホルモンを正常にすることは健康な身体を維持するだけでなく、髪の発育にも大きく関係してくるのです。

日頃の生活習慣が重要になるのです。